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2024.11.20 (最終更新日2024.11.20)

金の売却時に税金がかからない方法とは? 少しでも節税できるポイントを解説

一般的に、金を売却する際は税金が発生します。税金についての考え方は、銀やプラチナも同じです。お手持ちの資産を売るなら、なるべく税金を抑えたいと考える人も多いのではないでしょうか。

そこでこの記事では、金売却時に税金がかからない方法はあるのか、少しでも節税するためにはどうしたらよいのかなどを解説します。税額の目安が分かる計算方法も解説するので、貴金属を売却しようと考えている人はぜひ参考にしてみてください。

金の売却時にかかる税金は「譲渡所得」

個人がゴールドバー(インゴット)などの金を売って利益があった場合、税金が発生します。国税庁では「金を売って得た収入は、譲渡所得の対象となる」としており、確定申告が必要です。譲渡所得とは個人が所有する資産を売ることで得る収入のことです。

とはいえ税金が発生するのは、金の売却額の一部に対してです。税金が発生する対象は、金を売って得た収入のうち「購入代金や売るときにかかった経費」と「特別控除として設けられている50万円」を差し引いた金額です。

「個人で売るのだから確定申告をしなければ、バレないよね?」と思う人もいるかもしれません。しかし金が200万円以上の価格になったときは、買取会社が金を売った人の情報や売買を記録した支払調書を税務署に提出するため、バレてしまいます。支払調書には売った人のマイナンバー、名前や住所、売買した金の情報などが記載されます。

支払調書が提出されない金額でも、本来は確定申告が必要なのにしていなかったことが発覚すれば、加算税や遅延税が発生します。反対に、金を売って万が一損失が出た場合は、同じ年に他の譲渡所得があれば、その中で損失分の控除が可能です。

雑所得として扱われる場合

個人が営利目的で金を継続的・定期的に売って収入を得ている場合は、雑所得として扱われます。通常金の現物を売る場合は、前述の通り課税対象となり、給与所得など他の総合課税の対象となる収入と合わせて税額が算出されます。

一方現物ではなく、金貯蓄口座や金投資口座で収入を手に入れたケースは、総合課税ではなく源泉分離課税です。雑所得の項目で金を売って損失が出たときは、同じ年に雑所得があれば、その中で損失分を相殺できます。それ以外の項目では相殺できないので注意しましょう。

事業所得として扱われる場合

金を事業として販売している場合は、事業所得として扱われます。事業所得として扱われるものには、農業・漁業、小売業、サービス業などからの所得があります。この場合は、総収入金額からゴールドバーなどの購入金額や保管代などの必要経費を差し引いた金額が課税対象です。

事業所得の項目で金を売り損失が出たときは、不動産所得・事業所得・譲渡所得・山林所得など他の収入と損益通算が可能です。

金売却時の譲渡所得の計算方法

金売却で税金が発生するとき、金の保有期間によって税額が異なることがあります。ここからは、金売却時の譲渡所得の計算方法を一つずつ解説します。

金の保有期間が5年以内

保有期間が5年以内の金を売って手に入れた収入は「短期譲渡所得」といいます。計算する際は、最初に金を売って手にした利益(金の売却益)を求め、そこから特別控除額を引きます。

  • 金の売却益を求める式
    金の売却金額-(金を購入したときの価格+売却の必要経費)
  • 短期譲渡所得を求める式
    (金の売却益+その他の利益)-特別控除額

「その他の利益」には、金を売った年に土地や株式などを譲渡して得た収入も含まれます。「売却の必要経費」とは、金を売るときに作成した書類や、手数料などのことです。

ここで具体的な数字を入れて計算してみましょう。金1g当たりの買取レートが1万円で200gの金を売ると仮定し、その他の利益が10万円、金を購入したときの価格は100万円、売却の必要経費は10万円として計算してみます。

まずは金の売却益を計算します。

  • 2,000,000-(1,000,000+100,000)=900,000

次に短期譲渡所得を計算します。

  • (900,000+100,000)-500,000=500,000

短期譲渡所得は上記の金額となり、ここに課税されます。

金の保有期間が5年以上

金を5年以上保有してから売った所得は「長期譲渡所得」といいます。計算方法は「{(金の売却益+その他の利益)-特別控除額}×1/2」です。

こちらも金1g当たりの買取レートが1万円で200gの金を売ると仮定し、その他の利益が10万円、金を購入したときの価格は100万円、売却の必要経費は10万円として計算してみます。

まずは金の売却益を計算します。

  • 2,000,000-(1,000,000+100,000)=900,000

次に長期譲渡所得を計算します。

  • {(900,000+100,000)-500,000}×1/2=250,000

長期譲渡所得は上記の金額になります。

なお短期譲渡所得と長期譲渡所得の両方がある場合、特別控除は合わせて50万円までとなり、短期譲渡所得の売却益から優先して控除されます。

金売却で税金がかからない方法はある?

金を売っても課税されない方法はないのか、気になる人もいるのではないでしょうか。実際のところ、税金が発生しないようにするには、金を売って手にした収入を特別控除額以内に収めることしか方法はありません。

売却益50万円以下は課税されない

前述したように、譲渡所得を計算する際は短期でも長期でも控除があるため、売却益を控除額に収めれば、税金がかからないように対策できます。

また同じ金でも、ジュエリーは金地金と同じ扱いにはなりません。ジュエリーは「生活用動産」の売却として扱われるからです。ジュエリーを売る場合、1点の売却額が30万円を超えるものは課税対象となります。

あくまでも1点当たりで考えるため、例えば複数のジュエリーを売っても、1点の売却額がそれぞれ30万円以下であれば非課税です。

金売却で節税するためのポイントや注意点

金はそもそも高額で取引されているため、資産として保有しているゴールドバーなどを売って税金が全くかからないようにするのは難しいです。しかし節税できる可能性はあります。

売却の方法を工夫するなど、節税するためのポイントや注意点は4つです。ここでは金売却で節税するためのポイントや注意点を解説します。

金は5年以上保有して売却する

金売却時の譲渡所得の計算方法の段落で解説したように、金は保有していた期間によって譲渡所得の計算方法が異なります。

そこで早急に現金化したいなど特別な事情がなければ、手に入れてから5年以内には売らないようにすると節税が可能です。

ただし、相続や贈与によって誰かから受け取った金を売るときなど、例外もあります。なぜなら以前の保有者が持っていた「期間」も引き継がれるからです。その金を5年以上前から持っていた人から相続や贈与されたなら、すぐに売っても節税対策ができます。

相続した金を売るのなら、相続税の申告期限(3年以内)に売ると、相続税を取得費として扱えます。

金を購入したときの価格が分かるものを必ず保管する

いくらで金を買ったのか、価格が分かるものを必ず保管しておくことも大切です。金を買うと、いくらで取引されたのかが証明される「計算書」が発行されます。

通常、譲渡所得の売却益を導き出す際は、計算書に記載された金額を用います。しかし計算書がないといくらで買ったのかが分からず、実際の購入価格を用いることができません。そのため購入価格の代わりに売却金額の5%の金額に統一されてしまいます。

例えば100万円で購入した金を200万円で売ったケースで比較してみましょう。売却の必要経費は10万円として計算してみます。

  • 計算書があるケース
    2,000,000-(1,000,000+100,000)=900,000
  • 計算書がないケース
    2,000,000-(2,000,000×5%+100,000)=1,8000,000

計算書があるケースとないケースとでは、大きな差が生じることが分かります。納税額が増えてしまうため、金を購入したら計算書を必ず保管するようにし、譲渡や相続する際にもセットで譲渡するようにしましょう。

何年かに分けて売却する

急ぐ必要がない場合は、同じ年に一気に金を売るのではなく、何年かに分けて売るのも一つの方法です。税金は一年ごとの収入から計算されるため、何年かに分割して売却すれば、納税金額も減らせる可能性があるからです。

ただし金の価格は日々変動しているため、毎年同じ金額で売れるとは限りません。次の年は売却価格が上がっているかもしれませんし、反対に下がっている可能性もある点には注意が必要です。

貴金属専門店のホームページなどに記載されている取引価格を小まめにチェックして、価格が上がったタイミングに売却しましょう。

金を小分けにして現金化する

金を小分けにして現金化する方法もあります。近年金は高騰を続けており、2024年6月12日時点で、純金1g当たりの買取価格は1万2,000円を超えています。例えば200gの金を売ったら、250万円以上になるということです。

そこで利益が特別控除額の50万円以内になるよう小分けにして現金化すれば、支払うべき税金は発生しないため節税できます。

手持ちのゴールドバーなどを小分けにする際は、認定工場で精錬分割加工をしてもらうのがおすすめです。自分で分割してしまうと、価値が下がることや買取してもらえないことがあるからです。手数料はかかりますが、専門的なところで加工してもらった方が安心して取引できます。
加工してもらうまでは数週間程度かかることもあるため、ゆとりを持って依頼しましょう。

金投資にかかる税金を少しでも減らそう

金売却で税金がかからないようにするためには、いくつかの方法があります。課税金額は金を保有している期間によっても異なることがあるため、売る前に手持ちの金製品について実際に計算して確かめてみましょう。

ロデオドライブでは、ブランド品やジュエリー買取だけでなく、金買取も行っています。ゴールドバーはもちろん、さまざまな金製品の買取も可能です。金ジュエリーの場合は、壊れていても汚れていても1gから買取します。金に精通したスタッフが丁寧に査定しますので、安心してお任せください。

無料LINE査定宅配買取も行っているので、お気軽にお問い合わせください。

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