ソブリン金貨とは?歴史や種類、価値などを徹底解説!-ブランド買取なら高価買取の「ロデオドライブ」へ

宅配買取全国対応

03-5784-1121

【受付時間】11:00~19:00

無料LINE査定実施中!

COLUMN

2024.04.02 (最終更新日2024.04.02)

ソブリン金貨とは?歴史や種類、価値などを徹底解説!

18世紀からイギリスの通貨として流通し始めたソブリン金貨は、2023年12月現在も地金型金貨としての発行が続いています。金相場が高騰している昨今、ソブリン金貨は金投資を検討している人からも注目されている金貨の一つです。

この記事ではソブリン金貨の特徴や種類に加え、金貨の価値や売却の方法などを徹底的に解説していきます。ぜひ参考にしてください。

ソブリン金貨とは?

ソブリン金貨はイギリスの1ポンド金貨のことで、1489年から何度かの鋳造中止を経て現在も発行されている歴史の長い法定貨幣です。

かつてイギリスは国際社会の中で最も大きな力を持つ国でした。そのため1929年の世界恐慌でイギリス経済が疲弊するまで、このソブリン金貨が国際通貨としての役割を担っていました。

現在では地金型金貨として毎年発行されており、金投資に興味がある人から人気を集めています。

ソブリン(Sovereign)とは君主という意味

ソブリン金貨の「ソブリン」は、英語の君主や国王などを意味する「Sovereign」のことを指しています。1489年に発行された20シリング(1ポンド)金貨に当時のイギリスの国王ヘンリー7世が描かれたことから、ソブリン金貨と名付けられました。
したがって、ソブリン金貨は、表にはイギリスの国王、裏にはセントジョージが竜を退治している図案が描かれていることがほとんどです。

また、ソブリン金貨はカナダやオーストラリアのようなイギリス本土以外の国々でも発行されており、イギリスのものとは異なるソブリン金貨も存在します。

現在では地金型金貨として製造されている

後述しますが、ソブリン金貨は長い歴史を持つ金貨です。そのうち1974年から現在までに発行されているソブリン金貨は、地金型金貨として認識されています。地金型金貨とは金地金の時価相当分に、付加価値(プレミアム)を加えた金額で売買される金貨のことで、主に投資用に購入されています。

現在世界的に有名な地金型金貨として、メイプルリーフ金貨(カナダ)、カンガルー金貨(オーストラリア)、ウイーン金貨(オーストリア)などがあります。1974年以降のソブリン金貨はこれらの金貨よりも金の純度が低いものの、金としての価値があり、金相場の高騰が続く現在注目されています。

ソブリン金貨の歴史

長い歴史を持つソブリン金貨は主に

  • 旧ソブリン金貨
  • 新ソブリン金貨
  • 地金型ソブリン金貨
  • の3種類に分けられています。

旧ソブリン金貨は1489年、ヘンリー7世の時代に発行された最も古いソブリン金貨を指します。その後長く鋳造されていましたが、1604年を最後にいったん鋳造が停止されました。
その後1816年の貨幣法にてイギリスが金本位制を採用したことで、翌1817年からソブリン金貨の鋳造が再開されます。この時期のソブリン金貨を一般的に新ソブリン金貨と呼びます。

しかし、1920年代の終わりに世界恐慌が始まり、金の国外流失を恐れたイギリス政府は再び通貨としてのソブリン金貨の鋳造を中止します。その後のソブリン金貨は記念通貨としての位置づけで発行されていくことになります。

1974年以降からは、ソブリン金貨は地金型金貨として発行されるようになります。このソブリン金貨は一般的に地金型ソブリン金貨と呼ばれ、現在も鋳造が続けられています。

ソブリン金貨の種類(額面・重さ・直径)

    現在流通している地金型のソブリン金貨の種類は5ポンド、2ポンド、1ポンド、1/2ポンドの4つで、額面・重さ・直径はそれぞれ異なります。

  • ソブリン金貨 5ポンド
    1ソブリン金貨ので最も大きいサイズの金貨で、重量39.9g・直径36.2mmです。

  • ソブリン金貨 2ポンド
    1ソブリン金貨の中で2番目に大きいサイズの金貨で、重量15.9g・直径29.3mmです。

  • ソブリン金貨
    1ポンド標準サイズのソブリン金貨で、重量7.9g・直径22.2mmです。この1ポンドはソブリン金貨のベースになった額面で、1817年の新ソブリン制定時から規格が変わっていません。

  • ソブリン金貨 1/2ポンド
    1最小サイズのソブリン金貨で、重量3.9g・直径19.3mmです。1ポンドあたり20シリングであることから、半分の「10シリング」とも呼ばれます。

 

ソブリン金貨の価値とは

ソブリン金貨の価値は「金としての価値」と「骨董的な価値」の2種類に分けられます。

1489年から17世紀初頭まで発行された旧ソブリン金貨は骨董的な価値を持ちます。1枚1枚職人たちの手によってハンマー打ちで発行されたものも多く、保存状態によっては数千万円程度で取引されることもあります。

一方1817年から鋳造が再開された新ソブリン金貨は、発行枚数が多いためそれほど骨董的価値はありませんが、発行枚数が少ないなど年代によっては高値が付くこともあるでしょう。1974年から現在まで鋳造されている地金型ソブリン金貨は、金相場に連動した価値(金としての価値)を持っています。

この「金としての価値」と「骨董的価値」とは具体的にはどのようなものなのでしょうか。以下で解説します。

金としての価値

金でできているソブリン金貨には、当然金としての価値があります。新ソブリン金貨と地金型ソブリン金貨の多くには骨董的価値はありません。したがって、新ソブリン金貨や地金型ソブリン金貨の価値は、ほぼ金相場に連動しています。

金価格は毎日1gあたりの価格が発表されているため、保有しているソブリン金貨の種類(重量)さえ把握できればすぐにその価値を算出できます。金相場が今後も高騰すれば、ソブリン金貨の価値がますます上がっていく可能性もあるでしょう。

ただし、ソブリン金貨は純度91.7%で、22金に分類されます。純度のみでみれば、ソブリン金貨はメイプルリーフ金貨などのような主要な地金型金貨と比較すると純度は低めです。そのため、金の純度を重視して金投資用の地金型金貨を検討している場合には、メイプルリーフ金貨やカンガルー金貨、ウイーン金貨の方がおすすめです。

骨董的(アンティーク)価値

1489年から発行された旧ソブリン金貨は、その歴史の長さから骨董的なプレミアム価値が付くものもあります。コインとしては収集型金貨だといえるでしょう。特にさまざまな時代背景から極端に発行枚数が少なかったものは、高いプレミア価値が付く傾向にあります。

ただし、新ソブリン金貨や地金型金貨の骨董的価値がゼロかというとそうではありません。次の段落で解説しますが、年代によってはプレミアム価格が付くこともあります。それだけ長い歴史があり、世界中で注目されているのがソブリン金貨というわけです。

プレミアムのついた新・地金型ソブリン金貨

先述したように、ソブリン金貨は旧ソブリン金貨以外にも例外的にプレミアム価格が付くケースがあります。以下で具体例を紹介します。

  • 1819年・1828年・1917年
    上記の年に発行されたソブリン金貨は特に発行枚数が少なく、希少価値があるといわれています。ソブリン金貨は当時イギリス領だったさまざまな国で発行されています。そのため、発行年に加えて特に発行枚数が少なかった国のソブリン金貨は人気が高く、高価で取引される傾向です。
  • 1974年
    地金型金貨として発行された第一弾のソブリン金貨も、記念硬貨としての側面を持ち価値が高いといわれています。
  • 1982年
    1982年に発行されたソブリン金貨もプレミアム価値があるといわれています。こちらは1980年から数年間鋳造されたプルーフ貨幣の一つで、とくに1982年は発行枚数が2,500枚と極端に少ないためプレミアム価値がついています。

ソブリン金貨は偽物が多い?

世界中で人気のソブリン金貨は偽物が多く出回っていることでも知られ、特に希少性の高い金貨ほど偽物が多い傾向にあります。素人目には判断がつきにくいため、まずは金貨の買取実績が豊富な会社に鑑定してもらい、本物のソブリン金貨かどうかを確認することが大切です。

コインを集めている人にとって、偽物の存在は怖いものです。しかし、ソブリン金貨はそれだけ価値のある金貨であるともいえます。希少価値のあるソブリン金貨を購入する場合は、お目当ての金貨の特徴などをよく調べるとともに、信頼できる古銭販売店を選びましょう。

ソブリン金貨を高く売却するには?

金貨の売却は買取会社によって提示価格に大きな差が生まれます。会社によって得意とするジャンルがあるため、売却したい金貨の扱いに長けた会社に査定を依頼することが、高額査定を引き出すコツです。

プレミアム価値があるソブリン金貨に関しては、コインの価値が分かる買取会社を選び査定してもらいましょう。買取価格はもちろん、店舗の対応などからご自身が納得のいく店舗で売却するのもよいでしょう。

また、それ以外のソブリン金貨は金相場を確認し、高騰したタイミングで売却しましょう。金貨の買取価格は日々変動します。きちんと相場を把握していないと、買取会社で提示された査定額が正しいのかどうか判断できず、場合によっては相場よりも低い金額で売却してしまう可能性もあります。

金相場は金の専門会社のウェブサイトなどで公表されています。直近の相場の推移が分かるグラフなどもあるので、売却時には活用してみるとよいでしょう。

注目されるソブリン金貨

ソブリン金貨は、長く流通している歴史的な金貨の一つです。骨董的価値を持つ旧ソブリン金貨は希少価値が高いことから偽物も多く出回っているため、注意が必要です。比較的最近発行されたソブリン金貨は金としての価値があるため、売却を検討している人は金相場に注目しましょう。

ロデオドライブでは、さまざまなブランド品から、金・プラチナ製品まで幅広く買取しています。金・プラチナの買取に関しても精通した知識を持つバイヤーが対応します。事前予約不要で直接店頭で相談しながら売却できるので、初めて金貨を売却する人も安心して取引できるでしょう。宅配買取出張買取なども行っているので、気軽にお問い合わせください。

ロデオドライブの金・プラチナ買取実績はこちら

簡単査定で買取価格をチェック

ブランド買取が初めての方におすすめ



今月のキャンペーン