COLUMNコラム
ロレックスの価値を維持する保管方法を解説! NGな保管場所やメンテナンスも紹介

ロレックスは、高級感があり実用性に優れた時計を製造・販売する高級腕時計ブランドです。ロレックスの時計は資産価値も高く、長きに渡って多くの人々に愛され続けています。
ロレックスの価値を保って所有し続けるには、適切な方法で保管することが大切です。ロレックスを所有している人や購入を考えている人は、保管やお手入れの方法について理解を深めておきましょう。
今回は、ロレックスの正しい保管方法や保管時の注意点を詳しく解説します。自分でできるメンテナンス方法も紹介するため、ぜひ参考にしてください。
目次
ロレックスの保管方法が重要な理由
ロレックスを適切な方法で保管すると、良い状態のまま長く使い続けられます。いずれ売却する可能性がある場合は、保管方法によって価値が大きく変わることを理解しておきましょう。
ロレックスは耐久性に優れており精度も高いことから、定期的にメンテナンスをすれば一生ものといわれています。しかし、普段の使い方や保管方法が悪ければ劣化や故障の原因となります。一生もののはずが、時計の寿命を縮めてしまう可能性もあるでしょう。
ロレックス本来の美しさや機能性を維持するには、正しい保管と普段のお手入れ、さらに定期的なメンテナンスを心掛けることが必要です。
ロレックスの価値を保つ保管方法

ロレックスの正しい保管方法は、次の通りです。
- 専用の箱にしまって保存する
- 定期的にリューズを巻く
- 汚れを落としてからしまう
ここでは、ロレックスを長くきれいな状態に保つための保管方法を詳しく解説します。
専用の箱にしまって保管する
ロレックスの保管は、専用の箱に入れてしまっておくのがおすすめです。購入時に付属していた専用の箱は、時計の形に合わせて作られているため保管に適しています。
専用の箱に入れずに保管すると、時計の裏蓋に留め具やブレスレット部分が当たって傷が付きやすくなります。また、他の時計やアクセサリーと同じ箱で保管すると、ぶつかり合って時計の表面に傷が付くこともあるため、専用の箱に入れて保管しましょう。
専用の箱がない場合は、コレクションボックスやウォッチボックスなど腕時計用のケースを使用します。
将来的に売却する可能性があれば、購入時の付属品や保証書、領収書、値札なども一緒に保管しておきましょう。売却時に高価買取をしてもらえる可能性が高くなります。
定期的にリューズを巻く
ロレックスを日常的に使わずに長期保管する場合は、定期的にリューズを巻きましょう。リューズとは、時刻や日付を調節する役割があるネジ状の突起です。
長期間に渡ってリューズを巻かずにいると、時計内部のオイルが固まり、リューズを動かせなくなる恐れがあります。リューズ部分には皮脂汚れがたまりやすく、汚れが付着した状態で長期間放置すると、さびの原因になりかねません。
リューズを巻く頻度は数日おき、回数は時計回りに約20回が理想です。時計内部のオイルが固まるのを防ぐことで、部品の劣化を防ぎやすくなります。
汚れを落としてからしまう
ロレックスを保管する前には、腐食やさびが起こらないよう、必ず汚れや皮脂を落としておきましょう。
ロレックスは防水性能を備えているため、水洗いできるモデルもあります。しばらく使わない場合や汚れが気になる場合は、モデルによっては水洗いしてから保管することも可能です。
しかし、強い水圧での水洗いや研磨剤入りの洗剤の使用は避けましょう。ダメージを与えないように、中性洗剤と柔らかな布や歯ブラシなどを使って優しく汚れを落とすのがおすすめです。
また、全てのロレックスが水洗いに対応しているわけではありません。水洗い厳禁のロレックスや防水性能が低下したアンティークものは、水洗いすると故障や劣化の原因になるため、取り扱いに注意しましょう。
ロレックスの保管における注意点
保管する場所によっては、ロレックスの品質が損なわれるため注意が必要です。
以下の場所は、ロレックスの保管に不向きです。
- 直射日光・湿度の高い場所
- 落下しやすい場所
- 磁気を発する製品の近く
- タンス・クローゼットの中
ここからは、ロレックスの保管における注意点を詳しく解説します。
直射日光・湿度の高い場所は避ける
ロレックスを保管する場合は、直射日光が当たる場所や湿度の高い場所は避けましょう。
直射日光が当たる場所は、紫外線によるダメージを受けやすく劣化の原因になります。時計の文字盤が日焼けで変色したり、皮ベルトが乾燥して褐色化やひび割れが起こったりするため注意が必要です。
湿度が高い場所でロレックスを保管すると、さびやカビが発生しやすくなります。金属部分のさびや文字盤・皮ベルトなどのカビを防ぐためにも、湿度が高い場所や結露が起こりやすい場所は避けて保管しましょう。時計が一気に冷えることで、結露して内部に水が入り込むこともあります。
また保管する場所の室温にも気を配りましょう。金属は外気温の変化で膨張や収縮を繰り返す性質があるため、温度差が大き過ぎると精度が低下する恐れがあります。5〜35度程度に保たれていて、急激な気温差が起こらない場所で保管するのがおすすめです。
落下しやすい場所での保管は避ける
耐久性に強いロレックスでも、高い場所や不安定な場所から落下するとダメージを受ける可能性があります。
落下の衝撃で表面に傷が付いたり部品が欠けたりすれば、修理に費用がかかります。見た目に傷や不具合が見られなくても、内部で故障が起こっている場合もあるでしょう。
文字盤のガラス部分のひびや破損、内部の故障はオーバーホールが必要です。オーバーホールになると、修理費用は3万〜10万円程度と高額になります。ロレックスの品質を保つためにも、落下の心配が少ない安定した場所で保管しましょう。
磁気を発する製品の近くは避ける
ロレックスはデリケートな精密機器であるため、磁気の影響を受けると正確に動かなくなる恐れがあります。そのため、磁気を発する製品からは遠ざけて保管しましょう。
磁気を発する製品の具体例は、次の通りです。
- テレビ
- 電子レンジ
- パソコン
- スマートフォン
- スピーカー
磁気によって受けるダメージは、時計の種類によって異なります。
種類 | 磁気によって受けるダメージ |
機械式腕時計 | 内部部品が磁化して時間の「遅れ」「進み」「止まり」が起こる |
クォーツ式腕時計 | ステッピングモーターが誤作動して時間のずれが起こる |
機械式腕時計の場合、磁化した部品から磁力を取り除くための修理が必要です。クォーツ式腕時計の場合は、磁気から離した状態で正しい時刻に設定すれば元に戻ります。
ロレックスの保管は、磁気を発する製品から約10cm離れた場所で行うのが理想です。最低でも5cmは離しましょう。
タンス・クローゼットの中は避ける
タンスやクローゼットは、「高さがある」「不安定」「空気が循環しにくく湿気がたまりやすい」など、ロレックスの保管に不向きな条件がそろっている場合があります。タンスやクローゼットは開閉の度にほこりが立ちやすく、故障やさびの原因になることもあります。
衣類の防虫剤として樟脳(しょうのう)を使っている場合は、特に注意が必要です。樟脳に含まれる成分は、ブレスレットや文字盤を変色させる可能性があるため、近くで保管するのは避けた方が良いでしょう。
ロレックスの品質を保つためにも、タンスやクローゼット以外の場所で保管するのがおすすめです。
自分でできるロレックスのメンテナンス方法

ロレックスを普段使いする場合も長期保管する場合も、小まめにメンテナンスをしておくと時計の価値を保ちやすくなります。
以下では、自分でできるロレックスのメンテナンス方法を紹介します。
ロレックスを洗浄する
前述の通り、水洗いに対応しているタイプであれば、自分で洗浄することも可能です。洗浄するタイミングは、しばらく使う予定がないときや汚れが気になるときなどがおすすめです。
ロレックスの洗浄は、以下の手順で行います。
- リューズに緩みがないかを確認する
- 弱めの水流でリューズ部分を避けながら水洗いをする
- 柔らかい歯ブラシに薄めた中性洗剤を付けて全体をブラッシングする
- 洗剤成分が残らないように弱めの水流で丁寧に洗い流す
リューズに緩みがあると内部に水が入ってしまうため、ケースにしっかりとねじ込まれているかを確認してから洗浄を始めましょう。
ロレックスの洗浄は、変形や劣化を防ぐためにお湯ではなく水を使います。洗剤成分が残らないように、少量の中性洗剤を薄めて使うのがポイントです。洗い終わったら、柔らかい布で時計全体の水分を優しく拭き取り、風通しの良い場所でしっかり乾燥させます。
ただし、ロレックスを水洗いすることに抵抗がある場合は、メガネ拭きなど柔らかい布で汗や汚れを落としましょう。
電池が切れたら交換する
クォーツ式のロレックスは、電池が切れたら正規店や腕時計修理専門店に交換を依頼しましょう。普段使いしている場合は、電池切れに気付いたタイミングで早めに交換します。長期間使う予定がない場合は、電池を外した状態で保管するのがおすすめです。
電池が切れた状態で放置すると、電池から液漏れが起こる可能性があります。漏れた液が文字盤や針に付着すると、故障やさびの原因となるため注意しましょう。
正規店や腕時計修理専門店以外にも時計の電池交換を行う店舗は数多くありますが、ロレックスには対応していないケースもあるため、事前に確認が必要です。破損や故障が起こるリスクを避けるために、信頼できるプロに依頼しましょう。
定期的にオーバーホールを行う
ロレックスの価値を維持するには、定期的なオーバーホールを行うことも大切です。
ロレックスのオーバーホールとは、時計を分解して洗浄や部品の交換を行うことを意味します。ロレックスは精密機器であるため、小さな不具合でも正常に動作しなくなることがあります。オーバーホールの主な目的は、内部に入り込んだ埃や汚れを落とし、必要な修理を行い正常な状態に保つことです。
ロレックスのオーバーホールの推奨頻度は、3年〜5年に1回です。ただし、状態やモデルによっては、推奨頻度が異なる場合もあります。
ロレックスのオーバーホールは、正規店や腕時計修理専門店で対応しています。依頼先によって修理期間や金額、メリットや注意点が異なるため、事前に確認しておきましょう。
ロレックスの価値を保つために、正しく保管しよう
ロレックスの美しさや価値を保つには、専用の箱にしまったり定期的にリューズを巻いたり正しい方法で保管することが大切です。電池交換や定期的なオーバーホールなど、小まめにメンテナンスも忘れずに行いましょう。
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