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COLUMN

2021.10.15 (最終更新日2022.06.14)

オメガのムーンウォッチとは?その特徴と新作・名作モデルも紹介

オメガのスピードマスタープロフェッショナルシリーズは、時計ファンから「ムーンウォッチ」の名で呼ばれ、親しまれています。

この記事ではそのように呼ばれるようになった経緯や、ムーンウォッチの特徴について解説していきます。また、新作モデルや過去の名作についても紹介するので、時計選びの参考にしてください。

オメガのムーンウォッチとは?

オメガのムーンウォッチは時計愛好家の間では知られた存在ですが、実は正式名称ではありません。ムーンウォッチとはスピードマスターのうち、基幹モデルであるプロフェッショナルシリーズのことを指します。
スピードマスターはダイバーズウォッチのシーマスター、鉄道関係者向けに作られたレイルマスターとならんでマスター3部作と呼ばれているコレクションです。1957年に発売されて以来、60年以上時計ファンに愛されてきました。

現代ではレイルマスターはシーマスターに統合されたものの、スピードマスターはスピードマスタープロフェッショナルとして、当時のスペックを継承した現行モデルが販売されています。この記事ではムーンウォッチとして有名なスピードマスタープロフェッショナルを紹介しています、ぜひ購入の際の参考にしてください。

ムーンウォッチの歴史

オメガのコレクションのひとつであるスピードマスターがムーンウォッチと呼ばれるようになったのは、その名のとおり人類史上初めて宇宙、そして月に行った時計だからです。

アメリカは1950年代後半から宇宙開発を進め、1962年にはNASAが初めての有人宇宙飛行(マーキュリー計画)を成功させます。そのとき、宇宙船に搭乗していたウォルター・シラーが個人的に着用していたのが、オメガのRef.2998でした。

その後、1969年にはアポロ11号によって人類史上初の月面着陸が果たされます。乗船していたニール・アームストロング船長以下、船員たちが着用していたのもオメガ製の腕時計(スピードマスター)でした。具体的には、アームストロングが「Ref.105.012」、マイケル・コリンズが「Ref.145.012」を身に着けていたことが分かっています。

アポロ計画にはオメガのスピードマスター以外にも、さまざまな腕時計が候補にありました。しかし、NASAが実施する厳しいテストに合格し、公式腕時計として選ばれたのはスピードマスターだったのです。

正確さで乗組員を救う

その素晴らしい精度は月面着陸を果たした翌年の1970年に、宇宙船の乗組員の命を救うことにもなりました。それは、1970年に打ち上げられたアポロ13号に起きた酸素タンク爆発事故からの生還です。打ち上げから2日後に起きた爆発事故によって、アポロ13号は最小限の電気と燃料で地球に帰還する必要がありました。

地球へ帰還するためには、14秒間だけエンジンを噴射し宇宙船が進む方向を軌道修正しなければいけませんが、電源不足のためにコンピューターを動かすことはできません。そのため、搭乗員たちは身に着けていたスピードマスターで正確に14秒を計測し、見事にそのミッションをこなしました。
1秒でも誤差があれば地球へ帰還することが困難になるミッションの成功に貢献したオメガは、その精度の高さを改めて証明するとともに、大きな名声を手にしたのです。

宇宙に行くのは2thモデルから

先述のようにスピードマスターにはロマンあふれる歴史がありますが、初めて宇宙に行ったのは初代モデルではありません。レマニア社製のCal.321が搭載された初代モデルは、シーマスターやレイルマスターと同じ1957年にモータースポーツ用の時計として発売されており、現代では中古市場でもあまり取引されることのない幻の逸品となっています。

1962年にウォルター・シラーが着用し初めて宇宙へ行ったRef.2998は、その後に開発された2thモデルです。初代ムーンウォッチともいえるスピードマスターの2thモデルはデザイン面で高い評価を受け、その後に続く歴史においてデザインのベースとなります。

ムーンウォッチの特徴

ムーンウォッチは高級腕時計の中でも非常に知名度が高く、多くのファンがいる時計ですが、具体的にはどのような特徴があるのでしょうか。そこで、ここからは人気を得ている理由について詳しく紹介していきます。

人類初の月面着陸時に着用

ムーンウォッチがこれほどまでに多くの人に知られているのは、やはり人類初の月面着陸時に着用されていた影響が大きいでしょう。詳しくは以下で紹介しますが、宇宙に行った時計ならではのギミックが至るところに隠されている点もムーンウォッチならではの特徴だといえます。

月面着陸は当時全人類の夢ともいえるような一大プロジェクトでした。その成功を支えた時計と同じモデルを着用することで得られる満足感は、他のコレクションでは決して味わえません。ムーンウォッチはそれ自体が持つロマンあふれるストーリーが付加価値となり、大きな魅力となっています。

手巻きムーブメントへのこだわり

ムーンウォッチの大きな特徴の1つが、手巻きムーブメントを採用していることです。初めて月に行ったムーンウォッチは、無重力空間でも正常に稼働する手巻き式のムーブメントでした。

当時、自動巻ムーブメントも存在しましたが、 自動巻の腕時計は無重力空間でローターが正常に稼働しなくなる恐れがあるため、あえて 手巻き式が選ばれたという経緯があります。

現行モデルのスピードマスタープロフェッショナルもそうした当時のスペックをしっかり継承して手巻きムーブメントが採用されており、そうした点もコレクターの関心を引く理由の1つになっています。

風防はあえてのプラスチック製

ムーンウォッチがNASAから認定を受けた理由の一つは、風防がヘサライトガラス(硬化プラスチック)製だったことだといわれています。 なぜかというと、もし宇宙船の中でガラス製の風防が割れてしまった場合、その破片が無重力空間に飛び散って 非常に危険だからです。

なお、後述する2021年新作のムーンウォッチには、風防をヘサライトガラスとサファイアクリスタルのどちらにするか選択できるモデルもあります。オリジナルモデルと同じ素材を身に着けたい人は、暖かみを感じられるヘサライトガラス、現代的で洗練されたデザインを選びたい人はサファイアクリスタルを選ぶとよいでしょう。

伝統的なデザインと最新鋭のムーブメント

実はムーンウォッチは、初めて宇宙に行ったモデル(スピードマスター2thモデル)からデザインが大きく変わっていないコレクションとしても知られています。これはマイナーチェンジを繰り返しながら長年にわたって発売されることの多い有名コレクションとしては珍しい仕様です。

ただし、時計を動かすムーブメントには最新鋭のものが使われており、伝統的なデザインでありながら優れた機能性を持つコレクションとして高い評価を受けています。

入手しやすい価格と豊富なバリエーション

スピードマスターにはデザインや機能面で非常に多くのバリエーションがあります。一般的に有名コレクションになればなるほど他の人と被りやすくなりがちですが、バリエーションが多ければそのような気まずい状況が起こりにくいといえます。

また、たくさんのラインアップがある分、スイス製の高級ブランドでありながら比較的手に入れやすい価格帯で売られているモデルがある点もメリットです。並行輸入品の中には2021年9月時点で50万円台から購入できるアイテムもあり、高級時計を初めて買う人でも手を出しやすい点は魅力だといえます。

ムーンウォッチ、2021年新作は?

ムーンウォッチはその唯一無二のストーリーと、オメガの誇る高い技術力やデザイン性によって、多くのユーザーを魅了してきた時計です。そんなムーンウォッチは発売から60年以上が経過した2021年になってなお、新作が発売されています。そこで、ここからは新作として発売された3つのアイテムの特徴について紹介していきます。

スピードマスター プロフェッショナル クロノグラフ(Ref.310.30.42.50.01.001)

もともとはレーシングモデルであったスピードマスターらしい伝統のタキメーターが搭載されているのはもちろん、ダイアルとクロノグラフにも初代と同じくステップダイヤルが採用されています。そうしたこれまでのムーンウォッチのよい部分を取り入れつつ、インダイヤルと周辺部に段差をつけて視認性を大幅に向上させるなど新たな工夫が施されている点も特徴です。

また、13.18mmと旧モデルに比べて若干薄くなったケース厚と、ブレスレットの変更により前作までに比べて全重量で20gも軽量化に成功している点も大きな特徴です。ブレスレットはこれまでに比べてひとコマあたりの幅を小さくした5連ブレスレットに変更されました。それに伴いクラスプ(留め具)のサイズも変わったほか、デザインもストライプ装飾とロゴマークだけのシンプルなものになりました。

同型でナイロンストラップが採用されたモデル(Ref.310.32.42.50.01.001)もあるので、好みに合わせて購入を検討するとよいでしょう。

スピードマスター プロフェッショナル マスター クロノメーター(Ref.310.30.42.50.01.002)

ブレスレットに美しいポリッシュ仕上げとマットな風合いを醸し出すブラッシュ仕上げの双方を取り入れた新作モデルです。アーチ形リンク5つで1列を構成したブレスレットは、異なる輝きを放つ2つの仕上げが見事に調和しています。

また、フロントとケースバックにはサファイアクリスタルガラスが採用されている点も特徴です。ケースバックからはオメガが誇る自社製ムーブメントのCal.3861の動きを存分に眺められるように配慮されています。

クールな印象を与えるブラックの文字盤と特徴のある輝きを放つブレスレットの相性がとてもよいアイテムなので、大人のカッコよさを感じられるアイテムを探している人におすすめです。

スピードマスタープロフェッショナル マスター クロノメーター(Ref.310.60.42.50.01.001)

2021年に発売された新作の中でも、身に着けることで一層ゴージャス感をアピールできるモデルです。ケースやブレスレットに使用しているのは、75%以上のゴールドと銅やパラジウムを混ぜたK18セドナゴールドという合金です。赤みを帯びた独特のカラーは、長期間使用しても色あせることなく輝き続けます。

ムーブメントはマスタークロノメーターを取得しているCal.3861で、9時位置にあるスモールセコンドなど、機能面でもほかの新作に劣ることはありません。エレガントなムーンウォッチが欲しいという人に向いているアイテムです。

過去のムーンウォッチの名作を紹介

ムーンウォッチはその60年以上の歴史の中で数々の名作が生み出されており、それらは中古市場で高く評価されています。せっかくムーンウォッチに興味を持ったなら、過去の名作についても知っておきましょう。

スピードマスター ムーンウォッチ クロノグラフ (Ref.311.32.40.30.02.001)

オメガ製の時計が初めて宇宙に行った際の飛行士であったウォルター・シラーが身に着けていたモデル(1959年に発表されたスピードマスターの第2世代にあたるCK2998)を復刻したアイテムです。当然のことながら第2世代から変更されたアルファ針もしっかりと再現されています。

名前にプロフェッショナルの文字は冠されていませんが、2018年に発売されたムーンウォッチである点に変わりはありません。ムーブメントにはスピードマスタープロフェッショナルでも使用されている手巻き式クロノグラフのCal.1861が搭載されているので、実用性も十分なアイテムとして人気です。(※こちらはCK2998の型番にちなみ世界2998本限定モデルなため、現在では生産を終了しています)

スピードマスター プロフェッショナル(Ref.3570.50)

こちらは1つ目に紹介したモデル(スピードマスター プロフェッショナル Ref.311.30.42.30.01.005)の1つ前に当たる第6世代のモデルです。1997年に発売されていますが、その後17年間も変わることなく定番モデルとして愛されていました。最も大きな特徴は、このモデルから手巻き式のCal.1861とシースルーバックが採用された点です。

それまでムーンウォッチは、宇宙に行くときの耐久性を考慮してシースルーバックを採用していませんでした。しかし、サファイアクリスタルガラスの加工技術が進歩したことによってオメガはこのモデルからシースルーバックの採用に踏み切りました。

Ref.3570.50は現在生産を終了していますが、17年間も定番アイテムとして君臨してきたことから分かるように中古市場での人気も非常に高いアイテムです。実際に2013年から2014年にかけて相場が急上昇した時期もあるので、購入を検討する際は価格をよくチェックしてからにしましょう。

ムーンウォッチで宇宙のロマンを感じよう

ムーンウォッチはスピードマスタープロフェッショナルの通称で、初めて月に行ったモデルとして話題になったことからその名を呼ばれるようになりました。伝統的なデザイン性や優れた機能性はもちろん、そうした伝説的なエピソードも付加価値を高める要因となっています。中古市場でも高値で取引されることがあるので、ご自宅に眠っているムーンウォッチがある方は査定に出してみてはいかがでしょうか。

もしオメガの売却を考えているなら、一度査定に出してみてはいかがでしょうか。ロデオドライブではムーンウォッチも含むスピードマスターの買取強化を行っています。
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