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COLUMN

2022.10.17 (最終更新日2022.10.17)

リシャールミルの2022新作は日本をリスペクト?ブランドの歴史や価格が高い理由についても解説!

パテックフィリップやオーデマピゲなど、世界には高級時計を販売する腕時計ブランドがいくつもあります。本記事で注目するのは「リシャールミル」。

リシャールミルは高級腕時計を扱うブランドとしては歴史が浅いものの、瞬く間に世界中のセレブから愛されるブランドとなりました。本記事ではブランドの歴史や、リシャールミルの腕時計の価格が高い理由などを解説します。

リシャールミルとは?

リシャールミルは、数多くの有名時計ブランドが名を連ねるスイスのジュラ州に本社を置く高級腕時計ブランドです。2001年にフランス人のリシャールミルがブランドを設立しました。彼はモーブッサンをはじめとする、いくつもの高級ブランドにたずさわってきた人物です。

「腕時計のF1」をコンセプトとしたリシャールミルの腕時計は、特別な部品を多数使用していることから、驚くほど高価なものばかりです。その価格は1,000万円、2,000万円は当たり前、高級なものだと1億円以上もします。

スイスの高級腕時計ブランドの中でも、これほど高額なところはなかなかありません。しかし、世界中のセレブから支持され、モデルによってはあっという間に完売するなど人気を集めています。

リシャールミルの歴史

リシャールミルの歴史は、他のスイス時計ブランドと比べて意外と浅く、2001年に始まります。ブランド初の腕時計は、バーゼルワールド2001で発表した「RM 001」です。
美しいラインを描くトノー型のケースと、トゥールビヨンが鑑賞できるスケルトン仕様の文字盤が特徴的なデザインでした。貴金属や貴石は使用されていないにもかかわらず、1,900万円という強気の価格設定が注目を浴び、ファーストロットの17本はあっという間に完売します。

2005年にはブランド初のレディースモデル「RM007レディース・オートマチック」をリリース、2007年にはムーブメント機構自体をスケルトン仕様にしたモデル「RM012トゥールビヨン」を発表します。

ちなみにスケルトン仕様のムーブメント機構を採用したのは、リシャールミルが世界初です。その後もリシャールミルからは続々と新作が発表されています。

瞬く間に完売したRM 001

リシャールミル初の腕時計「RM001」は、当時としては革新的な文字盤のないデザインでした。繊細で実用性が低いとされていたトゥールビヨンを採用している上に、文字盤のないRM001の耐久性を証明するため、リシャールミル本人が聴衆の前で腕時計を地面にたたきつけました。この大胆な行動もRM001伝説の一部となり語り継がれています。

RM001はその後リシャールミルから誕生するモデルの基盤となり、一目でリシャールミルと分かるフォルムとデザインを確立しました。

リシャールミルはなぜ高い?

価格の高い腕時計といえば、一般的にはダイヤモンドなどの贅沢な装飾が施されているものを想像するのではないでしょうか。同じ機構を採用している腕時計であれば、宝石を多く使用したパヴェタイプの価格の方が上がるのは自然なことです。

また、一般的に高額な腕時計を販売しているのは、設立100年、200年といった歴史あるブランドばかりです。しかし、リシャールミルが誕生したのは2001年なので、他の高級腕時計ブランドと比較すると歴史あるブランドとはいえません。

また、1億円を超えるモデルを見ても、ダイヤモンドなどがちりばめられたまばゆいばかりのゴージャスなデザインを採用しているわけでもありません。ではリシャールミルの腕時計は、なぜこれほどまでに高額なのでしょうか。

極限の状況でも耐えられる腕時計

リシャールミルの特徴のひとつが、エクストリームウォッチを製造していることです。エクストリームウォッチとは、日常生活のレベルをはるかに超えた、極限の状態でも使用できる腕時計を指しますが、リシャールミルでは「唯一無二の技術」と「新しい素材イノベーション」によってそれを可能にしています。

そして、リシャールミルの価格が高い理由のひとつが、新しい素材イノベーションの結晶である「高級素材を使用しているから」です。例えばネジや歯車などの内部パーツにチタンやカーボンを採用しています。このネジを製造するには専用の工具が必要になる上に20以上もの工程が必要で、莫大なコストがかかります。

コストはかかるものの、従来ではありえない素材を積極的に取り入れ耐久性を高めることで、エクストリームな環境でも耐えられる腕時計を完成させています。

腕時計のF1を体現

リシャールミルは「腕時計のF1」をコンセプトとしているだけあり、腕時計を製造する設備や材料、技術は最先端のものを取り入れています。そのスタイルは、まさに最先端の設備や素材、技術を取り入れて莫大な費用をかけるF1マシンのようです。

腕時計には実際にF1の車体や航空機に採用される最先端の素材を取り入れており、最高品質の部品だけをそろえて製造しています。それにより軽量でありながら高い耐久性を誇る特別な腕時計が完成します。

軽量な腕時計は重厚な腕時計よりも耐久性に劣るイメージがありますが、特別な素材を使用して日常使いにも安心の高い実用性を備えているのがリシャールミルの特徴です。

世界で最も軽いトゥールビヨン

世界三大複雑機構のひとつ、トゥールビヨンは複雑機構なだけに繊細で水や湿気、磁気に弱いことが難点でした。壊れやすい機構なので、リシャールミルが実用的なトゥールビヨン搭載の腕時計を発表するまでは、観賞用時計として扱われがちでした。

ところがリシャールミルの腕時計に搭載しているトゥールビヨンは、地面にたたきつけても壊れないほど丈夫につくられています。さらに技術革新に力を入れてきただけあり、リシャールミルに搭載されているトゥールビヨンは、世界で最も軽いことも特徴です。

ちなみに世界で最も軽いトゥールビヨンを搭載するようになったのは、2004年に発表されたRM006からでした。

世界の富裕層がターゲット

最高級の最先端素材を採用し、革新的な技術で最高級の腕時計を製造するリシャールミルは、世界の富裕層をターゲットとしています。最高品質の腕時計を製造するために惜しみなく資金を投入していることで価格も上がるため、必然的にターゲットは絞られます。

ターゲットは富裕層の中でも、超富裕層といわれる世界総資産の44%を保持している人たちです。超富裕層といわれる人は、世界全体の人口のうち0.9%しか存在していません。最高品質の素材と高い技術力を使って製造された最高品質の腕時計は多くの超富裕層を魅了し、あっという間に注目を集めました。

なおリシャールミルはアメリカやシンガポールでの人気が高く、日本は世界で3位の市場となっています。日本で発売された当時は1年間の販売数が2本でしたが、販売数は年々増加しており、年間で入荷した約300本が完売するほどまでになりました。

リシャールミルの2022年新作は「RM 47 トゥールビヨン」

世界の超富裕層をターゲットとしたリシャールミルの2022年新作は、日本文化にインスパイアされたモデルです。「RM 47 トゥールビヨン」は、2度のチャンピオンに輝いたレーシングドライバーであるフェルナンド・アロンソとの何気ない会話から誕生します。

アロンソはリシャールミルのブランドパートナーで、日本に思い入れを持っている人物です。日本の伝統文化やサムライをイメージしたデザインが個性的なモデルで、手巻き式トゥールビヨンムーブメントCal.RM 47を搭載しています。

インパクトのある甲冑モチーフ

RM 47 トゥールビヨンの特徴は、何といってもインパクトのある甲冑モチーフです。文字盤部分に手彫りの甲冑モチーフが施されていて、唯一無二の存在感を放っています。このモチーフの6時位置には忠臣蔵で有名な浅野家の家紋が施されています。

威厳と強さを表現した2枚の鷹の羽や、兜の吹き返しに刻まれた紋章などが、細部まで美しく細工をされているのが特徴です。手彫りはピエール=アラン・ロズロンというエングレーバーが、塗装はその妻のヴァレリー・ロズロンが行いました。甲冑は11の部品から構成されており、エングレービングには合計で16時間もの時間がかかっています。

日本の伝統工芸職人にも取り入れられてきた金箔や日本の伝統的神社の装飾を思わせる甲冑は、イエローゴールドでつくられています。

ケースにもこだわり

ケースのベゼルと裏蓋はTZPブラックセラミックスが採用されています。TPZブラックセラミックスは傷に強く、熱伝導率が非常に低いことが特徴です。ベゼルも裏蓋も複雑な形状をしているため、ダイヤモンドツールを使用し、切削と研磨作業に多大な時間をかけました。

ミドルケースには18K3Nイエローゴールドを採用しています。ケースは3層構造になっており、20本のグレード5チタン製スプラインネジと316Lステンレススティール耐摩耗性ワッシャーが使用されています。また50m防水機能が確保されている点も特徴です。

パワーリザーブは約72時間、ケースサイズは縦50mm×横42.7mm×厚さ16.25mmです。振動数は21600振動/時、価格は2022年7月現在1億3,640万円(税込)、世界限定75本となっています。

トルクリミテッドクラウン

RM 47 トゥールビヨンは、リューズのデザインも特徴的です。研磨した3Nイエローゴールドとチタン、カーボンTPT®でつくられたリューズは、もみじの葉をモチーフとしています。日本で春といえば桜を思い浮かべるように、もみじは秋を象徴しており、美しさと優雅さの他に人生のはかなさを表現しています。

こうしたことからも、RM 47トゥールビヨンは日本の歴史や文化に対するリスペクトにあふれたモデルであるといえるでしょう。

憧れのリシャールミル

リシャールミルは2001年に誕生した比較的新しいブランドです。最高品質の腕時計を製造するために高級素材と最新技術を惜しみなく使っているため、その価格は超高額です。
しかし、世界中の超富裕層から支持され、独自の立ち位置を確立しながらも人気の高級腕時計ブランドの仲間入りを果たしています。

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