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COLUMN

2021.01.16 (最終更新日2022.06.14)

ウブロの時計はなぜ人気?人気の理由を解説

高級腕時計ブランドのなかで歴史は比較的浅いながらも勢いに乗っているのがウブロです。
世界中のセレブや一流スポーツ選手に愛用されていることから、世間的に注目を浴びています。しかし、ウブロについて名前を聞いたことがあっても、どのようなブランドなのかよくわかっていない人もいるのではないでしょうか。

そこで、この記事ではウブロの歴史や人気の秘訣、人気モデルまでを解説していきます。ウブロの腕時計を購入予定の人やすでに所有している人も、是非参考にしてみてください。

ウブロの人気を歴史から振り返る

まずはウブロの人気の秘訣を探るために、その歴史を振り返ってみます。ウブロの人気を決定づけたのは、2005年に発売された世界的に有名なビッグバンがきっかけです。
しかし、創業からそれまでの期間は必ずしも順風満帆というわけではありませんでした。いったい、どのような歴史をたどってきたのでしょうか。

「スイスの異端児」と言われて

ウブロは1979年にイタリア人のカルロ・クロッコ氏によって創業されたブランドです。創業翌年の1980年には新しい腕時計である『クラシック』を発売しますが、いきなり「スイスの異端児」というレッテルを貼られてしまいます。

『クラシック』がなぜ「スイスの異端児」というレッテルを貼られてしまったかというと、1980年代ではまだ一般的ではなかったラバーベルトを使った腕時計だったからです。
現代でこそラバーベルトを使用した商品は多く発売されていますが、当時はそこまで普及しておらず、非常識なデザインとみなされたウブロは世間的に猛烈なバッシングを受けてしまいました。

いきなり経営危機に直面したウブロでしたが、ファッションの先進地イタリアでその斬新性が注目を集め、高評価されたことがきっかけで一気に評判を覆します。また、その斬新性がヨーロッパの王族からも支持を集め、一時的にウブロの経営は持ち直しました。

一時的に経営を持ち直したものの、ラバーベルトは切断できないため購入時に使用者の腕に合わせたベルトを選ばなければならず、不便でバリエーションが少ないなどの不満を持つ人がいたのも事実です。そのため、世間的にポピュラーなブランドとしての地位を築き上げるところまでは定着しませんでした。

『ビッグバン』の成功で腕時計の人気ブランドに

ウブロが世界的な高級腕時計メーカーとして評価を高めたのは、2004年に「時計業界のスティーブ・ジョブズ」という異名を持つ、ジャン・クロード・ビバー氏がCEOに就任したことがきっかけです。
ビバー氏は就任するや否や、波に乗り切れないウブロを立て直すために、優れたものを融合させる「フュージョン」を合言葉に掲げました。その合言葉をもとにデザイナーの試行錯誤の末に生まれた商品が、翌2005年に登場した『ビッグバン』です。

ビッグバンはウブロの特徴であるラバー素材と高級時計の象徴でもあるゴールドを融合(フュージョン)させ、これまでにない素晴らしいデザイン性を誇っていました。
その結果、発表後すぐに若者たちを中心に注目を集め、大ヒットを記録します。スイスの異端児と呼ばれるきっかけとなったラバーベルトは、ウブロが人気ブランドに躍り出るための切り札になったのです。

ウブロが人気の理由は?

ここまでウブロの歴史を振り返ってきたとおり、ウブロの経営は最初から順調だったわけではありません。しかし、いつでも時代の先端を走り、諦めなかったことで現在の成功があります。
そこで、ここからはウブロが高級腕時計メーカーとして人気の理由を3つ解説していきます。ウブロが成功した具体的な理由にはどのようなものがあるのでしょうか。

独創的なデザイン

ウブロの特徴として、その独創的なデザインが挙げられます。もともと『ウブロ(HUBLOT)』というブランド名は、フランス語で舷窓(船の小さな窓)という意味です。

その言葉の通り、ウブロの腕時計は船窓のようにビス留めが施されたベゼルが大きな特徴になっています。大柄で存在感のあるケースデザインは世界各国の著名人からも愛され、現在では『成功者が身につける腕時計』とまでいわれているのです。

また、ウブロを代表するモデルである『ビッグバン』は、ゴールドとラバーを組み合わせたそれまでにないデザインで大ヒットを成し遂げました。常に新しいデザインを取り入れるウブロの腕時計は先進的なアイテムを積極的に取り入れる若者を中心に人気が高まっています。

自社開発ムーブメント

ウブロはそのデザイン性の高さばかりに注目が集まりがちですが、実はムーブメントも自社開発しており、その技術力は高く評価されています。

2010年に2年以上もの歳月をかけて自社開発・製造にこだわって生み出されたムーブメントの『ウニコ』は、ウブロがマニュファクチュールブランドとして歩み始めるためのスタートになりました。

スペイン語で「唯一の」「類を見ない」を意味するウニコ(UNICO)は330もの部品から構成されており、精度の高さで発表当時から世間に衝撃を与えています。パワーリザーブ時間は72時間、フライバック機構の搭載など、現在でも十分通用するスペックを誇るムーブメント開発に成功したのです。

その後も2018年には小型モデル用に新たに設計・製造された『ウニコ2』というムーブメントを発表しています。ウブロの精密な設計とそれを組み上げる技術力の高さは、決して老舗ブランドに引けを取るものではありません。

幅広い分野・業種とのパートナーシップ

ウブロが飛躍するきっかけとなった「The Art of Fusion(異なる素材やアイデアの融合)」という言葉は、ウブロの哲学でもあります。この哲学はウブロが生み出す製品はもちろん、研究開発やコラボレーションといった分野でも活かされており、ブランドの深く幅広いパートナーシップの基盤となっているのです。

パートナーシップのなかでも大きな2つの柱と呼べるのがサッカーとフェラーリです。ウブロが2010年にサッカー南アフリカワールドカップのオフィシャルタイムキーパーに就任したときは、時計業界に衝撃を与えました。

また、2019年のバーゼルワールドで発表された『クラシックフュージョン フェラーリ GTモデル』の発売も記憶に新しいところです。ウブロではスポーツ以外にも、アートやミュージック、ライフスタイル、社会的責任分野に幅広く携わっており、さまざまな企業と融合することで自社ブランドの価値向上につなげています。

ウブロの人気モデル5選

ウブロの歴史や人気の秘訣について解説してきました。ウブロが世間的に認知されるきっかけとなったのはビッグバンの大ヒットですが、それを支えたのは優れたデザイン性だけでなく、確かな技術や幅広いパートナーシップ戦略があったからです。

ここからは、そんなウブロの人気モデルを5つ紹介していきます。

ビッグバン 341.PB.131.RX

まずはウブロを代表するモデルである、ビッグバンを紹介します。現行モデルの『ビッグバン 341.PB.131.RX』は、41mmピンクゴールド製のケースを採用したモデルです。ピンクゴールドの華やかさをブラックが引き締めていて、カジュアルとフォーマル両方の使用に適しています。

ベゼルに使用されているセラミックは表面強度が非常に高いため、耐傷性にとても優れているのが特徴です。また、変色や退色にも耐性があるので、長期間使用するのに向いている腕時計となっています。文字盤はビッグバン発売当時から人気のあるアラビアダイアルです。

ピンクとブラックが見事に調和したデザインは、まさにウブロの「異なる素材の融合」という理念を表した一品といえるでしょう。

ビッグバン ウニコブラックマジック 411.CI.1170.RX

現行モデルである『ビッグバン ウニコブラックマジック 411.CI.1170.RX』は、自社開発ムーブメントのウニコを搭載しているのが特徴です。
そのため、パワーリザーブ72時間やフライバック機能付きといったスペックを誇るうえ、サッカーの公式試合にも採用されるほど正確に時間を刻んでくれます。

ケースにはマイクロブラスト仕上げが施されたブラックセラミックが用いられていて、傷がつきにくく頑丈です。カラーは全体的にブラックで統一されているので、とてもクールでカッコいい見た目になっています。スポーティな腕時計を探している人は購入を検討してみてはいかがでしょうか。

クラシックフュージョン 521.NX.1171.LR

現行モデルの『クラシックフュージョン 521.NX.1171.LR』は、ウブロが創業以来大切にしてきた『クラシック』というシリーズをデザインしたモデルです。セラミックやカーボンなどの素材を上手に融合してできたモデルで、ビッグバンによってウブロの理念ともなった「フュージョン」をしっかり体現しています。

これまでよりも少し大きな45mmというケースサイズやサテンとポリッシュ仕上げのチタニウムをベースにすることで、より重厚感のあるデザインを実現しています。また、ストラップにはブラックラバーとアリゲーターを採用しており、全体的にクールで洗練された印象を与えているのも魅力です。

スポーティでありつつ、エレガントさも兼ね備えた腕時計が欲しいという人におすすめできるモデルとなっています。

ビッグバン ブラックマジック 301.CV.130.RX.114

旧モデルの『ビッグバン ブラックマジック 301.CV.130.RX.114』の特徴は、なんといってもベゼルの周囲に配置されたダイヤモンドの数々です。配置されているダイヤモンドの総数は114個にも及び、とてもゴージャスなデザインとなっています。

ダイアルは文字盤のベースとなる黒とインデックスのシルバーのコントラストが美しく、視認性も非常に高いので実用性も抜群です。アクセントとなる赤い秒針も視認性を向上させるだけでなく、オシャレ感をアップさせています。

高級時計の証でもあるダイヤモンドをたくさん使ったこのモデルは、ビッグバンのなかでもエレガントさで他の追随を許さないほど豪華なデザインを誇る商品です。せっかく高級時計を所有するなら、見た目の豪華さにこだわりたいという人に向いているでしょう。

スピリット オブ ビッグバン チタニウム ホワイト601.NE.0172.LR.JPN17

旧モデルの『スピリット オブ ビッグバン チタニウム ホワイト601.NE.0172.LR.JPN17』は、トノー型のケースデザインを採用しているのが特徴です。

ケースの多重構造やH型ビスが配置されたベゼルといったビッグバンの特徴やスピリットはそのままに、縦51mm、横45mmという迫力あるケースサイズを実現しています。ケースには軽量かつ耐久性に優れたチタニウムが採用され、実用性にもしっかりと配慮されているので普段使いもしやすいでしょう。

白のインデックスやアリゲーターストラップがチタニウムのシルバーと完璧にマッチしており、全体的に統一感のあるデザインも魅力です。シンプルで美しいデザインが見る者の心を魅了する名品となっています。

世界にファンを持つウブロ

ウブロは世界中にファンを持つ高級腕時計ブランドです。「成功者の証」と呼ばれるほどのブランドなので、市場でも高値で取引されています。ウブロの腕時計を所有している人で、売却をお考えの方は一度査定に出してみてはいかがでしょうか。

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