COLUMNコラム
ビッグバンが大人気!ウブロの歴史や特徴をわかりやすく解説
世界中のファンに支持されている高級腕時計ブランドの一つに『ウブロ』があります。もしかしたら、『ウブロ』というブランド名を知らない人もいるかもしれません。
しかし、ブランド名を知らなくても、ウブロの主力コレクション『ビッグバン』にはピンとくる人が多いでしょう。
ロレックスやフランクミュラーのような知名度はありませんが、芸能人や一流スポーツ選手に愛用者が多いブランドです。
この記事ではウブロの歴史や人気の理由、ウブロを代表する5つのモデルなど、世界中で愛されるウブロの魅力をたっぷりお届けします。
ウブロ(舷窓)をイメージしたデザインが特徴
ブランド名のウブロは、フランス語で『舷窓(ゲンソウ)』を意味します。舷窓とは、船の側面にある採光用の小窓のこと。
舷窓のようにビス留めされたベゼルはウブロの特徴的なデザインで、1980年にリリースされた初代クラシックから続く伝統でもあります。
武骨で奇抜、それでいてエレガント。そんな不思議な魅力を持つウブロに魅了された人は多く、比較的若いブランドながら世界中にファンが急増しています。
なかでも芸能人、ミュージシャン、アスリートなど各界の著名人や王族に愛用者が多く、『成功者の時計』とも呼ばれているブランドです。
ウブロ (HUBLOT)の歴史
今でこそ世界中の熱い視線を集めるウブロですが、そこへ至る道のりはけして順風満帆なものではありませんでした。
ウブロの独創的なデザインはどのようにして生まれたのか、なぜセレブから注目されるようになったのかなどを含め、この段落では創業から現在に至るまでのウブロの歴史を紹介します。
創業当初は『スイスの異端児』
ウブロは1979年にスイスのニヨンで誕生した腕時計メーカーで、創業者はイタリア人のカルロ・クロッコです。
スイスの高級時計といえばラグジュアリーな装飾が特徴ですが、クラッコは趣の異なるシンプルでエレガントな腕時計を開発しました。それが、当時は珍しいラバーベルトを使った『クラシック』です。
ところが、当時ラバーベルトはスイスの時計業界ではタブー視される傾向にありました。
クラシックは受け入れられるどころか猛烈なバッシングを受け、カルロ・クロッコは『スイス時計の異端児』という烙印を押されてしまったのです。
スイスでは受け入れられないことを知ったクラッコは、故郷イタリアで宣伝活動を始めます。
ファッションショーや展示会に通いつめ、根気強く宣伝し続けるうちにイタリアのファッション業界から評価され、ウブロは次第にセレブからの支持を集めるようになりました。
ジャン=クロード・ビバーの提唱した『フュージョン』
創業者クロッコの努力により『クラシック』は世間に知られるようになったものの、万人受けせず、ウブロは次第に経営難に傾きます。経営を立て直すため、ウブロは2004年にジャン=クロード・ビバーを新CEOに迎え入れました。
就任の翌年である2005年、ビバーは『フュージョン(融合)』をコンセプトに高級素材のゴールドとカジュアルなラバーを組み合わせた『ビッグバン』を発表します。
ビッグバンは発表されるとたちまち注目を集め、その年のジュネーブ・ウォッチグランプリにて『ベスト デザイン オブ ザ イヤー』を受賞しました。
ビバーは、ブランド戦略においても優れた手腕を発揮します。2008年にヨーロピアンチャンピオンシップ、2010年にフェラーリ、2014年にはFIFAワールドカップなど国際大会での公式ウォッチや公式タイムキーパーを務め、世界中のスポーツファンに『ウブロ』の名を知らしめたのです。
また、有名アスリートとのコラボレーションモデルを多数展開するなどして、『成功者の時計』というイメージを創り上げます。こうして『ウブロ』はトップブランドの仲間入りを果たしたのです。
スイス時計の立役者、ジャン=クロード・ビバー
ここで、スイス時計業界の第一人者であるジャン=クロード・ビバーの経歴を紹介しましょう。
1949年にルクセンブルクに生まれたビバーは、オーデマ ピゲやオメガなどの要職を経て、1982年に世界最古の時計ブランド『ブランパン』を買収します。
機械式時計の復興を先導したのち、2004年にウブロのCEOに就任。ビッグバンの発表によってウブロを世界的に知らしめました。2014年には、LVMHグループの時計部門代表に就任しています。
『ウブロ』『ゼニス』『タグ・ホイヤー』など数々の時計ブランドを復興・成長させたその手腕は、スイスをはじめ世界の時計業界に大きな影響を与えました。
2018年11月には執行権のないLVMH ウォッチメイキング ディヴィジョンの会長となり、現在は後進の育成に力を注いでいます。
自社開発ムーブメント『ウニコ』と『ウニコ2』
ウブロが創業まもなく発表した『クラシック』は、ケースやストラップなどの部品は自社製でしたが、時計の駆動部分であるムーブメントには業界最大手のムーブメントメーカー『ETA(エタ)』の製品を採用していました。
2005年の『ビッグバン』の大ヒットを経て、自社で一貫して製造できるマニュファクチュールとなるべく、ムーブメントの開発に力を注ぎます。
やがて、2010年に自社製ムーブメント『ウニコ』を、2018年には小型モデル用に設計・製造した『ウニコ2』を発表しました。
『ウニコ』の特徴は、約70時間にも及ぶパワーリザーブとムーブメントのダイアル側にストップウォッチ機能を制御するコラムホイールを付属していることです。
その信頼性の高さから、さまざまなスポーツのオフィシャルタイムキーパーを務めていることは前述のとおりです。
ウブロ (HUBLOT)のおすすめモデル(型番)5選
ビス留めされたベゼルは、ウブロに共通するデザインとなっています。ウブロはそれまでは使われることのなかった素材を取り入れるなどの斬新さを持ち合わせ、レパートリーはじつに多彩です。
華やかな印象のものからシーンを選ばないシンプルかつスタイリッシュなものまで、豊富なラインナップのなかから一つを選ぶのは難しいかもしれません。
この段落では、ウブロの代表的なモデルを5つ紹介します。『自分に合ったウブロ』を選ぶ参考にしてください。
スピリットオブビッグバン チタニウム 601.NX.0173.LR
『スピリット オブ ビッグバン』は、ビッグバンの特徴をそのままトノー型(樽型)に仕上げたコレクションです。2005年の発表以来、丸型ケースだったビッグバン初の大胆なモデルチェンジとなります。
トノー型は、1920年代に流行したアール・デコの流れをくむデザインです。こちらのスピリットオブビッグバン チタニウム601.NX.0173.LRは現行モデルで、直線的でシンプルなケースは縦51mm×横45mmと大きく、がっちりとした印象を与えます。
しかし、実際に腕につけてみると意外なほど軽いことに驚くでしょう。素材にチタニウムが使用されているため、重さ127gと軽量な仕上がりになっています。
特筆すべきはカレンダーディスクです。スケルトン仕様にするために数字ひとつひとつをくり抜くというこだわりようで、細かい技術にウブロの職人魂を感じます。
ビッグバン オールブラック カーボン 301.QX.1724.RX
こちらのビッグバン オールブラック カーボン301.QX.1724.RX(旧モデル)は、ベルト、ケース、文字盤などすべてがマットな黒でまとめられた存在感のある腕時計です。コンセプトは「invisible visibility(見えない可視性)」。
裏蓋がスケルトン仕様となっていますが、そこから見えるムーブメントにもブラックPVD加工が施されています。直径44mm・厚み15mmとビッグサイズですが、軽量なカーボンファイバーを素材に使用しているため、見た目ほど重くはありません。
カレンダーは日付・曜日を表示するデイデイト仕様で、クロノグラフも搭載しています。ベルト部分は汗に強いラバー素材でできており、スポーツシーンやアウトドアにも活躍します。
ビッグバン ウニコ チタニウム セラミック 411.NM.1170.RX
ビッグバン ウニコ チタニウム セラミック 411.NM.1170.RX(現行モデル)は、ウブロが自社開発したムーブメント『ウニコ』を搭載したフライバック機構付きのクロノグラフです。文字盤・裏蓋ともにスケルトン仕様で、ウニコの動きをたっぷり楽しめます。
直径45mm・厚み15mmのダイナミックなフォルムながら素材にチタンとブラックセラミックを使用し、136gと軽量で仕事中にも時計の重さが気になることはないでしょう。
上品なシルバーのチタンケースと、全体を引き締めてくれるブラックのセラミックベゼルのコンビネーションがクールな『男前』な腕時計です。
ビッグバン エヴォリューション ブラックマジック 301.CI.1770.GR
ビッグバン エヴォリューション ブラックマジック 301.CI.1770.GRU(旧モデル)は、ブラックセラミックやブラックカーボンを使用し、とことん黒にこだわったクールな印象の腕時計です。ビッグバンの進化系『ビッグバン エヴォリューション』の人気モデル(旧モデル)となります。
黒い時計と聞くと文字盤の見づらさが気になる人もいるでしょう。しかし、『ブラックマジック』はインデックスや針に白い蛍光塗料が施されているため、暗い場所での視認性もバッチリです。
無駄のないシンプルなデザインで、カジュアルシーンにもビジネスシーンにも合わせやすいのが嬉しいポイントです。強度の高いセラミックやカーボンが使用されているため、普段使いにもおすすめです。
ビッグバン ゴールド セラミック 301.PB.131.RX
ビッグバン ゴールド セラミック 301.PB.131.RX(現行モデル)は、ケースのピンクゴールド、ベゼルのブラック、文字盤に刻まれた赤のコンビネーションが個性的な一品です。
異なる素材の融合はウブロがもっとも得意とするところで、金、セラミック、サファイアクリスタル、レザー、ラバーなど、さまざまな素材が使われています。
シンプルなデザインの中にもエレガントな高級感が漂うビッグバンのハイエンドクラスモデル。アスリートに愛用者が多いモデルでもあります。「派手すぎるのはイヤ。だけど、人とは違う個性的な時計を持ちたい」と考える人におすすめです。
ウブロには魅力がいっぱい
ウブロの魅力といえば、やはり独創的かつ多彩なデザインではないでしょうか。コラボ商品や限定コレクションなどもあり、飽きることがありません。ウブロファンなら新作が出るたびに欲しくなることでしょう。
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