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ロレックスの未使用品とは? 定義や新品・中古品との違いを解説

使用していないロレックスの売却を検討している場合、未使用品がどのような状態を指すのかが気になる方も多いでしょう。使っていなくても、傷が付いていたり箱や付属品がなかったりすれば、未使用品としての査定を受けられないと不安になるかもしれません。
本記事では、未使用品の定義や、新品や中古品との違いについて解説します。未使用のロレックスを保管する方法もご紹介するので、価値を保ちながら保管できるように心掛けてみてください。
目次
ロレックスの未使用品とは

未使用品とは、新品を購入した後、一度も使用していない状態の商品を指します。一般的には購入から期間が経過していても、文字通り商品を使用していないのであれば、未使用品として扱われるケースが一般的です。
また付属品を紛失してしまった場合や保管時に傷ができてしまった場合、保証期間が過ぎている場合でも、状態によっては未使用品として判断されることがあります。
ロデオドライブでは、購入後に使用していないこと原則として、以下の条件も満たした商品を未使用品として定めています。
- 保証書が無記載ではなく販売元スタンプ印があり、保証書日付が6ヶ月以内
- 保証書の名前が消されておらず、ブレスレット未調整
- 外装、内部機能の状態が当社規定の未使用品基準を満たす
- 箱・保証書・冊子・タグなど付属品がすべてそろっている
未使用品に関する定義は取扱店によって異なるため、未使用品の売却・購入を検討している場合は、あらかじめ確認しておくのがおすすめです。
取扱店で未使用品として判断されれば、高価格でロレックスを売却できる可能性が高まります。購入する際も、比較的きれいな状態かつ安価な場合が多いため、お得にロレックスを購入できるでしょう。
他にも新品・中古品など、商品状態の違いについて以下で解説します。
新品との違い
未使用品と混同しがちな商品の状態を表す言葉として、新品があります。まだ一度も使用していない商品の状態である点は、未使用品と同じです。
基本的に新品と呼ばれる商品は、生産者により製造・梱包された状態で消費者の手にわたっていない状態を指します。つまり、基本的に新品の商品は、正規販売店でしか取り扱いがありません。
しかし、買取店でも新品の表記を使用する場合があります。買取店における新品は、中古品と区別をする目的で使用されている表現といえるでしょう。
ロデオドライブでは以下の条件を満たせば、新品の基準を満たしていると判断し、販売しています。
- 保証書が無記載ではなく販売元スタンプ印があり、保証書日付が1ヶ月以内
- 並行輸入の未使用品でブレスレット未調整かつ保護シールが付いている
※保護シールの剥がれ、国内正規新品(未使用)に関してはご相談ください - 箱・保証書・冊子・タグなど付属品がすべてそろっている
- 外装、内部機能の状態が当社規定の新品基準を満たす
未開封は未使用と似た表現ですが、未開封は文字通り包装を開けていない状態を指します。商品に開封の跡がなく、付属品も全てそろっていれば、未使用ではなく未開封として扱っているケースが多いです。
またロレックス自体に保護シールが付いており、シールが完全に残っていれば新品として、判断している場合もあります。
リファレンス番号が6桁に変更された後の製品から、時計本体とクラスプ部分を覆うように大きく保護シールが貼られるようになりました。シールの枚数や精密さも増幅しており、全てそろって貼られていることを必須条件としています。
中古品との違い
商品購入後に使用している場合は、中古品として扱われます。少しでも使われた形跡があれば、きれいな状態でも中古品という判断になることがほとんどでしょう。
しかし一口に中古品に分類されている場合でも、時計の状態はさまざまです。ロデオドライブでは使用感の程度に応じて、中古品を「中古SA品」「中古A品」「中古AB品」「中古B品」に細かく分類しています。商品ランク別の状態は以下の通りです。
商品ランク | 状態 |
中古SA品 | 使用感がほとんどなく、新品同様にきれいな状態 |
中古A品 | 使用感が少なく、きれいな状態 |
中古AB品 | 若干使用感が見られるが、良好な状態 |
中古B品 | 使用感は観られるが、問題なく使用できる状態 |
中古品は新品よりも価格を抑えて、商品を購入できます。また生産が終了しているモデルを含め、好きなモデルを手に入れられるため、お得に購入する手段として有効な方法です。
使用感がある場合でも、メンテナンスを十分に行った後で販売されています。同じ状態の商品は他にないため、商品ごとの魅力を感じられるでしょう。
アンティーク品との違い
年代物の希少な時計は、特にアンティーク品として扱われます。腕時計の歴史は100年程度と浅いため、何年前に製造されたものがアンティーク品であるかの明確な定義はありません。
しかし一般的には、1970年代頃までに製造されたものがアンティーク品とされます。他方で、製造から30年以上経過したものをアンティーク品とすることもあり、基準はさまざまです。
高額な印象があるアンティーク品ですが、多くの場合は中古品として扱われています。プレミア品でなければ安価で購入が可能です。取り扱いに気を付ければ普段使いも楽しめますが、メーカーからのパーツの供給が終了していないかを確認しておきましょう。
ロレックスの未使用品は高額での買い取りが期待できる
ロレックスの場合、未使用品であれば高額での買い取りが期待できます。ロレックスに限らず高級時計の査定には、商品の状態が大きく関わります。購入時の状態に近ければ近いほど、高額での買い取りが期待できるため、未使用品であれば高値がつきやすいのです。
ただし、一度でも開封し、使用してしまうと腕時計の状態悪化は免れません。仮に定期的なメンテナンスを行い、きれいな状態を保っていても、見えないところで衝撃や細かな傷を受けた恐れがあるためです。
時計の査定では、傷やダメージの数によって査定価格が減額されるので、なるべくダメージがない状態を維持するのが高額買取を目指すコツといえます。買取店によっても査定額には差が生じるため、いくつかの業者に見積もりをとり、納得のいく査定額を提示してきた業者へ売却するのがおすすめです。
ロレックスを未使用品として保管する際の注意点

購入から一度も使用していないロレックスが手元にある場合、売却する可能性があるのであれば、保管時の注意点も考慮しておく必要があります。ロレックスがベストな状態を維持する方法を紹介します。注意点に気を付けて、大切なロレックスを未使用品として保管しましょう。
付属品を全て同梱したままにする
ロレックスを未使用品として保管したい場合は、新品を購入したときと変わらない状態で維持しておく必要があります。
取扱説明書や保証書などの付属品は、紛失すると価値が低下してしまいます。他にも箱や調整用のコマなども処分せず、全て同梱したまま保管しておくことで、未使用品のロレックスとしての価値を保つことが可能です。
特に保証書は、もし何かしらの事情があって売却しなければいけなくなった際、ロレックスが本物である証明になります。保証書を初めとする付属品がないロレックスは、数万円程度査定額が下がってしまう恐れがあるため、査定の際に価値が低下しないように、必ず保存しておきましょう。
直射日光や高温多湿を避ける
ロレックスを保管する際は、直射日光や高温多湿を避けることが大切です。腕時計は直射日光を浴びると、文字盤が日焼けする恐れがあります。また革でできたベルトの場合は、色褪せや、ひび割れを引き起こす可能性があるため注意しなければなりません。
さらに腕時計の金属部分は、外気温によって膨張と収縮が起こります。温度差の激しい環境下では、時計の精度が低下してしまう恐れがあるため、気温差があまりない部屋での保管が好ましいでしょう。
気温だけではなく、湿度への配慮も欠かせません。腕時計は金属を多く使用しているため、湿度が高いことで錆びる可能性があります。金属部分以外にも、カビの発生や結露につながる恐れがあるので、適切な環境で保管することが大切です。
磁気が発生する場所の近くを避ける
腕時計は磁気の影響を受けることで、動作の精度が落ちてしまう恐れがあります。強い磁気の影響により、内部の部品が磁気を帯びることで時間が狂ってしまうのです。
磁気を帯びた腕時計は、メーカーや修理店で磁気抜きをしてもらわなければなりません。磁気抜きは腕時計に負担をかけてしまうため、できるだけ磁化させないように心掛けましょう。
磁気を発生する冷蔵庫や電子レンジ、スマートフォン、パソコンの近くで保管しないよう、保管場所に気を付けることが大切です。
落としやすい場所を避ける
未使用の状態でロレックスを保管する場合、高所やテーブルの端など、すぐに落下する恐れがある場所での保管は避けましょう。
ロレックスは高級腕時計の中でも作りが頑丈だとされています。しかし、頑丈なロレックスの場合でも、高い所から落下すれば傷ついたり、内部の部品に影響が出たりする恐れがあります。落下しない場所を選んで専用のケースに入れて保管し、傷や動作への影響を抑えるための工夫が欠かせません。
ロレックスの価値を保って着用するためのポイント
ロレックスを着用する際は、劣化が少なくよい状態を保つためにも、定期的なお手入れやメンテナンスを心掛けましょう。
「汚れるようなことはしていないから大丈夫」と思っていても、使用すれば体から出る皮脂や水分が付着してしまいます。目に見えない汚れによって錆びてしまったり、汚れがたまってしまったりするリスクがあるため、定期的なお手入れやメンテナンスが欠かせません。
使用後は、腕時計専用のブラシと布を使用して掃除を行います。腕時計専用のアイテムを使用すれば、傷つかずにお手入れが可能です。細かい部分は綿棒や爪楊枝で優しく汚れを落としましょう。
またメンテナンスとして、定期的にリューズを巻いて動かすことも大切です。長期間保存するにも関わらず動かさないままでいると、リューズが回らなくなる恐れがあります。汚れが付着している場合は、汚れが固まってしまい錆びてしまうリスクも避けられません。未使用品として良い状態を保つためにも、定期的にリューズを巻いて動かしましょう。
まとめ
ロレックスの未使用品は、購入後に一度も使用していないことが原則です。保管時に傷や日焼けができてしまった場合でも、未使用品として分類されるケースがほとんどだといえます。しかし、未使用品に関する定義は、買取店によって異なるため、事前に買取店の定める定義を確認しておくとよいでしょう。
未使用のまま保管しているロレックスの査定・買取を検討している場合は、ロデオドライブがおすすめです。ロデオドライブでは最新の相場で買取を行っています。スタッフ一人ひとりがコンシェルジュの心構えで、お客さまからのご相談にお応えします。ロレックスの高額買取実績も豊富にあるため、査定・買取でお悩みの方はお気軽にご相談ください。
ロレックス(ROLEX)