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ロレックス サブマリーナーの種類を解説! 魅力や選び方も紹介

世界中の時計愛好家から愛されているロレックスの中でも、ひときわ知名度が高いシリーズの一つがサブマリーナーです。元々ダイバーズウォッチとして開発されたサブマリーナーですが、飽きのこない洗練されたデザインから瞬く間に人気シリーズの仲間入りを果たしました。
この記事ではロレックスのサブマリーナーについて、素材や色の違い、魅力を詳しく解説します。すでにサブマリーナーを愛用している方や興味がある方も、ぜひ最後までご覧ください。
目次
ロレックスのサブマリーナーとは?

ロレックスのサブマリーナーは、1953年に誕生したプロ仕様のダイバーズウォッチです。ロレックスはサブマリーナーを開発する前1926年に、高い防水性能を持つオイスターケースと呼ばれるケースを発明していました。このオイスターケースは牡蠣の殻のように硬く、水の侵入を極限まで防ぐケースとして知られています。
このオイスターケースを採用して作られたのがサブマリーナーで、ロレックスが元々持っていた高い防水技術を生かした製品です。サブマリーナーの名前の由来は「潜水艦(Submarine)」で、プロダイバーに向けて作られています。
初期モデルから、潜水時間を計測できる機能や水深100mまで耐えられる防水機能が搭載されており、高い防水技術を存分に活用しています。
現在では時計のねじ(リューズ)を守るリューズガードを備えたモデルなど、モデルチェンジをしながら現在の形にたどりつきました。
サブマリーナーは大きく2種類に分けられる
サブマリーナーは、デイトとノンデイトの2種類に分けられます。ここからはそれぞれの特徴を詳しく解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
デイト
デイトは文字盤の3の位置に日付表示があるタイプを指します。現在のサブマリーナーのモデルは日付表示があるものが多いため、このデイトシリーズが大半を占めています。
ノンデイト
デイトとは異なり、日付表示がないものをノンデイトといいます。日付表示がない分だけ機能性は劣りますが、デイトに比べると価格は低めに設定されているのが特徴です。
サブマリーナーの素材の種類
サブマリーナーの素材は、オイスタースチール、ゴールド、ロレゾールの3種類があります。下記ではそれぞれの特徴を解説します。
オイスタースチール
オイスタースチールはロレックスが独自に開発した合金で、航空宇宙や化学産業などの高い負荷がかかる環境で使用される904Lスチール系統に属した原料です。ステンレス製ではありますが、鉄以外の物質が多く含まれており、ステンレスの強みにさらに機能をプラスした物質といえます。
耐久性が高く、耐衝撃性・耐蝕性に優れており、過酷な環境で使っていても機能性や見た目の美しさは変わらず保てるのが特徴です。
904Lスチールをスチール製モデルのケースに使ったのはロレックスが初めてで、オイスタースチールはロレックスの代名詞的存在ともいえます。
ゴールド
ロレックスで使われているゴールドは、75%の純金に少し別の金属(銀・銅・パラジウム)を混ぜて作った合金で、18Kが使われています。またロレックスは使用するゴールドを自社製造・鋳造しており、徹底的に品質にこだわっているのも特徴です。
ノーマルなゴールドの他にも、エバーローズゴールド(ピンクゴールド)・イエローゴールド・ホワイトゴールドがあり、それぞれ純金に少しずつ適切な金属を混ぜることで独特な色を創り出しています。見た目だけではなく、耐久性や耐食性なども高水準なところがロレックスのゴールドです。
ロレゾール
ロレゾールとは、オイスタースチールとゴールドを混ぜ合わせて作ったモデルのことです。使用するゴールドの違いによって名称が異なり、イエローゴールドを混ぜたものはイエローロレゾール、ホワイトゴールドを混ぜたものはホワイトロレゾール、エバーローズゴールドはエバーローズロレゾールと呼ばれています。
ロレゾールはロレックスが作った造語で、当時の時計界では一つの時計に異なる金属を使用することはなかったので、ロレゾールはとても斬新なデザインでした。別名「オイスタースチール&ゴールド」もしくは「コンビモデル」と呼ばれることもあります。
サブマリーナーの色の種類
サブマリーナーは親しみを込められたペットネーム(愛称)が付けられており、回転ベゼルや文字盤の色から取られています。ここからは現在愛称がある時計を一つずつ特徴を紹介していきますので、ぜひ参考にしてください。
黒サブ
黒サブはサブマリーナーの中で最もシンプルで定番の形です。仕事での着用はもちろん、お葬式などの場所でも着けていけるでしょう。どのようなシーンでも違和感なく着けられるので、初めてサブマリーナーを購入する方におすすめのモデルです。
ベースはステンレス素材で、回転ベゼルと文字盤は黒色になっています。色味が一切入っていないため、上品さや強さなどを感じられ、年代問わず着けやすい一本といえます。
青サブ
回転ベゼルと文字盤が鮮やかな青色をしており、ダイバーズウォッチらしいデザインが特徴です。ケースはオイスターステンレスのみのモデルはなく、主にコンビモデルやゴールドのものが展開されています。
「Ref.16803」の名称で知られている初代の青サブは、1987年頃に誕生しました。その後、爽やかで若々しい色味が人気となり、2008年にはサブマリーナー史上初めてホワイトゴールドを使った青サブが登場しています。
赤サブ
赤サブと呼ばれるモデルは大変希少性が高く、流通量は数少ないとされています。回転ベゼルや文字盤が赤色というわけではなく、ダイヤルに刻まれた「SUBMARINER」の文字が赤色になっているモデルをいい、初代モデル「Ref.1680」の仕様の一つです。
赤サブはレタリングに細かな違いがあり、それによって価値が大きく変動するといわれています。ただでさえ流通量が少ない上に、レタリングの違いでさらに価値が上がるため、サブマリーナーの中でも希少性の高いモデルといえるでしょう。
グリーンサブ
ロレックスのコーポレートカラーであるグリーンを回転ベゼルや文字盤に採用したモデルです。サブマリーナーの中でも高い人気を誇りますが、流通量が少ないため、常に高値で販売されています。
初代のグリーンサブである「Ref.16610LV」は、サブマリーナーシリーズの誕生50周年である2003年に作られました。その後、後継モデルとして2010年、2020年にも販売されています。流通量が少ないことから、プレミアム価格が付けられることが多いモデルです。
ロレックス サブマリーナーの魅力
最後にロレックスのサブマリーナーの魅力を4つ紹介します。ロレックスの中でも人気シリーズのサブマリーナーは、どの点にこだわっているのかを詳しく見ていきましょう。
普遍性のあるデザイン
世界中の人から愛されているシンプルなデザインで、50年以上変わっていない普遍性が魅力です。サブマリーナーは派手な装飾や煌びやかなデザインではないがゆえに、どのようなファッションでも着けやすく、若い方から年齢を重ねた方まで幅広い世代の手になじんでくれるでしょう。
デニムや古着など一見リーズナブルに見えるファッションであっても、このサブマリーナーを着けることで一気に洗練されたおしゃれなコーディネートに変わります。オンオフどちらのシーンでも着けられるので、初めてロレックスを購入する方におすすめの一本です。
質の高いムーブメント
ロレックスのサブマリーナーに使われているムーブメントはスイス製で、スイス公認クロノメーター検査協会(COSC)の認定を受けたムーブメントが搭載されています。この認定は7つの厳格な検査をパスしたもののみが与えられるため、ロレックスのムーブメントは高いクオリティが担保されているといえるでしょう。
耐久性にも優れているため、適切な頻度でオーバーホールを行えば、長期間の使用も問題なくできます。代々この時計を受け継いでいきたいという方にもぴったりです。
性能の高い素材
サブマリーナーは元々ダイバーズウォッチとして開発された背景もあり、現行モデルではトリプロックリューズ・スクリュー式バックケース採用で300mもの防水性能を搭載しています。
プロのダイバーではない方であっても、水泳やサーフィンなどマリンスポーツを楽しむ方にはおすすめです。また急な雨や水濡れであってもそのまま使える利便性があります。また現行モデルのRef.126610LNやRef.124060は、回転ベゼルにセラミック素材を採用しているため、耐久性が向上している点が特徴です。
時計としての安定した価値
ロレックスのコレクションの中で、サブマリーナーはとりわけ資産価値の安定性で知られています。その理由は優れた機能性、シンプルながらも普遍的なデザイン、そしてビジネスシーンからカジュアルな場面まで幅広く対応できる汎用性の高さにあります。
サブマリーナーはただ腕に着けて楽しむ時計としてだけではなく、価値が下がりにくい投資対象としても評価されています。実用性と資産性を兼ね備えた時計を求める方にとって、サブマリーナーはおすすめです。
まとめ
ロレックスのサブマリーナーは、スポーツウォッチとして開発され、高い防水機能と耐久性が魅力の一つです。またシンプルで飽きのこないデザインは、多くの愛好家から支持されています。回転ベゼルと文字盤の色からペットネームが付けられており、種類によってはかなりの高値が付くこともあります。
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