COLUMNコラム
ロレックスの価値が高い理由とは? 今後の動向や価値が上がりそうな人気モデルを紹介

世界中で圧倒的な人気を誇るロレックスは、「時計の王様」と評されることもあるブランドです。技術開発にも積極的で、腕時計業界の発展にも大きく貢献しています。ロレックスの時計は、さまざまなブランドの中でも特に「資産価値が高い」と言われていることも特徴です。
本記事では、ロレックスの価値が高い理由や今後の動向について解説します。将来的に価値が上がりそうな人気モデルもピックアップしているので、ロレックスの時計に興味がある方はぜひチェックしてみてください。
目次
ロレックスの価値が高い理由とは?

ロレックスは1905年にイギリスで創立された老舗ブランドで、100年以上の長い歴史を持ちます。現在はスイスへ拠点を移し、時計の設計・製造・組み立て・検査などの全ての工程を一貫して自社で行っています。
まずは、ロレックスの価値が高い理由から見ていきましょう。
高品質・高性能
ロレックスの価値が高い理由として、時計自体の品質が安定して高く、性能も優れている点が挙げられます。ロレックスは現在までに600件以上の特許を取得しており、技術の限界に挑戦し続けています(※)。その中でも、次の3つは「ロレックスの3大発明」と呼ばれ、腕時計業界に大きな衝撃を与えました。
- オイスターケース
- 自動巻き機構
- デイトジャスト機構
オイスターケースは、「牡蠣の殻」のような頑丈さと高い防水性を実現した発明です。現在では多くの腕時計に搭載されている自動巻き機構や、日付が切り替わるデイトジャスト機構も、ロレックスの創造力と革新性によって生み出されました。
ロレックスは耐久性・実用性を高めるため、さまざまなスポーツシーンを想定し、時計の性能を追求してきました。またロレックスでは、正規販売店で購入した時計には、全て5年間の国際保証を付けています。この保証には「購入日から5年間にわたって平均日差を±2秒以内の精度で維持する」といった驚異的な内容も含まれています。
※参考:ロレックス®.「ロレックスのサービス哲学」.https://www.rolex.com/ja/watch-care-and-service/our-servicing-philosophy ,(参照 2025-01-22).
世代を越えて使用できる「一生もの」
ロレックスの時計は、世代を越えて使用できる「一生もの」だと言われています。耐久性の高い素材を使い、精密な検査をクリアして販売される時計は経年劣化しにくく、メンテナンスを欠かさなければ半永久的に使用できます。また時代を越えて愛される普遍的なデザインも、ロレックスの魅力です。
ロレックスでは、最高基準のアフターサービスを提供することを宣言しており、修理体制も整っています。ロレックスにてオーバーホールが行われた時計には、2年間有効な国際サービス保証書が付いており、長期間にわたって高い性能を発揮し続けるでしょう。
希少性の高さ
希少性の高さもロレックスの特徴の一つです。ロレックスは一つひとつ職人による手作業で作られているため、大量生産ができません。ニーズの高さに比べて供給量が少ないことから「正規販売店で購入したくてもできない」という状況が続いています。
正規販売店での入手が困難な場合、多くの人が中古品の購入を検討するようになります。すると、中古市場でのニーズが高まり、さらにロレックスの価値が高まっていくのです。
一般的には、中古品は新品と比べると価格が落ちますが、ロレックスでは人気モデルや限定モデル、生産終了した希少モデルがプレミア化し、定価以上で取引されるケースも少なくありません。
ブランド力の高さ
ロレックスは、創業当初よりブランディングに力を入れています。例えば、ロレックスの3大発明の一つである「オイスター」の防水性を主張するため、1927年イギリス人スイマーのメルセデス・グライツがロレックス・オイスターを着用してイギリス海峡横断に挑戦し、性能の高さをアピールすることに成功しました。
その後も、スポーツや航空、モーターレースなどの場で実績を重ね、ブランドとしての地位を盤石なものにしていきました。
ロレックスの高級腕時計市場における市場シェアは30%程度だといわれており、高いブランド力がうかがえます。
定価が上昇傾向にある
ロレックスの定価が上昇傾向にあることも、資産としての価値が落ちにくい理由だと考えられます。原材料費や人件費、輸送費の高騰などを背景に、正規販売店において繰り返し価格改定が実施されており、定価が高くなっています。これは、ロレックスに限ったことではなく、ハイブランド全体に当てはまることです。
さらに、ロレックスには正規販売店での「アウトレット品」「セール品」が存在しないため、価値が大きく下がることがありません。正規販売店での値下げや安売りがないことで、値崩れが起きにくく、比較的安定した資産としても注目されています。
ロレックスの価値は上がるのか? 今後の動向
高級腕時計の市場は比較的高値で安定していて、2008年のリーマンショック以降相場が上昇し続けています。ロレックスの時計についても、安定した需要と希少性の高さは維持される見通しとなっており、価値の上昇が期待されています。
ただし、為替相場の変動や正規販売店での値上げにより、下落に転じる可能性もあるため注意が必要です。リーマンショックから上昇の一途をたどってきたロレックスですが、短期的な視点で見ると2022年以降は中古市場における買取価格が若干下落しています。
モデルによっても需要と供給のバランスが異なるため、相場が気になる方は、小まめにチェックして傾向をつかみましょう。
ロレックスのスポーツモデルは比較的価値が高い傾向
ロレックスの時計は、大きく次の2種類に分けられます。
- スポーツモデル(プロフェッショナルモデル)
- ドレスモデル(クラシックモデル)
スポーツモデルとしては、「GMTマスターⅡ」「サブマリーナー」「エクスプローラー」「デイトナ」などが挙げられます。ロレックスと聞いてイメージされる時計の多くがスポーツモデルです。困難な状況にも耐え得る堅牢さや、充実した機能を兼ね備えていることから、比較的価値が高い傾向にあります。
また廃盤になった後に価値が上がるモデルも少なくありません。例えば、ベゼルが緑色で「グリーンサブ」の愛称で呼ばれている、「サブマリーナーデイト 16610LV」「サブマリーナーデイト 116610LV」は、販売終了後も根強い人気があり、中古市場でも品薄状態が続いています。
ロレックスで価値が高い(人気)のモデルと特徴

ここでは、数あるロレックスのコレクションの中から、価値が高い(人気の)シリーズをピックアップし、それぞれの特徴や魅力を解説します。シリーズごとに、特に価値が高いモデルも紹介しているので、時計選びの参考にしてください。
デイトナ
1963年に発表されたデイトナは、ロレックスの専門技術を象徴するモデルです。モーターレースとの結びつきが強く、ロレックスの時計において、唯一ストップウォッチ機能を備えたクロノグラフとなっています。
精巧さと頑丈さを両立したデイトナは、最上級スポーツモデルとして不動の人気を誇り、特に価値が高いシリーズだといわれています。
デイトナシリーズの中でも、注目したいのが独自素材であるセラクロムベゼルを搭載した「デイトナ 116500LN」です。2016年の発売以降、スタイリッシュで高級感あふれるデザインが話題となり、供給の少なさも相まって人気が過熱しました。
現在でも後継モデルである「デイトナ 126500LN」と合わせて、プレミア価格で取引されています。
GMTマスター/GMTマスターⅡ
GMTマスターは1955年に誕生したロレックス初のパイロットウォッチで、2つの時間帯を同時に確認できる時計として、世界で活躍する人々に愛されてきました。その後、短針を単独で動かせる上位モデルとして「GMTマスターⅡ」が登場し、3カ国の時刻表示を実現しました。
GMTマスター/GMTマスターⅡシリーズでは、「ペプシジゼル」と呼ばれるレッド&ブルーの組み合わせが人気です。モデル名としては、「GMTマスター 126710BLRO」などが挙げられます。「BLRO」はフランス語で「青(Bleu)」「赤(Rouge)」を意味しています。
サブマリーナー
サブマリーナーは、高い防水性と耐久性を誇るダイバーズウォッチです。1953年に発表された当時は、水深100m防水性能を備えた腕時計として大きな注目を集めました。その後も技術を磨き続け、1979年以降のモデルは水深300mまでの防水性能が保証されています。
分類としてはスポーツモデルになりますが、シックな外観はビジネスの場でも違和感なく使用できます。
資産価値の高いモデルとしては、前述した「グリーンサブ」が有名です。廃盤となった「サブマリーナーデイト 16610LV」「サブマリーナーデイト 116610LV」はもちろん、現行モデルの「サブマリーナー デイト 126610LV」も高いリセールバリューが期待できます。
エクスプローラーⅡ
エクスプローラーは探検家をサポートする時計として1953年に発表されました。初代のマインドを引き継ぎ、さらに発展させたシリーズとして登場したのが「エクスプローラーⅡ」です。エクスプローラーⅡは24時間表示が可能となっており、洞窟のような暗く過酷な状況においても昼夜をはっきりと区別できます。
デザイン面では、インパクトのある24時間針が特徴です。また実用性だけでなく遊び心も感じられます。現行のモデルは2021年に発売された「エクスプローラーⅡ226570」ですが、廃盤となった旧モデル「エクスプローラーⅡ216570」の希少性も高まっており、価格の上昇につながるのではないかと予想されています。
デイトジャスト
クラシックモデルであるデイトジャストは、1945年に発表されたシリーズです。時代に合わせてモデルチェンジを繰り返しながらも、その普遍的な美しさが世界中の愛好家を虜にしています。
ダイアルの3時位置に小窓が設置されており、午前0時になると瞬時に日付が切り替わります。このデイトジャスト機能は、ロレックスの3大発明の一つとして、さまざまなモデルで取り入れられてきました。
デイトジャストは種類が豊富で価格にも幅があります。文字盤のカラーバリエーションも多く、メンズでは黒やブルー系、レディースなら白やピンク系が人気です。近年、価値が高まっているモデルとしては、新世代ムーブメントを搭載した「デイトジャスト41 126334」などが挙げられます。
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