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ロレックスの高価買取ランキングを紹介! 2024年買取相場の動向は?

高品質な腕時計としてのブランドを確立しているロレックスは、中古市場でも高価買取が期待できます。中には購入したときの価格よりも高く買い取ってもらえるモデルも存在するようです。ロレックスのモデルや特徴によって買取相場は異なるため、査定を受ける前に知識を付けておきましょう。
この記事では高価買取が期待できるロレックスの特徴や年代別の相場動向などを解説します。併せてロレックス買取相場の動向も紹介するので、ぜひ参考にしてください。
目次
高価買取できるロレックスの特徴とは?
ロレックスの中でも特に高価買取が期待できるものには特徴があります。例えばすでに生産終了しているモデルは新品購入ができないため、中古市場で需要が高まり買取価格が高騰する傾向があります。特にもともとの販売量が少ないために流通量が多くないモデルは希少価値が高まるでしょう。限定のモデルやカラーなども人気が上がりやすいです。
またロレックスの状態も買取価格に影響があります。傷や汚れ、破損などがなく、状態が良い品なら買取価格が上がりやすくなります。塗装にひび割れがないか、ケースやバンドに傷がないかなどがポイントです。汚れを見つけた場合は、柔らかい布で優しく拭き取ってから査定を依頼しましょう。
また、以下の付属品がそろっていれば、さらに高価買取が期待できます。
- 箱(外箱・内箱)
- 取扱説明書・冊子類
- 保証書(製品の品質を保証する書面)
- ギャランティカード(正規ルートで販売されたブランド品の品質を保証する証明書)
- コマ(時計のブレスレットを構成する部品)
- タグ(情報管理用のタグ)
【モデル別】ロレックスの高価買取ランキング最新情報
ロレックスはモデルによっても買取価格が左右されます。高価買取が期待できるモデルは下記の通りです。
- デイトナ
- GMTマスターII
- サブマリーナ
- エクスプローラー
- デイトジャスト
それぞれの特徴や人気の種類を紹介するので買い取りを依頼する際の参考にしてください。ただし、紹介しているモデルは流通量が少ないため相場が変動しやすく、買取価格が安定していません。また、相場例はロレックスの状態が良い場合を想定しており、条件によっても買取価格は異なります。
1.デイトナ
デイトナ(コスモグラフ デイトナ)はロレックスで唯一のクロノグラフです。クロノグラフは「クロノス(時間)+グラフ(記録)」の略で、ストップウォッチ機能が付いた腕時計を指します。
デイトナには丸型の積算計が3つ搭載されていて、一目でデイトナと分かる印象的なデザインに仕上がっています。正式名称は「オイスターパーペチュアル・コスモグラフ・デイトナ」です。
相場の変動はあるものの、以下のモデルは高価買取が期待できる傾向があります。
- YG レインボー 116598RBOW
- PT アイスブルー 116506A
- YG レパード 116598SACO
- PT アイスブルー 116506
- YG ブラック 16568BR
デイトナは1963年に登場しました。もともとはプロのカーレーサーに向けて設計されたモデルです。デイトナの名称はモーターレースの中心地、アメリカ・フロリダ州のデイトナが由来です。
デイトナはスポーツモデルとして評価が高く、現在でも人気を維持し続けています。デイトナには速度を計測できるタキメーター、100メートルまで潜れる防水機能など、スポーツに役立つ機能が付いています。デイトナを着用している著名人も少なくありません。需要がなくならず買取価格も上昇傾向にあるモデルです。
2.GMTマスターII
GMTマスターIIは航空時計として誕生したモデルです。前身モデルのGMTマスターが1955年に発売され、後継としてGMTマスターIIが1982年に販売開始しました。GMTマスターは1999年で生産終了しましたが、GMTマスターIIは現在でも販売され続けています。
相場の変動はあるものの、以下のモデルは高価買取が期待できる傾向があります。
- SS 126720VTNR
- YG ブラック 116718LN
- SS 126710BLRO
- RG/SS ブラック 126711CHNR
- SS ブラック 116710BLNR
GMTとはGreenwich Mean Timeの略で、グリニッジ標準時のことです。GMTマスターIIのベゼルは24時間表示となっており、印象的なデザインです。ベゼルとは腕時計のガラス部分を囲むリング状のパーツを指します。
GMTマスターが誕生した1955年は旅客機の発展が目覚ましい時代として知られています。当時のパン・アメリカン航空では出発地・目的地、両方の時間が分かる腕時計を必要としていました。要望を受けてロレックスはパイロットに向けた航空時計を開発し、パン・アメリカン航空の公式時計として採用されました。
3.サブマリーナ
サブマリーナはダイバーズウォッチとして誕生したモデルです。1953年に発売され、ロレックスを代表するモデルの一つとなっています。シンプルでオン・オフを問わず着用できるデザインが魅力です。
相場の変動はあるものの、以下のモデルは高価買取が期待できる傾向があります。
- デイト YG ブラック 126618LN
- デイト WG ブルー 116619LB
- デイト YG ブルー 116618LB
- デイト YG ブルー 16618
- デイト SS グリーン 116610LV
サブマリーナの名称は潜水艦を意味するSubmarineが由来です。サブマリーナは誕生から何度もモデルチェンジしていて、古いモデルの中にはヴィンテージ・ロレックスに数えられるものもあります。ヴィンテージ・ロレックスは希少性が高く、コレクターからも大きな需要があるため高価買取が期待できるでしょう。
4.エクスプローラー
エクスプローラーは過酷な状況での利用を想定したスポーツモデルです。クロマライトや大きなアワーマーカー、アラビア数字などを採用しており、状況を問わず高い視認性を維持しています。クロマライトとはロレックスが独自に開発し、特許を取得している蓄光の夜光塗料です。
相場の変動はあるものの、以下のモデルは高価買取が期待できる傾向があります。
- 1016 SS ブラック
- SS ブラック ブラックアウト 14270
- YG/SS ブラック 124273
- SS ブラック 214270
- SS ブラック 14270
エクスプローラーは探検家を意味します。1953年の人類によるエベレストの初登頂を記念してエクスプローラーは開発されました。シンプルでスマートなデザイン、そして丈夫さがエクスプローラーの魅力です。
エクスプローラーは誕生から大きなモデルチェンジがなく、現在でも販売され続けています。安定した人気があるため、高価買取も期待できるでしょう。
5.デイトジャスト
デイトジャストはロレックスの代名詞ともいえるアイコニックなモデルです。デイトジャスト機能・パーペチュアル機構・オイスターケースなど、ロレックスの三大発明が全て搭載されています。1945年に誕生し、80年近い歴史があるのが特徴です。
相場の変動はあるものの、以下のモデルは高価買取が期待できる傾向があります。
- PT アイスブルー 179136
- YG シャンパンゴールド 179138G
- PG/SS チョコブラウン 279171G
- YG/SS ブラック 126333
- RG/SS ピンク 126301
デイトジャスト機能とは腕時計の日付表示が、日付が変わるとともに瞬時に切り替わる機能です。パーペチュアル機構とはゼンマイを手巻きする必要のない自動巻き機構を指します。オイスターケースと防水・防塵のケースです。
デイトジャストは多くの著名人に愛用されてきました。イギリスの第61・63代首相ウィンストン・チャーチル、アメリカの第34代大統領ドワイト・D・アイゼンハワーなどが有名です。時代を超えて愛されてきた腕時計の名作であるデイトジャストなら、買取でも高額な査定を受けやすいでしょう。
ロレックス買取相場の動向をチェック

ロレックスの買い取りを検討するなら、年代別の市場動向を把握しておくと役立ちます。ロレックスの買取相場がどのように変動してきたか、2020年から2024年までの動向をそれぞれ詳しく紹介します。
2020年の動向
2020年はロレックスの相場が高騰した年です。ロレックスが定価を改定し値上げを実施しました。そのため新品購入では予算オーバーしてしまう層が増え、中古市場の需要が増加しました。結果として買取相場が上がっています。
ロレックスではブランド戦略の一環として、値引きを行わず価格を保っています。商品を安売りしないことで価値の低下を防止し、安定した需要を維持するためです。今後もロレックスは中古市場での人気が高く、高価買取が続くでしょう。
2021年の動向
2021年はロレックスの価格改定が行われていません。しかし、2019年には消費税が増税されたことでロレックスが値上げされています。また、前述したように2020年にも価格改定が行われています。そのため、ロレックスは以前と比べると価格が上昇傾向といえるでしょう。
新型コロナウイルスが世界的に流行したことでロレックスの工場が稼働できなくなり、生産数が少なくなりました。供給数が減り品薄状態となったことで、ロレックスへの需要が相対的に上昇しました。
2022年の動向
2022年には再びロレックスが価格改定されています。2021年の品薄に影響されて定価の値上げが実行されました。新型コロナウイルスの状況によっても、さらなる価格高騰の可能性があります。また、為替の変動により円安が進むと、ロレックスの購入にかかる費用が上がります。
新品の価格が高騰すると中古市場での取引価格も上がる傾向です。そのため、高価買取も期待できるでしょう。
2023年の動向
2023年にはロレックス認定中古時計プログラムが開始されました。ロレックス認定中古時計プログラムとは中古品ロレックスの真正性を保証する仕組みです。
「Rolex Certified Pre-Owned」のタグが付けられた時計なら、ロレックス認定中古時計だと分かります。ロレックス認定中古時計なら購入後の2年間、時計の真正性と時計の正常な動作について国際保証が適用されます。
新品のロレックスは品薄が続いており、中古品を安心して購入できる仕組みが登場したことで、中古市場での需要が高まりました。日本でも取り扱いが始まれば中古品の人気が上がり、買取価格の高騰が期待できます。
2024年の動向
2024年にはロレックスのさらなる値上げが進むと考えられます。2022年以降の値上げ状況は下記の通りです。
【ロレックスの値上げ率】
タイミング | 値上げ率 |
2022年1月 | 10% |
2022年9月 | 7% |
2023年1月 | 3% |
2023年9月 | 10% |
2024年1月 | 10% |
ロレックスでは毎年1月と9月に値上げしていると分かります。材料や燃料の価格は世界情勢を受けて高騰しているため、ロレックスも影響を受けて価格が改定されています。今後もロレックスは価格が上がっていく可能性が高いでしょう。
まとめ
ロレックスは価値が高く、高価買取が期待できる腕時計です。すでに生産が終了していたり、出回っている量が少なく希少価値が高かったりするモデルなら、特に買取価格が高くなりやすいでしょう。高価買取されやすいモデルや特徴の知識を付けておけば、査定を受ける際に役立ちます。また、ロレックスの買取相場の動向を把握しておくことも重要です。
ロレックスの買い取りは信頼できる買取業者を見極める必要があります。ロデオドライブは70年以上にわたるブランド買取のノウハウを持つ買取業者です。買取業者をお探しなら、ぜひ、ロデオドライブの利用をご検討ください。