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COLUMN

2024.12.10 (最終更新日2024.12.10)

大人気! ロレックス エクスプローラー2を徹底解説

ロレックスのエクスプローラー2は人気がないという話を聞いたことがある人もいるかもしれません。しかしロレックスは中古市場でも人気の高いブランドです。エクスプローラー2は本当に人気がないのでしょうか。この記事では、ロレックスのエクスプローラー2の特徴や人気について解説します。

ロレックス エクスプローラー2とは?

ロレックス エクスプローラー2は、エクスプローラー1の上位モデルとして誕生したモデルです。エクスプローラーは1も2も探検家のために開発されたモデルですが、エクスプローラー2は探検家の中でも対象を洞窟探検家にまで広げて開発されました。そのためエクスプローラー1と比較すると、洞窟を探検するために必要な機能がちりばめられています。

一般的な時計とエクスプローラー2の大きな違いは、24時間表記が入った固定式ベゼルです。常に真っ暗な洞窟の中でも探検家が昼夜を区別できるよう施されました。24時間表記は洞窟内だけでなく、夜になっても太陽が沈まない白夜が訪れる地域を探検する際にも役立ちます。
エクスプローラー1の上位モデルだけあり、より幅広いジャンルの探検家が重宝する仕様といえるでしょう。なおエクスプローラー2のダイヤルは黒に加えて白も登場しています。

ロレックス エクスプローラー2の基本情報と歴史

エクスプローラー2が誕生したのは、1971年のことです。24時間ベゼルと24時間針を搭載した特徴的な時計として誕生したRef.1655が最初のモデルでしたが、誕生当時は意外にも人気はそれほど高くありませんでした。人気が出ない理由は、ロレックスらしくないデザインだったからといわれています。

1987年には、第2世代モデルRef.16550が登場しました。初代からデザインを一新し、機能性もレベルアップしています。白いダイヤルも第2世代から登場しました。第2時間帯を表示できるGMT機能が搭載されるなど、さまざまな点で進化したものの、生産期間はわずか2年と短かったモデルです。

第3世代となるRef.16570は1987年に登場します。おおまかなデザインは第2世代から変わらず、マイナーチェンジを繰り返しながら20年以上ものロングセラーとなりました。エクスプローラー2の注目度がアップしたのは、Ref.16570が人気を集めたからといわれています。

2011年には、誕生40周年を記念して初代の特徴的なデザインが盛り込まれた第4世代Ref.216570へとリニューアルします。当時はロレックスがケースの大型化を行っていたこともあり、ケースサイズは42ミリとエクスプローラー2では史上最大のサイズでした。

そしてエクスプローラー2が誕生50周年を迎えた2021年、第5世代のRef.226570が誕生しました。第5世代ではパワーリザーブがアップしたり、操作禁止時間帯がなくなったり、使い勝手の良さも向上しています。

ロレックス エクスプローラー2の特徴

ロレックス エクスプローラー2は、1971年に誕生してから進化を遂げてきました。1978年にはイタリア人登山家がエベレスト登頂に成功した際に着用していたこともあり、性能の高さも実証されています。ではエクスプローラー2にはどのような特徴があるのでしょうか。ここからはエクスプローラー2の魅力に迫ります。

堅牢性のあるオイスターケース

ロレックスのプロフェッショナルウォッチの一つであるエクスプローラー2には、オイスターケースが採用されています。オイスターケースは航空宇宙や化学産業などの分野でも使用されている904Lスチール系に属する合金で、ロレックスが1926年に発表しました。
このオイスターケースは、ミドルケースにベゼルやバックケース、リューズがねじ込まれた腕時計用防水ケースとして、世界で初めて特許を取得しています。

ロレックスのワークショップで加工されるオイスターケースを備えたエクスプローラー2は厳しい検査を経ており、100mまでの防水性能が保証されています。耐蝕性にも優れているため、過酷な環境で使用していても美しい輝きを失うことはありません。堅牢性のあるエクスプローラー2は、まさに冒険家にふさわしい時計です。

独特なダイヤル

エクスプローラー2は独特なダイヤルも特徴です。例えばどのような環境下におかれても瞬時に日時を把握できるよう、6時と9時位置のみバーインデックス、3時位置には日付を表示するサイクロップレンズが配置されています。
サイクロップレンズは視認性を高めるために考案された機能です。日付が一目で分かるように表示部分が拡大されており、1950年代の始めに特許を取得しました。

また24時間針が施されている点も特徴です。24時間針のデザインは世代によって異なり、針の先がオレンジ色で縁取られていたり、赤い針だったりします。第1世代のRef.1655の24時間針はオレンジ色ですが、色違いがあるともいわれています。ただし色違いは経年劣化によって退色したことが原因という説が有力です。

なお2021年に発表された現行のRef.226570の24時間針は、全面オレンジ色のデザインとなっています。どのモデルも視認性が高い点は共通していますが、針の色やデザインで雰囲気が大きく変わるため、自分好みのモデルを探してみるのも良いのではないでしょうか。

ダイヤルは黒と白がある

エクスプローラー2には黒と白、2種類のダイヤルがあります。黒いダイヤルはシックな印象、白いダイヤルはスポーティーな印象で、どちらも魅力的です。黒いダイヤルには白いインデックスや針が採用されており、白いダイヤルはインデックスや針に黒い縁取りが施されています。

なお生産期間が短かった第2世代のRef.16550には、黒と白の他にアイボリーが展開されていました。白いダイヤルが経年劣化したものといわれることもありますが、経年劣化によってアイボリーになったものと、アイボリーダイヤルとして登場したものの見分け方があります。
経年劣化によってダイヤルがアイボリーになったものはインデックスや針の縁が黒色、そうでないものの縁はシルバーです。

アイボリーダイヤルは黄味がかっており、白いダイヤルと並べてみると、その色の違いは明らかです。

高性能Cal.3230を採用

現行のRef.226570には、高性能な自動巻機械式ムーブメントCal.3285が搭載されています。Cal.3285パワーリザーブは約70時間を誇る新世代ムーブメントで、数件の特許も申請しています。衝撃や強い磁場に対する耐性、温度変化のある場所にも対応できる安定性など、あらゆる環境でも優れた性能を発揮するムーブメントです。
ロレックスが製造するムーブメントの中で唯一単独で短針が動く仕組みとなっています。

なお初代のRef.1655にはCal.1570が、第2世代のRef.16550にはCal.3085が採用されています。第3世代のRef.16570ではCal.3185、2007年からはCal.3186が採用されるようになりました。第4世代のRef.216570に搭載されているムーブメントは、パラフレックス耐震装置など当時の最新技術が搭載されたCal.3187です。

GMT機能搭載

GMT機能とは、他の国の時刻を表示する機能のことで、GMTは世界標準時(Greenwich Mean Time)の略称です。例えば現在いる日本を第1時間帯として設定しておき、フランスの時刻を第2時間帯として設定しておけば、一目でフランスの時刻を確認できる機能です。

この機能は第2世代から搭載されています。第1時間帯はダイヤルの目盛りと通常の針で、第2時間帯は24時間針とベゼルの目盛りを利用して確認します。

ビジネスなどで海外とのやり取りがある人はもちろん、旅行や出張で海外に行き現地と日本の時刻を把握しておきたい人にも便利です。自分以外にも、家族が海外旅行に行っていて連絡を取り合いたいときなどにも使えます。

ロレックス エクスプローラー1と2の違い

先述したように、エクスプローラーはいずれも探検家に向けて開発された時計ですが、エクスプローラー2は洞窟探検家も使いやすい機能が盛り込まれています。どちらも探検家向けの時計なので、エクスプローラー1も2も耐久性や視認性に優れている点は同じです。しかしデザインや機能面で異なる部分がいくつかあります。

エクスプローラー1と2の大きな違いはデザインです。エクスプローラー2はベゼルに24時間表記があり24時間針が配置されたスポーティーなデザインです。一方エクスプローラー1のベゼルには何も施されておらず、全体的にシンプルなデザインとなっています。ケース径も1が36mmから39mmと小ぶりなのに対し、2は40mmから42mmと比較的大きめのサイズです。

機能面を比較すると、エクスプローラー2は1にはない24時間表記や日付表示が搭載されています。エクスプローラー1はデザインや機能性など全体的にシンプルな時計、エクスプローラー2はより実用的でスポーティーな時計といえるでしょう。

ロレックス エクスプローラー2は人気ない?

ロレックス エクスプローラー2は人気がないという話を見聞きしたことはないでしょうか。耐久性や機能性に優れているのにもかかわらず、なぜ人気がないといわれるのか気になる人もいるはずです。

「エクスプローラー2は人気ない」といわれる理由は、エクスプローラー2がマニアックなことやシンプルなエクスプローラー1の方が好きな人もいるからと考えられます。確かに24時間表記は本物の洞窟探検家や海外と関わりのある人でなければ、使用する機会はほとんどないかもしれません。

またシンプルなエクスプローラー1の方が幅広いシーンで使いやすいですし、ロレックスではフォーマルなドレスウォッチも多く展開しています。そのため他の目立つモデルに埋もれてしまい人気がないといわれることもあります。とはいえ24時間表記は海外旅行などでも役立ちますし、個性的なエクスプローラー2が好きという時計愛好家も少なくありません。

ロレックス エクスプローラー2の資産価値

ロレックス エクスプローラー2はエクスプローラー1に比べるとカジュアルな印象で人気がないといわれることもあります。しかしコアなファンがいるため、資産価値は低くないといえます。

ロレックスは基本的に中古市場でも安定した価格で取り引きされており、エクスプローラー2の相場も高めです。特に初代エクスプローラー2は、条件によっては高値で取り引きされます。

また第2世代のアイボリーダイヤルは希少性が高く、人気があるため高値で取り引きされることが多いです。同じく第2世代の黒いダイヤルの中でも、塗料にヒビが入っているものも高値で取り引きされています。「スパイダーダイヤル」といって、1980年代の後半に製造されたロレックスの時計に多く見られます。
経年劣化によって自然に入る模様なので、世界に1つだけの時計としてコレクターから注目されています。

ロレックス エクスプローラー2の販売価格

ここで現行のロレックス エクスプローラー2の販売価格をチェックしてみましょう。現行のエクスプローラー2は、黒いダイヤルのモデルと白いダイヤルのモデルの2種類です。

それぞれの特徴と販売価格を紹介します。

  • モデル名:エクスプローラー2(黒)
  • 型番:Ref.226570
  • 販売価格:1,392,600円

※2024年09月4日時点。

黒いダイヤルにオイスタースチールのケース&ブレスレットでケース径は42mmです。固定式ベゼルには24時間目盛りが入っており、ダイヤルには視認性の高いクロマライトディスプレイを採用しています。インデックスと針は白、24時間針はオレンジ色で視認性も抜群です。

  • モデル名:エクスプローラー 2(白)
  • 型番:Ref.226570
  • 販売価格:1,392,600円

※2024年09月4日時点。

白いダイヤルにオイスタースチールのケース&ブレスレットでケース径は42mmです。機能面は黒いダイヤルと同じですが、デザイン面が異なります。こちらはダイヤル、針、インデックスともに白く、針とインデックスは黒で縁取りされています。

ロレックス エクスプローラー2の買取相場価格

ロレックス エクスプローラー2の売却を検討している人は、買取相場価格も気になるのではないでしょうか。エクスプローラー2の買取相場をいくつか紹介します。

  • 型番:Ref.226570
  • 状態や付属品:中古A品 ランダム 小傷、国際保証書 ボックス(指定)付き
  • 買取価格:約1,650,000円

※2024年09月4日時点。

  • 型番:Ref.16570(生産終了)
  • 状態や付属品:中古SA品 X番台(1991年頃) 美品、国際保証書(紙) ボックス(指定) タグ付き
  • 買取価格:約1,000,000円

※2024年09月4日時点。

  • 型番:Ref.16570(生産終了)
  • 状態や付属品:中古A品 A番台(1999年) 小傷、国際保証書 純正ボックス付き
  • 買取価格:約850,000円

※2024年09月4日時点。

  • 型番:Ref.16570(生産終了)
  • 状態や付属品:中古A品 W番台(1994年) 小傷、国際保証書 国際サービス保証書 純正ボックス付き
  • 買取価格:約1,000,000円

※2024年09月4日時点。

エクスプローラー2は中古市場でも全体的に高値で取り引きされていることが分かります。

参考:買取相場の推移

ロレックス エクスプローラー2の効率よく買取価格が分かる方法をご紹介

ロレックス エクスプローラー2を高く売るために、効率よく買取価格が分かる方法が4つあります。

  • 宅配買取

宅配買取は、無料宅配買取キットサービスを申し込むと自宅にいながら買取が完結するサービスです。近くに店舗がない人や、忙しくて店舗まで足を運べない人もスムーズに取り引きができます。

  • 店頭買取

店頭買取は、お手持ちの時計を店舗に持参して、その場で査定や現金の受取ができるサービスです。直接やり取りができるだけでなく、その店舗で気に入ったアイテムを見つけた場合は、売却時に受け取った分を資金にして購入できます。

  • 無料LINE査定

無料LINE査定は、LINEで買取してほしい時計の写真を送信すると査定結果が分かるサービスです。ラインで気軽に査定を依頼できるため、おおよその買取価格が知りたい人にも向いています。

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