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2021.07.29 (最終更新日2022.04.11)

パネライのルミノールマリーナとは?ルミノールとの違いやおすすめ新作モデルも紹介

パネライは日本国内で影響力のある腕時計ブランドのひとつとして君臨しています。そんなパネライが誇る数々のコレクションのなかでも人気が高いのが「ルミノール」です。

特にルミノールマリーナは発売されてから現代まで人気が続くシリーズとして時計愛好家から高い評価を受けています。

この記事ではルミノールマリーナに焦点を当てて解説したあとで、おすすめの新作モデルを6つ紹介していきます。

パネライのフラグシップモデル「ルミノール」

パネライのフラグシップとして有名なのが、ルミノールとラジオミールの2つです。どちらも、イタリア海軍からの依頼を受けて開発したダイバーズウォッチであり、潜水時でも時刻を確認できるよう塗布された夜光塗料がその名前の由来となっています。

両者の大きな違いとしては、リューズプロテクターの有無が挙げられます。後発コレクションのルミノールにはリューズプロテクターがついていますが、ラジオミールにはついていません。現代のリューズはネジ込み式ロックリューズが主流ですが、ルミノールでは開発された当時からロックレバー式を採用しており、大きな特徴のひとつとなっています。

ルミノールは7種類に分類される

パネライを代表するルミノールですが、実はたくさんのシリーズが存在しています。たとえば、最も基本的なモデルである「ベース」、ダイバーズウォッチとして高い評価を受ける「マリーナ」、スポーツ用クロノグラフとして男性から多くの支持を集める「クロノ」などが代表的なところです。

そのほかでは、ゼンマイの持続期間の確認ができる「パワーリザーブ」、エジプト海軍のダイバーズウォッチを基にした「サブマーシブル」、2か所の時間を同時に確認できるGMT機能がついた「GMT」、ハイエンドラインの「1950」があり、すべて合わせると7種類となります。

それぞれ異なる個性を持ち、デザインも大きく違うため、自分に合ったモデルを探せる点もルミノールの評価を高める要素のひとつになっています。

次の段落では、このなかでも特に長く時計ファンに愛されているルミノールマリーナについて掘り下げて解説します。

ルミノールマリーナは民間向け最初のコレクション

ルミノールマリーナは、パネライとして初めての民間向けコレクションです。もともとパネライはイタリア海軍と協力関係にあったブランドで、民間向け時計の製作は行っていませんでした。ルミノールの原型となるモデルは1950年に誕生していましたが、民間向けに販売されるのはそれから43年が経過した1993年です。

発売当時のルミノールは、初代ルミノールをイメージした「ルミノールベース」と、それに9時位置のスモールセコンドと拡大鏡つきの日付表示を加えた「ルミノールマリーナ」のみのラインナップでした。しかし、第二次世界大戦で実際に使われていたモデルという希少性や日常使いに便利な機能がそろっていたことから多くの人の関心を呼び、人気コレクションの仲間入りを果たすことに成功しています。

スモールセコンドの重要性を体現したモデル

イタリア海軍に腕時計を納入してきたパネライですが、ルミノールマリーナにもそうした軍隊向けのコンセプトが継承されています。

その代表的な機能がスモールセコンドです。軍の作戦では、数秒の誤差が文字通り命とりになりかねません。特に外部の状況を判断しにくい水中任務で、特殊部隊が完全に足並みを揃えて作戦を実行できるよう精密な時を刻むアイテムが必要だったのです。

そうした海軍特有の事情を理解していたパネライは、時分はもとより秒針においても高い視認性を誇る時計の製作に取り掛かります。その結果生まれたのが、驚きのパワーリザーブ8日間を達成したアンジェリュス製の機構と9時位置のスモールセコンドを採用したルミノールマリーナです。

スモールセコンドによって、イタリア海軍の特殊部隊は作戦実行が容易になったといわれています。それを忠実に踏襲したルミノールマリーナは、スモールセコンドの重要性を体現したモデルといえるでしょう。

アイデアの工房による独自素材にも注目!

パネライはルミノールやラジオミールといった独自の夜光塗料を開発するなど、もともと技術力に優れたブランドです。ムーブメントこそ他社製を採用していますが、それ以外は自社開発にこだわっています。

そのなかでも、近年ではケース素材の開発において特に評価を高めており、それに貢献しているのが「アイデアの工房(Laboratorio di idee)」というパネライが独自に保有している研究開発部門です。研究開発部門による成果は実際にいくつもルミノールマリーナに採用されていて、付加価値の向上に貢献しています。

ルミノールマリーナの歴史

ルミノールは1940年に製作されたラジオミールに代わって1950年に登場した腕時計です。それまで使用していた夜光塗料ラジオミールではなく、新開発のルミノールを使用していました。

パネライは軍用の精密機器や腕時計を製作していましたが、冷戦終結後に需要が少なることを危惧し、1993年には民間向けの時計製造ブランドへと業態変更を行います。そして、同じ年の9月に発表されたのが、「ルミノール」「ルミノールマリーナ」「マーレ ノストゥルム」という3本の腕時計でした。その発表自体も、ドゥランド・デ・ラ・ベンネ号というイタリア海軍の巡洋艦の船上で行われたのも当時の人たちにとっては大きなインパクトだったでしょう。

それから4年後の1997年にはカルティエやランゲ&ゾーネ、IWCといった世界的な高級ブランドの数々を傘下にしているリシュモングループに入り、国際的な知名度を獲得していきます。その過程において、ルミノールマリーナの人気が大きく貢献したことはいうまでもありません。

なお、夜光塗料の名前がそのままコレクションの名前となっているルミノールですが、蛍光塗料ルミノールにはごく微量の放射性物質が含まれていました。着用するには影響のないレベルの量ではありましたが、放射性物質を一切含まないスーパールミノバに変更することで安全性をさらに向上させました。

ルミノールマリーナの2020年新作モデルを紹介

ルミノールマリーナは民間向けに販売が開始された1993年から20年近くが経過した現代でも、数多くのユーザーから愛されています。それを証明するかのように、2020年と2021年には新作モデルが相次いで発表されました。

ここからは2020~2021年新作モデルを紹介していきます。パネライの研究機関で開発された独自素材が多く使われており、従来の「パネライらしさ」に新たな要素が加えられていることにも注目です。

2020年モデル ルミノールマリーナ 44㎜(Ref:PAM01313)

サンレイ仕上げが施された深く美しいブルーの文字盤が魅力のモデルです。このモデルには歴史的な遺産と評されることもある、サンドイッチダイヤルが採用されている点が大きな特徴となっています。

また、構造自体は従来品と変わりませんが、夜光塗料のスーパールミノバがサンドベージュからホワイトに変わっている点もポイントです。このカラーリング変更によって、それまでの海軍特殊部隊御用達の腕時計というイメージが薄まっており、普段使いしやすいデザインとなっています。

ストラップのラインナップにはブルーも用意されているので、文字盤と合わせて流行りのワントーンコーデに挑戦するのもよいでしょう。さらに、ストラップの素材はクロコダイルなので高級感も演出できます。

2020年モデル ルミノール マリーナ レフトハンド 8デイズ 44㎜(Ref.PAM00796)

ルミノールといえば左サイドにあるリューズプロテクターが有名ですが、その伝統をしっかりと受け継いでいるモデルです。

一般的にリューズは右サイドにつけられることが多いですが、イタリア海軍の特殊潜水隊がコンパスや水深計を左腕に装着していたことから、時計は右腕につけるしかありませんでした。そのため、ルミノールでは伝統的に左リューズが基本となっているわけです。

このモデルは左利き用ですが、右利きの人が左腕に装着した場合でも大型リューズが手の甲に当たることはないように配慮されています。

2020年モデル ルミノール マリーナ フィブラテック(Ref:PAM01663)

パネライで開発された新素材・フィブラテックを用いた新モデルです。フィブラテックは鉱石のひとつである玄武岩から作られており、スティールの70%、チタンの55%、カーボテックの5%も軽量化に成功しています。

また、自社製の自動巻きムーブメントP.9010を搭載し、300m防水、振動数4Hzを実現するなど、パネライの誇る高い技術力を感じられる点も魅力です。実用性の高いモデルを探している人におすすめの1本となっています。

2020年モデル !ルミノール マリーナ プラチナテック 44㎜(Ref.PAM01116)

70本限定で販売された希少価値の高いモデルです。文字盤にはアラビア数字とバーインデックスといったシンプルなデザインが採用されています。針にはブルーのアクセントが加えられており一見洗練された印象ですが、使用しているスーパールミノバは緑色に発光するタイプなので暗闇ではビンテージ感あふれる雰囲気となります。

このモデル最大の特徴はプラチナテックという素材が使用されていることで、ケース本体はもちろん、パネライが特許を取得したリューズプロテクターまで、いたるところに用いられています。一般的なK24ゴールドより11%も重く、純度95%を誇るプラチナのみを厳選しているので、身につけることで重厚感を感じられることでしょう。

2020年モデルルミノール マリーナ カーボテック 44㎜(Ref.PAM01118)

こちらはカーボテックという最先端素材をメインに使用したモデルです。カーボテックとは耐衝撃性と耐腐食性に優れた素材で、カーボンファイバーのシートをいくつも重ね、高圧で圧縮して作られます。高い耐久力を誇りながら超軽量である点もメリットで、その作業工程のなかでできる木目のような模様に独特の魅力を感じる人も多くいるようです。

また、ルミノールの誕生70周年を記念して製作されたことから、視認性とパフォーマンスの70年間保証もついています。こうした点からも、パネライは自らが誇る技術力に自信を持っていることが分かるでしょう。長期間の使用に安心感を求めたい人におすすめのアイテムです。

2021年新作!ルミノール マリーナ eSteel Grigio Roccia(Ref.PAM01358)

このモデルの特徴は、全体の58.4%にも及ぶ部品の数々にリサイクルした素材を使っていることです。特に、ケースと文字盤にはパネライがリサイクルベースの素材を用いて独自に開発した新素材「eSteel」が使用されています。

パネライはユネスコ政府間海洋学委員会(IOC)と協力関係にあり、こちらのモデルは2021年からの取り組みである「持続可能な開発のための海洋科学の10年」のPRの一環として作成されました。

ただし、リサイクルベースの素材を多く使用しているからといって、機能性に劣るわけではありません。振動数は28,800回/時、パワーリザーブ3日間、300m防水など、日常使いでは十分な性能を誇っています。環境問題に貢献したいと考えている人はチェックしておきましょう。

パネライのロングセラー、ルミノールマリーナ

ルミノールマリーナは、数あるパネライのコレクションのなかでもロングセラー商品です。もともとはイタリア海軍の特殊部隊のために開発されたものでしたが、現代では多くの時計ファンに愛されています。

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