COLUMNコラム
オメガのシーマスター プラネットオーシャンの魅力にせまる!特徴やおすすめモデルを解説
日本でも屈指の人気腕時計ブランドとしての地位を築きあげているのがオメガです。オメガにはムーンウォッチとして知られているスピードマスターやドレスウォッチの定番ともなっているコンステレーションなど、多くの時計ファンから愛されるコレクションがたくさんあります。
この記事ではそのなかでも、シーマスターのプラネットオーシャンに焦点を当てて解説します。人気モデルについても紹介していくので、オシャレな高級腕時計を探している人はチェックしてみてください。
プラネットオーシャンとは?
プラネットオーシャンは、オメガのダイバーズウォッチであるシーマスターのモデルのひとつです。シーマスターにはプラネットオーシャン以外にもアクアテラやダイバー300などがありますが、どのような違いがあるのでしょうか。まずはプラネットオーシャンの概要や歴史、最新モデルについて紹介していきます。
シーマスターの上位モデル
プラネットオーシャンはダイバーズウォッチとして人気の高いシーマスターの高精度モデルです。シーマスターが誕生したのは、第二次世界大戦が終結して間もない1948年でした。それから70年以上が経過する長い歴史のなかで、さまざまなモデルが登場しており、現在ではスピードマスターと並んでオメガを代表するコレクションとなっています。
シーマスターの人気モデルとして挙げられるのは、たとえばデザイン性で高い評価を受けているアクアテラやボンド・ウォッチとして高い人気を誇るダイバー300などです。そして、そのなかでも防水・防塵機能に優れた高精度モデルとしての魅力と、洗練されたデザイン性を両立させているのがプラネットオーシャンです。
プラネットオーシャンの歴史
プラネットオーシャンが登場したのは、初代シーマスターが発売されてから60年近くが経過した2005年です。シーマスターのハイスペックモデルとして開発されたのがきっかけで、発売当初から防水性能は600mを誇っていました。
これは従来のシーマスターシリーズの300m防水を大きく更新する性能です。また、それまでのシーマスターでは海をイメージさせるブルーを基調とするデザインが多かったのですが、プラネットオーシャンは大胆にもベゼルやベルトにオレンジを配色したことでも話題になりました。
その後、2016年にはケースのダウンサイジングやカラーリングの変更、最新ムーブメントの搭載などの改良が加えられましたが、カラーリングについては2019年に再び初代モデルを髣髴とさせるオレンジを導入しています。さらに、ベゼルリングがかつてのアルミニウム製からセラミック製へと変わり、より軽量化が図られるなど進化を続けているコレクションです。
2020年新作は海洋保護団体ネクトン(Nekton)モデル!
プラネットオーシャンの新作は2020年に発売された「シーマスター ダイバー300m ネクトン エディション」です。もともとオメガは世界の海洋保護や管理を目的として活動している海洋保護団体のネクトン(Nekton)と協力関係にあり、その友好の印として作成されました。そのため、このモデルの特徴は名称の由来となっている同団体とのパートナーシップを象徴しているデザインになります。
具体的には文字盤に波をイメージさせる曲線、ケースバックにはネクトンが使用している潜水艇をモチーフにしたデザインが刻まれている点が特徴です。また、ムーブメントには15,000ガウスに耐えられる「キャリバー8806」が搭載され、実用性にも優れたアイテムとなっています。
シルバーを基調としたベゼルとブラックの文字盤やベルトのコントラストが美しく、重厚感を感じられるモデルとして人気があります。
プラネットオーシャンの特徴は?
プラネットオーシャンは発売されてから15年程度と比較的歴史が浅いコレクションです。それにもかかわらず、オメガを代表するアイテムとしてすでに高い人気を得ています。プラネットオーシャンの愛好家はどのような点に魅力を感じているのでしょうか。
優れた防水性能と耐磁性能
前述したように、プラネットオーシャンは600m防水という驚異的な防水性能を誇っています。その防水性能によって、ほとんどのダイビングスポットで利用できることから、プロユースの腕時計といっても過言ではありません。
一般ユーザーにとって、そこまでの防水性能が必要になるケースはあまりないかもしれませんが、防水性能の高さは堅牢さに直結しています。ケースには傷や衝撃に強いサファイアクリスタルが採用されており、タフな腕時計としてアウトドアで身につける際にもそれほど気を遣わなくてすむのはメリットです。
また、マスターコーアクシャル搭載機は15,000ガウスという高い耐磁性能を誇っている点も特徴です。腕時計内ムーブメントのパーツが磁気を帯びることによって精度に狂いが生じることもよくありますが、プラネットオーシャンは特殊合金の二ヴァガウスを採用することで、ムーブメントそのものに耐磁性を持たせることに成功しています。優れた防水性能や耐磁性能、耐久力は上位モデルであるプラネットオーシャンならではの魅力です。
ムーブメント
オメガのムーブメントといえばコーアクシャル機構が有名です。コーアクシャル機構とは、使用されているパーツ同士の摩耗を減らすことで耐久力をアップさせたムーブメントで、1999年ごろからオメガの腕時計に搭載されています。
一般的な機械式時計は5年程度でオーバーホールを行った方がよいとされていますが、コーアクシャル機構搭載モデルは10年程度の周期でも大丈夫だといわれているぐらい耐久性が高いといわれています。
また、マスタークロノメーター規格に合格した製品である点もプラネットオーシャンの魅力です。マスタークロノメーター規格は、2015年にスイス連邦計量・認定局(METAS)とともにオメガが制定した時計の品質規格なので、それ以降に生産されたモデルはこの規格を満たすように作られています。
規格のテストは全部で8項目で、そのなかに、15,000ガウスの磁気に耐えられるかの検査も含まれているため、前述した耐磁性もしっかり保証されています。
デザイン
プラネットオーシャンは600m防水を達成するために必要だったタフなケースやブレスレットはもちろん、逆回転防止ベゼルやヘリウムエスケープバルブなど、ダイバーズウォッチとして優れた機能を有しています。
こうした機能をいくつもつけるとゴツゴツしたデザインになりがちですが、プラネットオーシャンは一見するとダイバーズウォッチとは思えないぐらい、とてもスタイリッシュです。プロユースのダイバーズウォッチでありながらクールで洗練された印象を与えてくれるデザインのギャップに魅せられて、ファンになる人も多いコレクションとなっています。
また、なんといってもプラネットオーシャンといえば、初代モデルに採用されたオレンジカラーが特徴です。2019年に発表されたモデルではセラミック素材でありながら、オレンジカラーを復活させました。一般的にセラミック素材で暖色系をカラーリングするのは難しいとされており、この点からもオメガの持つ技術力の高さがうかがえます。
プラネットオーシャンおすすめモデル5選
プラネットオーシャンは優れた機能性とデザイン性を両立させたアイテムです。しかし、いくつものモデルが発売されていることから、お目当てのウォッチを探すのに苦労している人もいるのではないでしょうか。そこで、ここからはプラネットオーシャンのおすすめモデルを5つ紹介していきます。
プラネットオーシャン クロノグラフ 232.30.46.51.01.001
プラネットオーシャンらしく、耐傷性に優れたサファイアクリスタルガラスを採用した現行モデルです。当然のことながら600m防水やヘリウムエスケープバルブといったプラネットオーシャンに欠かせない機能も付いています。デザイン面ではブラックを基調とした文字盤にシルバーの時分針がよく映えており、クールで洗練された印象を与えてくれます。
また、スモールセコンドにはプラネットオーシャンのイメージカラーともいえるオレンジの針が採用されているのも魅力です。ケースバックはシースルー仕様となっており、オメガの特徴でもあるコーアクシャル機構のキャリバー9300を眺められます。
プラネットオーシャン GMT 232.30.44.22.01.001
サファイアクリスタルガラスが採用されたケースやステンレススチール性のブレスレットなど、耐久性に優れた部分はそのままに、デザイン面で調整が施された現行モデルです。具体的には、ラッカー仕上げのブラックダイアルと中央に配置されているGMT針が特徴になります。
こちらのモデルもクロノメーター検定に合格したコーアクシャル機構のキャリバー8605が搭載されており、シースルー仕様のケースバックから眺めることが可能です。ムーブメント好きならチェックしてみてはいかがでしょうか。
プラネットオーシャン クロノグラフ 222.32.38.50.01.003
プラネットオーシャンのなかでも、個性的なカラーリングで人気のある旧モデルです。このモデルの特徴はベゼルやリューズ、ベルトなど、さまざまな場所に配色された色鮮やかなオレンジです。身につけることですぐにプラネットオーシャンだと分かるデザインが魅力の逸品となっています。
文字盤には日付窓や連続スモールセコンド針が用意されているなど実用性にも配慮されているほか、コーアクシャル機構のキャリバー3313が搭載されており、耐久性にも優れたモデルです。
プラネットオーシャン クロノグラフ 232.30.46.51.01.002
ベゼルとリューズにプラネットオーシャンの代名詞である鮮やかなオレンジをカラーリングした旧モデルです。ヘリウムエスケープバルブや防水性能600mというダイバーズウォッチとして実用性に優れた機能が付いているのはもちろん、プレートにセラミックを採用したベゼルには逆回転防止機構が付いています。
そのほかにも、12時間計と60分計が3時位置の同じダイアル内に収めてあるので、経過した時間を一瞬で判断できるのも特徴です。まさに本格派のダイバーズウォッチといえるモデルでしょう。
プラネットオーシャン GMT 232.30.44.22.01.002
スタイリッシュなデザインが特徴の旧モデルです。基本的なカラーリングは文字盤やベゼルのブラックとケースおよびブレスレットのシルバーとなっており、比較的落ち着いた印象を与えるアイテムとなっています。
ただし、6時と9時、12時を表す数字にはアクセントとしてオレンジが配色されており、プラネットオーシャンらしさもしっかり感じられます。600m防水やコーアクシャル機構のキャリバーが搭載されているなど、機能面でもほかのモデルに劣ることはありません。普段使いしやすいプラネットオーシャンを探している人におすすめのモデルになります。
シーマスターのなかでも人気のプラネットオーシャン
シーマスターにはアクアテラやダイバー300など、人気モデルがいくつもあります。しかし、そのなかでもプラネットオーシャンは上位モデルということもあって、人気の高いコレクションです。
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