金相場は今後どうなる? 金相場高騰の理由や相場に影響を与える要因など徹底解説!-ブランド買取なら高価買取の「ロデオドライブ」へ

宅配買取全国対応

03-5784-1121

【受付時間】11:00~19:00

無料LINE査定実施中!

COLUMN

2023.09.21 (最終更新日2024.02.21)

金相場は今後どうなる? 金相場高騰の理由や相場に影響を与える要因など徹底解説!

昨今の金相場の高騰を受けて、金の売買や金投資を考えている人もいるかもしれません。金投資をする際に把握しておきたいのが、金相場です。この記事では、現在(2023年7月時点)で金相場が高騰している理由や金相場に影響を与える要素、今後の金相場の予測などを解説します。ぜひ参考にしてください。

2000年代から金相場は上昇トレンドに

これまで金相場はどのような推移をたどってきたのでしょうか。1990年代の金相場は低い水準で推移していました。しかし、2000年代に入ると徐々に上昇トレンドになります。実際、1999年には1gあたり約1,000円であった金価格は、2023年6月には1gあたり9,876円を記録し、約9倍もの価格になっています。

金相場が上昇し始めた背景には、世界情勢や政治などが大きく影響しています。まず、2001年にはIT関連の株価が大きく下落して、投資家の多くが大きな損害を抱えるなど経済状況が不安定になりました。そのため、安定性のある金への投資が増え金相場も上昇したのです。
その他にも、2000年代にはイラク戦争の勃発やリーマンショックなど世界情勢や経済状況が不安定になる出来事が多く起こったため、金のニーズが高まり金相場も上昇しました。2000年以降で金相場が高騰した出来事に関して、次の章で解説します。

金相場が高騰している理由

なぜ2000年以降、金相場が上がったのでしょうか。

主な理由としては、下記の4つの出来事が挙げられます。

  • イラク戦争
  • サブプライムローン/リーマンショック
  • 新型コロナウイルス
  • ウクライナショック

以下では、それぞれの項目が金相場にどのような影響を与えたのか、詳しく解説します。

イラク戦争

まずは、イラク戦争です。2001年9月11日に起こったニューヨークの同時多発テロをきっかけとして、イラクとアメリカの関係は悪化しました。
アメリカは、イラク政府がテロを起こした組織とつながっていると考えて、2002年にイラクへの大規模査察を実行します。そして、2003年にアメリカがイラクへの攻撃を開始したことでイラク戦争が勃発しました。

このとき、戦争という非常事態により金融資産の価値が低下することを恐れ、多くの投資家が安定性のある金投資に流れました。2002年に戦争の予兆が見えたころから金相場は上昇傾向を見せ始め、戦争勃発直前には一時下落しましたがその後はさらに上昇しています。

サブプライムローン/リーマンショック

2007年に起こったサブプライムローン問題のときも、金相場が高騰しました。サブプライムローンとは、米国で信用力の低い人向けに高金利で貸し出した住宅ローンのことで、この延滞率が高まることで住宅関連会社や金融機関などの株価が大幅下落して問題に。
これを受けて、世界的に金融に対する不安が高まり、より安全な投資先として金が選ばれ相場が上昇したのです。

また、2008年に起こったリーマンショックも金相場の高騰を引き起こしました。アメリカの大手投資銀行であるリーマンブラザーズが、サブプライムローン問題により経営破綻し、金融危機が起こったのです。結果として、世界中の投資家が投資先を株式から金に移したことで金の需要が高まり、金相場が上昇しました。

新型コロナウイルスによる世界的なパンデミック

2020年には、新型コロナウイルスが世界的に大流行しました。世界中でロックダウンや外出制限がなされ、消費が落ち込み経済が悪化。このような状況のなか、株式や紙幣などへの不信感も高まり、多くの投資家が資産を金へと交換したのです。そのため、金相場はリーマンショック以降9年ぶりに高値を更新しました。

ウクライナショック

2021年には、ロシアとウクライナ間で緊張関係が発生して、ロシアによるウクライナへの侵攻が開始されました。2023年7月現在でも両国間の争いは続いています。

ロシアによるウクライナへの侵攻を受けて、政治的・経済的に不安定な状況になりました。戦争によるこうした不安から、投資家のあいだでは安全な資産として金を購入する動きが高まり、金相場の高騰につながっています。

金相場に影響を及ぼす要因とは?

金相場に影響を及ぼす要因はさまざまですが、主な要因としては以下の4点が挙げられます。

  • 世界経済と金利
  • 金の需給バランス
  • アメリカドルの信用
  • テロや戦争などの大事件

ここでは、それぞれの要因について詳しく解説します。

世界経済と金利

金相場に影響を与える要因としては、世界経済と金利が挙げられます。世界経済が不安定になると金相場は上昇傾向になり、経済が安定すれば金相場は下落する傾向です。
経済が不安定になると株式市場などの動向に不安を覚える投資家が増えます。結果として、経済不安などに左右されにくい安定資産である金へのニーズが高まって、金相場が上昇するのです。対して、経済が安定すれば株式などへの投資で高い利益が見込めるため、金から株式などへの投資に移行する投資家が増え、金相場は下落します。

また、金利も金相場に大きな影響を与えます。金利が高ければ金融機関に現金を預けておくだけで資産が増えます。しかし、金利が低ければ現金を預けても資産はあまり増えません。金利が低いと現金以外への投資が進むため、金相場も上昇します。

金の需給バランス

金の需給バランスも、相場に大きな影響を及ぼします。金に限ったことではありませんが、需要が高まれば価格は上昇し、需要が低下すれば価格は下落します。
特に、金は限られた資源であるため、需給バランスは金相場に大きな影響を与える要素です。金の供給は鉱山からの生産量やスクラップからの精製量、需要は宝飾品の売れ行きや投資需要の増減から判断できます。

特に、大国である中国とインドの金需要には注目です。中国は豪華さが求められる文化なため、金の売買がかなりポピュラーです。
またインドは昔から金文化があり、農村地帯などでは銀行口座を持つことなく金を保有することで蓄財する人も多くいます。2国とも人口の多い国なので、これらの国の金需要は世界の金の需給バランスに大きな影響をもたらします。

アメリカドルの信用

金は国際通貨であるアメリカドルで取引されているため、ドルの信用も相場に影響を与える要素の一つです。アメリカ情勢が不安定になると、世界中の投資家たちはドルを売る流れを活性化させます。ドルを売り、資産価値がなくならない金に交換する投資家が増えるため、金の需要は高まり相場が上昇するという仕組みです。
逆に、アメリカドルへの信用が高まれば金の相場は下落します。

また、日本での金相場にもアメリカドルの価格が影響しています。ドル建てで取引されている金を購入する際には、為替相場にも気を付けましょう。円安になると金の価格は上昇し円高になると金の価格は下降します。

テロや戦争などの大事件

テロや戦争といった地政学的な大事件も、金相場には大きな影響を与えます。テロや戦争といった大きな事件が起こると、政情不安が生じるリスクがあります。例えば、近年でいえば、イラク戦争やウクライナショック、新型コロナウイルスなどです。

このような出来事が起こると、政情不安が高まり投資対象が株式や債券などから、現物資産である金へと移行する流れが加速化します。そのため、地政学的なリスクが高まると金相場は上昇し、世界情勢が安定すると相場が落ち着くケースが多いです。

2023年以降の金相場はどうなる?

それでは、2023年以降の金相場はどうなるのでしょうか。金投資をする上で、金相場の動向予測は欠かせません。ここでは、2023年からの金相場がどうなるのか、大胆予想します。しかし、金の相場予測は非常に難しいため、必ずしも予測通りになるとは限りません。あくまでも予想の一つとして参考にする程度に留めてください。

短期的には一時下落の可能性

2023年以降の金相場は、短期的には一時下落する可能性があります。2020年から続いた新型コロナウイルスが収束傾向にあり、今後経済に対する不透明感や不安がなくなる可能性があるからです。

また、ウクライナショックは未だに収束の兆しは見えません。しかし、当事国の国内情勢や他国からの働きかけなどさまざまな要因により、和平に至る可能性もあります。ウクライナショックが落ち着くフェーズでも、金相場が一時的に下落することが考えられるでしょう。

長期的には価値は保たれる

短期的に見れば一時下落の可能性がある金相場ですが、長期的視点では価値は保たれると予想されます。これには、金の需要の高まりが関係しています。
金は装飾品や投資目的だけでなく、工業分野などさまざまな産業において需要が高まっている金属です。需要が高まることで投資対象としての価値も高まり、長期的に見れば上昇傾向が続くと考えられるでしょう。

また、金は採掘量に限りのある資源です。将来的には採掘できる金はなくなるといわれており、金の希少価値がさらに高まると予想されます。

金投資は長期がおすすめ

金投資をする際には、短期ではなく長期がおすすめです。金は毎日市場で取引されているため、金の価格は常に変動しています。その細かな相場の動きに反応して売り買いするケースもありますが、一般的な個人投資家にとっては現実的ではありません。

金は埋蔵量にも限りがあり、今後も上昇していく可能性があるため、金投資で利益を出したいと思うのなら短期的な利益にこだわらずに長期的な目線で投資を行うことをおすすめします。

金相場の予想は難しい

金の相場は常に変動しています。しかし、金相場はさまざまな要因によって変動するため、今後の相場を予想するのは難しいといえるでしょう。しかし、金投資は有事の際のリスクヘッジとして、有効な投資方法の一つであるといえます。

ロデオドライブでは、金や金製品の買取を行っています。金に精通したバイヤーが在籍しているので、高値買取には自信があります。金の買取ならロデオドライブにお気軽にご相談ください。

ロデオドライブの金・貴金属買取実績はこちら

簡単査定で買取価格をチェック

ブランド買取が初めての方におすすめ



今月のキャンペーン