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COLUMN

2021.11.22 (最終更新日2022.05.11)

ブレゲのトラディションを徹底解説。その特徴やおすすめモデルも紹介

フランスの腕時計ブランド「ブレゲ」は、世界中の時計愛好家に支持されています。ブレゲは天才時計師といわれるアブラアン・ルイ・ブレゲによって、1775年に設立されました。

ブレゲのコレクションのなかでもブレゲが発明したさまざまな機構を楽しむことができるのがトラディションです。この記事では、ブレゲのトラディションを徹底解説するとともにおすすめモデルも紹介しています。ぜひ参考にしてください。

ブレゲのトラディションとは?

ブレゲのトラディションは1794年にブレゲが発明した耐衝撃構造「パラシュート機構」と、常に正確に時を刻む「可変慣性テンプ」の2つの機構を搭載しています。

創業当時のブレゲで主流だった懐中時計のムーブメントにはそれらの2つの機構が使われており、その懐中時計用のムーブメントを腕時計用に忠実に再現して製造されたのがトラディションです。トラディションは手作業によって完成された繊細で美しいムーブメントを、裏と表どちらからでも眺めることができるようになっています。

時間だけでなく芸術的な機構をいつでも眺められる独創的なつくりが、時計を心から愛する愛好家たちの心をつかんで離しません。

トラディションの歴史

ブレゲの経営権が1999年にスウォッチグループに移行されたことで、スウォッチグループの会長であるニコラス・Gハイエック氏がブレゲの社長も兼任することとなりました。
トラディションが発表されたのはハイエック氏が社長になってから数年後の2005年のことです。当時発表されたのは手巻きモデルの7027で、現在は7038・7097・7077・7047・7067・7057・7597のラインナップとなっています。

ブレゲというブランド自体は1775年創立という長い歴史があるため、2005年発表というと新しい時計のイメージを持つかもしれません。しかし、トラディションは天才時計師ブレゲが誕生させた名機を復活させるべく、ハイエック氏が陣頭指揮をとり発表したコレクションです。コレクションは誕生したばかりでも、ブレゲの歴史がしっかりと刻まれています。

トラディションの特徴

トラディションの特徴は、なんといっても独創的なデザインと搭載されている機構です。ここからはトラディションの特徴について詳しく説明します。

「スースクリプション」から発想を得た独特なデザイン

トラディションの独特なデザインは、かつてスースクリプションで販売された懐中時計から発想を得ています。

スースクリプションとは予約と同時に代金の一部を支払う販売方法のことです。ブレゲがスースクリプションで販売していた懐中時計は、中心に香箱を配置しその周辺にムーブメントが組み立てられているのが特徴でした。ムーブメントもシンプルでありながら精度が高く、価格も比較的手ごろだったことで人気を集めます。

トラディションはスースクリプションで販売していた懐中時計のムーブメントを忠実に再現し、フェイスデザインにしたことで個性が際立つコレクションとなりました。

耐衝撃吸収装置「パラシュート機構」も搭載

トラディションには、ブレゲが発明した衝撃吸収機構「パラシュート機構」が搭載されています。パラシュートは現在採用されているインカブロック機構をはじめとする、あらゆる耐衝撃機構の元となっている機構です。テンプの軸(天芯)の先端を円錐形にカットし受け皿で支え、さらにそれらをバネがついた台に載せることで、ムーブメントの要ともいえるテンプを衝撃から守る仕組みになっています。

ブレゲは1790年にパラシュート機構を発明し、それからすべてのモデルで採用するようになりました。ちなみに、ブレゲはパラシュート機構の性能を確かめるため、招待されたサロンで多くの人が見守るなか、実際に時計をたたき落として実演して見せたという記録が残っています。

トゥールビヨンやミニッツリピーター搭載モデルも

トラディションのなかにはトゥールビヨンやミニッツリピーターを搭載したモデルもあります。「トゥールビヨン」「ミニッツリピーター」「パーペチュアルカレンダー」は三大複雑機構と呼ばれている機構です。

ブレゲはトゥールビヨンとパーペチュアルカレンダーを発明し、ミニッツリピーターを小型化して懐中時計に搭載することに成功しました。現代の腕時計に搭載されている三大複雑機構は、すべてブレゲによって誕生した機構といえるでしょう。

ブレゲの偉大な功績:トゥールビヨンとは

トゥールビヨンは、フランス語で「渦」を意味します。脱進調速機一式を回転するキャリッジ(ケージ)に納め、脱進器全体を回転させることで重力による影響を緩和し、優れた精度を保つ機構です。どのような姿勢になっても精度が変わらない機構として有名になりました。

とはいえ、高い技術力を要するため、誰でも製造できる機構ではありませんでした。実際に、1823年にブレゲがこの世を去ってからしばらくの間トゥールビヨンが採用されることはなく、再度注目されるようになったのは1980年代に入ってからのことです。

ブレゲの偉大な功績:ミニッツリピーターとは

ミニッツリピーターは、ケースについているレバーやボタンを操作すると音で時刻を知らせてくれる機構です。1時間、15分、1分単位でそれぞれ異なる音色を奏でることで、暗闇のなかにいても正確な時刻を知ることができます。

ブレゲがミニッツリピーターの小型化に成功するまでは置き時計に搭載されており、ハンマーが直接時計のケースを叩く方式でした。それをゴング方式に変えたことで小型化に成功しただけでなく、澄んだ音色を奏でるようになったのです。

トラディションのおすすめモデル7選

ブレゲの素晴らしい技術を搭載したトラディションには複数のモデルがあります。この記事ではそのなかでもおすすめのモデル7選を紹介しているので、新たに購入する際、または売却する際の参考にしてください。

トラディション(Ref.7067BR/G1/9W6)

Ref.7067BR/G1/9W6は肌なじみのよいローズゴールドのケースと、明るいブラウンのアリゲーターストラップが紳士的な印象の現行モデルです。ローズゴールドのケースがトラディションの特徴でもあるムーブメントのフェイスデザインを際立たせています。プライベートで大人のおしゃれを楽しみたいときはもちろん、第2時間帯表示でビジネスシーンでも活躍してくれるでしょう。

ケース径は40mmと、トラディションのなかでは小ぶりなので、着けこなしやすさもポイントです。

トラディション インディペンデント クロノグラフ (Ref.7077BR/G1/9XV)

Ref.7077BR/G1/9XVは、2015年に発表された現行モデルで、さまざまなコンクールで受賞しています。3Hzと5Hzの異なる振動数のテンプを2つ使用して、通常の時刻表示用とクロノグラフ機能用で分離させました。機能性の高さに加えて、左右対称になっているテンプの美しさとユニークさが評価されています。

無機質なムーブメントにブルーの針がアクセントとなっているデザインが特徴的です。なお、クロノグラフは最大20分間作動します。ケース径44mmと存在感のあるサイズで、上品ながらも男性的な力強さを感じさせるモデルです。

2020年モデル トラディション オートマティック レトログラード セコンド (Ref:7097BB/GY/9WU)

Ref:7097BB/GY/9WUは、2020年新作のブレゲブティック限定モデルです。深く鮮やかなブルーのダイヤルの10時位置に施された、秒を示すレトログラードセコンドが印象的なデザインとなっています。

また、ブレゲひげゼンマイと脱進機のアンクルにシリコン素材を使っているのも特徴です。パラシュート機構はダイヤル4時位置に搭載されています。品のよいホワイトゴールドのケースにブルーのダイヤルとアリゲーターストラップの組み合わせが爽やかな印象を受けます。ケース径は40mmとビジネスシーンでも違和感のない大きさです。

トラディション Ref.7057BB/11/9W6

Ref.7057BB/11/9W6は華やかさが特徴の現行モデルです。ホワイトゴールドのダイヤルにブルーの針やゴールドを使用し、カラフルな印象になっています。ムーブメントはブレゲ自社製手巻きCal.507DRを採用、パワーリザーブは50時間です。

ケース径は40mmとトラディションのなかでは小ぶりですが、存在感は十分にあります。

トラディション オートマティック レトログラードセコンド Ref.7097BB/G1/9WU

トラディションコレクションで初めての自動巻き機構搭載の現行モデルです。裏蓋からはゴールド製のローターを確認することができます。パラシュート機構にブレゲ針、ブレゲひげゼンマイのほか、カンギ車とアンクルにシリコン素材を採用するなど、ブレゲの発明がふんだんに盛り込まれているモデルです。

ケース側面にはコインのようなコインエッジを施しクラシックな雰囲気を醸し出しています。トラディションのなかでもシンプルな印象で、ケース径も40mmと大きすぎないためあらゆるシーンで着用しやすいでしょう。

トラディション トゥールビヨンフュゼ Ref.7047

Ref.7047はトラディション初の複雑時計として2007年に発表された現行モデルです。トゥールビヨンや円錐滑車と鎖引きによるコンスタントフォース(定力装置)を搭載し、トゥールビヨンが発明されたころの時計と近いつくりになっています。トラディションの歴史とともに楽しみたい方におすすめです。

ブレゲならではのギヨーシェ彫りが施されたダイヤルがケース内左下に配置されているのも特徴的といえるでしょう。ケース径41mmの絶妙なサイズ感も魅力です。

トラディション ミニッツリピーター トゥールビヨン (7087BR/G1/9XV)

2016年に発表された7087BR/G1/9XVは現在生産終了となっているモデルです。トゥールビヨンとミニッツリピーターの両方が搭載されたモデルで、複雑機構を存分に楽しめます。この時計に搭載されているミニッツリピーターは10年以上にわたる研究の末、6件もの特許を取得しました。

また、ミニッツリピーターが搭載されていることで、ほかのモデルとはひと味違った機構を眺められるのもポイントです。特殊な機構と品のある色使いが大人の男性の魅力をアップさせてくれるでしょう。ケース径は存在感のある44mmです。

時計好きに評価されるトラディション

ブレゲは時計の歴史を200年早めたといわれています。彼が発明した機構を存分に楽しめるモデルがトラディションです。優れた機能性だけでなく、独特で個性的なデザインも魅力となっています。

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