IWCの定番、パイロットウォッチを徹底解説。人気のマークシリーズの歴代モデルや新作モデルも紹介します-ブランド買取なら高価買取の「ロデオドライブ」へ

宅配買取全国対応

03-5784-1121

【受付時間】11:00~19:00

無料LINE査定実施中!

COLUMN

2021.08.13 (最終更新日2022.01.17)

IWCの定番、パイロットウォッチを徹底解説。人気のマークシリーズの歴代モデルや新作モデルも紹介します

ポルトキーゼやポートフィノといった人気コレクションを多数輩出しているブランドがIWC(インターナショナル・ウォッチ・カンパニー)です。IWCの魅力は何といっても機能性を追求した合理的なデザインで、代表するコレクションのひとつにパイロットウォッチがあります。

この記事ではパイロットウォッチの種類や歴代モデル、注目の新作モデルまでを徹底解説していきます。すでにパイロットウォッチを所有している人や、これから購入を検討している人も、楽しいウォッチライフの参考にしてください。

パイロットウォッチとは

IWCというブランド名を聞くと、上品さやスタイリッシュさが特徴のコレクション、ポルトキーゼを思い浮かべる人もいるかもしれません。パイロットウォッチはそのポルトキーゼと同じく、IWCを代表するシリーズとして時計愛好家に認知されているアイテムです

もともとパイロットウォッチは空軍のために開発された経緯があり、当時から優れた精度や耐磁性を誇っていました。現代でもそうした特徴を活かしたモデルが多く、実用的でメンズライクな腕時計として人気を博しています。

パイロットウォッチの種類

パイロットウォッチのコレクションは主に5つのシリーズが用意されていて、いずれも空軍や飛行士と深い関わりを持っています。

1930年代の初期モデルの趣を踏襲した「クラシック」シリーズは、クラシカルな雰囲気で根強いファンを持つ人気シリーズで、後述するマークシリーズはこのクラシックシリーズの流れを汲んだものです。

2003年から発売されている「スピットファイア」は、かつてイギリス空軍が実際に戦争で使用していた戦闘機から名づけられたシリーズで、民生モデルとは思えないほどの堅牢性や耐磁性を誇るタフさが魅力となっています。

また、2012年発表の「トップガン」はアメリカ海軍の戦闘用教育プログラムの愛称から、2013年の「プティ・プランス」は飛行士である作家サン=テグジュペリが書いた有名小説「星の王子さま」をそれぞれモチーフにしたデザインが特徴です。

IWCとサン=テグジュペリの関係は深く、ほかにもサン=テグジュペリをオマージュした、「アントワーヌ・ド・ サンテグジュペリ」というシリーズがあります。

マークシリーズの歴代モデル

上述したように、パイロットウォッチには多くのシリーズがありますが、そのなかでも定番なのがクラシックシリーズから生まれた「マークシリーズ」です。

マークシリーズはもともとイギリス空軍に納入するために作られた時計で、パイロットモデルらしく高い機能性を誇りながら、洗練されたデザインが特徴です。

初代モデルが発売されてから80年以上が経過した現代でも、新作が登場するほど根強いファンが多いシリーズとなっています。

正式発表前のモデル

「マークシリーズ」というシリーズ名が正式名称となったのは、1948年に発売されたマーク11からです。後にマークシリーズの仲間入りを果たすマーク9は1936年に発売されていましたが、発売当初は「スペシャル・パイロット・ウォッチ」と呼ばれていました。その後継機であるマーク10も発売当初は「Watch Wrist Waterproof」の頭文字をとって、「W.W.W」という名称が採用されています。

つまり、マーク9やマーク10という名称は、後から付けられた名前というわけです。これらの正式発表前のモデルにはデザインの統一性があまりありませんが、マーク11以降は現代的で洗練されたデザインが採用されています。

マーク11

現代に通じるマークシリーズの人気を確立したのが1948年に発売されたマーク11です。マーク11はタフさに優れている点が特徴で、初めて軍隊に正式採用されたモデルとなっています。

当時としては抜群の性能の高さを誇る名機として名高い手巻き式のCal.89を採用しており、機能面でも特に優れています。また、夜光塗料としてトリチウムが採用されたことも話題になりました。

デザイン性・機能性に優れたマーク11のDNAは、その後もマークシリーズに受け継がれていきます。

マーク12

マーク12が発表されたのは、マーク11が発表されてから45年も経過した1993年です。IWCの創立125周年をきっかけに発表されたもので、マークシリーズのなかでも初めての民間向けのモデルとして話題になります。

ただし、民間向けモデルだからといって機能性や耐久性に劣るわけではありません。ムーブメントにはジャガー・ルクルト製のCal.889をベースに、IWCが独自にチューニングした機構が採用されており、1000時間にも及ぶ耐久テストに合格したものだけが使われています。

メンズだけでなく、レディースサイズも展開し、バリエーション豊かなラインナップで多くの人に愛されているモデルです。

マーク15

マーク12からのコンセプトをキープしつつ、フルモデルチェンジが行われたのが1999年に発売されたマーク15です。

デザインのコンセプトはそのまま踏襲されているので、ケースサイズがおよそ1mm大きくなった以外はあまり変わっていません。その代わりに、ムーブメントがそれまでのCal.889からETA社製の2892A2をベースとしてチューニングしたCal.37524へと変わっています。

一般的にETA社製のムーブメントを採用するときは、自動巻きローターの乗せ替えだけですませるケースがほとんどです。しかし、このモデルではパーツの美しさを徹底的にこだわりぬくなど、IWCらしくクオリティの高さを細部まで追求し、改良を加えたアイテムとなっています。

マーク16

2006年に入ってから発売されたのがマーク16で、デザインもマーク15と比べていくつかの変更点があります。たとえば、ケースサイズはマーク15の37mmより2mm大きい39mmとなっており、存在感が増しています。また、文字盤のデザインも変更され、6時と9時のインデックスがバーデザインとなったほか、針もひし形に変わっているのが特徴です。

それまでと一線を画したデザインによって雰囲気が大きく変わり、マークシリーズファンに大きなインパクトを残したモデルとして知られています。

マーク17

2012年から登場したマーク17ではケースサイズがさらに41mmにまで大きくなり、マークシリーズとして初めて40mmの大台を超えています。

そのほかにも、日付表示は「3日間のインジケーター表示」になったのが特徴です。操縦席のコックピットをイメージさせる日付表示窓は、ギア感あふれるデザインとして多くの男性から支持されました。

ただし、残念ながらこの日付表示窓はこれ以降のシリーズには搭載されていません。そのため、マークシリーズのなかでも個性的なモデルとして有名です。

マーク18

前回のマーク17からわずか4年という比較的短い期間で新たに登場したのが、2016年に発表されたマーク18です。それまでケースサイズは大きくなる一方でしたが、このモデルは前作に比べて1mmダウンサイジングした40mmとなっています。

また、文字盤のインデックスも、3時・6時・9時のインデックスが短くなり、12時を表す三角マークもインデックスの内側に移動しています。

そのほかにも、サントーニ社製の牛革ストラップの採用や日付表示を1日分に戻すといった細かな調整が行われており、ユーザーの使いやすさに配慮したモデルとして人気です。

パイロットウォッチの新作

これまで、数々のモデルを発表してきたパイロットウォッチですが、2021年にスイス・ジュネーブで開催された「Watches & Wonders」(ウォッチ&ワンダー)で新作を発表しています。ビッグ・パイロット・ウォッチを中心とした新しい6つのアイテムにはそれぞれの特徴があり、これから多くの人を魅了していくでしょう。

そこで、最後にパイロットウォッチの新作モデルを6つ紹介していくので、時計選びの参考にしてください。

ビッグ・パイロット・ウォッチ 43(Ref.IW329301)

オリジナルモデルを意識したシンプルな3本針が特徴的なモデルです。ケース径は43mmと比較的大きいものの、デザインがシンプルであるためそれほどゴツさは感じません。そのため、カジュアルからフォーマルまで幅広く使用できるでしょう。

また、「EasX-CHANGE」システムが導入されているのも特徴で、ツールを使用しなくてもストラップを簡単に交換できるように配慮されています。ストラップのバリエーションは豊富にそろっているので、そのときの気分に合わせて使い分けることも可能です。

ビッグ・パイロット・ウォッチ・ショックアブソーバー XPL(Ref.IW357201)

パイロットウォッチといえば頑丈さが魅力のひとつですが、そのなかでも耐衝撃性を追い求めたモデルです。ムーブメントをケースから分離し、浮かべることで衝撃から守るという「SPRIN-g PROTECT」システムを新たに導入しています。さらに、ムーブメントには軽量化に成功したCal.32115が使われており、万が一大きな衝撃を受けても損傷しにくい工夫がされている点も魅力です。

そのほかの部品にも航空宇宙分野で使われることの多い、ハイテクアルミニウムという軽量かつ高剛性の素材を採用しているので、とにかくタフな腕時計を求めている人に向いているでしょう。

パイロット・ウォッチ・クロノグラフ 41(Ref.IW388101)

パイロットウォッチらしいギア感を感じられるモデルです。文字盤に備え付けられたいくつものカウンターがコックピットの機器を連想させ、男心をくすぐります。また、ビッグ・パイロット・ウォッチ 43にも搭載されている「EasX-CHANGE」システムによって、ストラップの付け替えも容易です。

ムーブメントには、自社製のCal.69385を採用しており、パワーリザーブは普段使いとしては十分な約46時間、正確な時を刻むために大切な振動数は28,800振動/時を誇ります。ケースバックはシースルー仕様になっていて、IWCが誇る技術の数々を鑑賞できる点も魅力です。

ビッグ・パイロット・ウォッチ・パーペチュアル・カレンダー(Ref.IW503605)

世界三大複雑機構に数えられるパーペチュアル・カレンダーを搭載したモデルです。1980年代にIWCの時計技師としてパーペチュアル・カレンダーの設計に携わったクルト・クラウス氏にゆかりのあるアイテムとして開発されました。

搭載されているCal.52615は、もともとクルト・クラウス氏が開発した操作が簡単で高い精度を誇るムーブメントに現代的な機能を加えたもので、優れた実用性を有しています。IWCの歴史や伝統を感じたい人におすすめのアイテムです。

ビッグ・パイロット・ウォッチ・トップガン “モハーヴェ・デザート”(Ref.IW506003)

上品さとワイルドさを兼ね備えたミリタリーテイストあふれるモデルです。ペラトン自動巻き機構を搭載するCal.52110のパワーリザーブ時間は、驚きの168時間となっています。

アメリカ海軍最大規模の施設のあるモハーヴェ砂漠からインスピレーションを受けたカラーは、マットな風合いを出す外装部と相まって独特な魅力を醸し出しており、人気があります。セラミック製のケースは、さまざまな素材の硬度測定に採用されているビッカース硬度測定でダイヤモンドに次ぐ高い評価を得ています。日常使いはもちろん、アウトドアなどのシーンでも楽しむことができるでしょう。

ビッグ・パイロット・ウォッチ・パーペチュアル・カレンダー・トップガン “モハーヴェ・デザート”(Ref.IW503004)

ここまで紹介してきた5つのモデルのよい部分を合わせたようなアイテムです。その名のとおり、パーペチュアル・カレンダーが搭載されているほか、パワーリザーブ時間は7日間(168時間)あります。また、裏蓋はシースルーバックとなっており、Cal.52615を含めた機構の数々を眺められる仕様です。

ミリタリーテイストなサンドカラーは、手元をワイルドかつクールに飾ってくれることでしょう。

IWCのパイロットウォッチは不動の人気モデル!

さまざまな人気アイテムのあるIWCですが、そのなかでもパイロットウォッチは不動の人気モデルとして時計愛好家から支持されています。

もしIWCのパイロットウォッチの売却を検討されているなら、創業60年以上を誇り、買取ノウハウが豊富なロデオドライブにぜひお任せください。リアルタイムで買取価格がわかる「無料LINE査定」や品物を送るだけで簡単に査定できる「宅配買取」をご用意しています。パイロットウォッチは買取強化中なので、ぜひお問合せください。

簡単査定で買取価格をチェック

ブランド買取が初めての方におすすめ



今月のキャンペーン