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COLUMNコラム

エルメス

2023.02.16 (最終更新日2024.01.24)

機能的で美しいヴィクトリアの種類や特徴とは。おすすめ5選も紹介！

世界中の人々を魅了するエルメスのバッグで人気を集めるのは、有名なバーキンやケリーだけではありません。この記事で紹介する「ヴィクトリア」も美しく実用的なことで人気を集めています。

一見するとシンプルなバッグで、ブランド通の人でなければエルメスとは分からないかもしれません。しかしシンプルだからこそ、デザインや質感などあらゆる部分に品質が表れます。この記事では、機能的で美しいヴィクトリアを解説します。

1 エルメスヴィクトリアとは
- 1.1 大別すると2種類ある
2 エルメスヴィクトリアの特徴
3 エルメスヴィクトリアのサイズ展開
4 きのこからできたヴィクトリア？
5 おすすめのヴィクトリア5選
6 大人気のヴィクトリア

エルメスヴィクトリアとは

ヴィクトリアは、エルメスが2007年に発表したボストン型のシンプルなバッグです。ボストン型はエルメスのバッグではあまり見かけないシルエットですが、本体と持ち手が絶妙なバランスでデザインされており、エレガントな雰囲気を醸し出しています。

ファスナー部分にパドロック（南京錠）が施されている点やサイズ展開が豊富な点も特徴です。シンプルなのでさまざまなシーンやファッションに取り入れやすく、サイズやカラーによってはコーディネートのアクセントとしても楽しめます。

大別すると2種類ある

ヴィクトリアは、大きく分けて2種類あります。ひとつはボストン型の「ヴィクトリアエラン」です。普段使いはもちろん、旅行用のバッグとしても使用できるタイプで、サイズも豊富に展開されています。

もうひとつのタイプは「ヴィクトリアカバス」です。こちらはトートバッグのようなシルエットのバッグで、カジュアルなスタイルに合わせるほか、サブバッグとしても使用しやすいデザインとなっています。

ヴィクトリアエランは横長の長方形、ヴィクトリアカバスは縦長の長方形と、それぞれシルエットや印象が異なります。

エルメスヴィクトリアの特徴

エルメスヴィクトリアの特徴は、「収納力」「軽さ」「防犯面」の3つです。シンプルなデザインでファッションに取り入れやすいだけでなく、実用性の高さも魅力です。ここからは、ヴィクトリアの実用性の高さを裏付ける特徴を詳しくチェックしてみましょう。

収納力がある

ヴィクトリアの特徴としてまず挙げられるのは、収納力の高さです。

ボストン型のヴィクトリアは、一見すると荷物はそれほど入らないような印象を受けるかもしれません。しかしマチがしっかりあるため、どのサイズも見た目以上の収納力を持っています。

また、たくさんの荷物を収納できるバッグは、必要なものをスムーズに探して取り出せるかどうかも大きなポイントです。ヴィクトリアはどちらも開口部分が広いデザインとなっており、荷物を出し入れしたり、たくさんの荷物の中から必要なものを探したりする際も便利です。

他のレザーバッグより軽い

ヴィクトリアはレザーを使用していますが、レザーを使用しているのは外側のみで内側は布地を使用しています。そのため見た目はレザーバッグでありながら、同等サイズのレザーバッグと比較しても軽いことが特徴です。

一般的にレザーを使用しているバッグは重たくなりがちで、サイズが大きくなるほど荷物はたくさん入る
けれど重たくて使いづらい、という問題が発生するケースが少なくありません。

軽量化を実現したヴィクトリアは荷物を入れても持ち歩きやすく、まさに日常使いにもぴったりなバッグです。

パドロック（南京錠）付き

ボストン型のヴィクトリアエランにはオリジナルデザインのパドロックも付いています。

開口部分にファスナーが付いているだけでも荷物の盗難や紛失の面で安心できますが、パドロックが付いていることで安心感はさらにアップします。ビジネスや旅行など、大切な荷物を収納して持ち歩くシーンでも使いやすいでしょう。

またパドロックは防犯面だけでなく、シンプルなバッグのアクセントにもなっており、デザイン性の部分でも一役買っています。

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エルメスヴィクトリアのサイズ展開

バッグを選ぶ際は、使いやすさや手に持ったときのサイズ感も重要なポイントです。ヴィクトリアはさまざまなサイズが展開されており、基本的にどれも大きめに設計されています。ここからはヴィクトリアの中でも代表的なサイズを4種類紹介します。

ヴィクトリア2

「ヴィクトリア2」とヴィクトリアの違いは公式で明確に発表されているわけではないものの、付属品や内側の設計が異なるといわれています。ヴィクトリア2の付属品はカデナのみで内側にはファスナー付きのポケットが施されています。

ヴィクトリア2の中でもオーソドックスなサイズは「ヴィクトリア2 35」です。サイズは横幅約35cm×高さ約23cm×奥行約15cmで、長い持ち手が肩に掛けやすく日常使いにぴったりなサイズです。

ヴィクトリア35

「ヴィクトリア35」はカデナとネームタグが付属されており、内ポケットにはチャックが施されていません。サイズはヴィクトリア2の35とほぼ同じで、横幅約35cm×高さ約24cm×奥行約15cmです。

ヴィクトリアの中では一番小さなサイズですが、A4サイズの書類も入ります。マチがあるため手帳やポーチなどもゆとりを持って収納でき、肩掛けもできるためビジネスバッグとして使用してもよいでしょう。普段あまり荷物を持ち歩かない人であれば、1泊程度の旅行にも使用できます。

ヴィクトリアエラン38

「ヴィクトリアエラン38」は、横幅約38cm×高さ約20cm×奥行約9cmとスリムな横長シルエットです。奥行は35サイズより狭いものの幅は広めに設計されており、収納力はしっかりあります。

こちらも持ち手が長く、肩に掛けて使用しやすいデザインです。スマートフォンや長財布、手帳、ポーチなど普段持ち歩く荷物は一通り入ります。スリムなシルエットで主張しすぎない存在感なので、少し派手なカラーを選べばコーディネートのアクセントになります。

ヴィクトリア43

「ヴィクトリア43」は横幅約43cm×高さ28cm×奥行21cmと、ヴィクトリアの中でも大きめのサイズです。横幅も奥行きもたっぷりあり、雑誌やペットボトルなどもしっかり収納できます。

抜群の収納力で旅行用バッグとしても使用できますし、男性が持っても違和感のないサイズ感です。またスマートフォンや長財布、手帳といった必需品、ペットボトルなどあると便利なものを入れてもゆとりがあるため、スポーツや趣味で使用するアイテムを持ち歩くバッグとしてもおすすめです。

きのこからできたヴィクトリア？

エルメスが2021-22の秋冬向け展示会で発表したヴィクトリアは、マチの部分にきのこを原料とした素材「シルヴァニア」が採用されています。シルヴァニアはエルメスと、アメリカのスタートアップ企業の「MYCOWORKS（マイコワークス）」が提携して開発した素材です。

きのこの菌糸体から作られたシルヴァニアは、エルメスのなめし工房で「ファインマイセリウム」という技術を用いて仕上げをしています。ヴィクトリアに使用されているシルヴァニアは、柔らかくて独特のツヤがあり、美しい琥珀色をしているのが特徴です。動物由来ではない点や、環境への負荷が少ない点でも注目されています。