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2023.12.12 (最終更新日2024.03.18)

金貨の価値はどのように決まる? 価値の決まり方や金貨の種類まで徹底解説!

昨今の金の高騰を受け、持っている金貨を売却したい方や、これから金貨を購入したいという方も多いかもしれません。金貨は金で作られているため、投資として購入されるケースも多くあります。しかし金貨にはさまざまな種類があり、それぞれ価値は異なるため、どのように売買したらいいのか迷ってしまうかもしれません。

ここでは、金貨の価値の決まり方や価値の変化、金貨の種類などを解説します。金貨に興味のある方は、ぜひ参考にしてください。

金貨の価値の決まり方とは?

金貨の購入や売却を検討する際に気になるのが、金貨の価値がどのように決められるかです。金貨の価値は、主に以下の2点によって決められます。

  • 金相場の推移
  • 骨董的価値や希少価値

ここでは、それぞれのポイントを解説します。

金相場の推移

金貨は金で作られているため、金相場が上昇するとその分価値が高まり、高く売ることができます。金貨の素材である金は、1g単位で取引価格が決まっています。そのため、金貨は含まれている金の含有用によって、価値が変動するという仕組みです。
地金型金貨と呼ばれる投資用の金貨の場合には、金相場の推移が金貨の価値を決める重要なポイントになります。

例えば、金が10g含まれている金貨があるとしましょう。金相場が1g当たり5,000円だった場合の金貨の価値は50,000円となります。また金相場が1gあたり7,000円であれば70,000円の価値が付くというように、金相場によって金自体の価値は大きく変わります。

骨董的価値や希少価値

投資目的で発行された地金型金貨ではなく、コレクターアイテムとしての価値がある収集型金貨もあります。収集型金貨としては記念金貨が挙げられ、例えばオリンピックなどの大きなイベントの際に発行される金貨がその一つです。
記念金貨はイベントを記念して作られるもので、枚数が限定されており入手しにくく、後に希少価値が高まることがあります。

また枚数限定で特に人気のある金貨や装飾に優れている金貨などは、骨董的価値もプラスされるため、金相場の額面よりも高い金額で取引されるケースも多いようです。

金貨の種類は大きく分けて3種類

金貨と一口にいってもいくつかの種類があり、その価値はそれぞれ異なります。金貨の種類は大きく分けて以下の3種類です。

  • 地金型金貨
  • 収集型金貨
  • 通貨型金貨

ここでは、地金型金貨・収集型金貨・通貨型金貨の特徴と、それぞれの種類で発行されている主な金貨について解説します。

金投資に最適! 地金型金貨

地金型金貨とは、投資用として発行されている金貨です。地金型金貨の特徴は、額面が金としての価値よりも低く設定されていることです。また、販売価格は時価となっており、金の時価相当分に上乗せ分(プレミアム)を加算した金額で売買されています、プレミアムの額は、含まれる金の純度や流通コストなどによって決まります。

地金型金貨は各国の造幣局によって鋳造されており、金の重量などを政府が保障しているため、信頼性が高いことも大きな特徴です。買取価格は基本的に地金価格に左右されますが、金貨に傷がなく再販可能であれば、基本的にはプレミアム分も含めて買い取ってもらえます。

以下では、現在発行されている地金型金貨を8種類紹介します。

【24金】メイプルリーフ金貨

  • 発行元:カナダ
  • 発行年:1979年
  • 金品位:K24(純度99.99%)

メイプルリーフ金貨は、カナダ王室造幣局が毎年発行している地金型金貨です。地金型金貨の中でも知名度が高く、世界一の流通量を誇っています。コインの表面にはエリザベス2世の横顔、裏面にはカナダの象徴でもあるサトウカエデの葉が彫られています。世界的な信頼性も高いため、投資目的として所持する金貨として非常に人気です。

【24金】バッファロー金貨

  • 発行元:アメリカ
  • 発行年:2006年
  • 金品位:K24(純度99.99%)

バッファロー金貨は、2006年にアメリカで初めて発行された24金の地金型金貨です。それまでアメリカで発行される金貨としてはイーグル金貨が主流でしたが、純金ではないため信用性に欠けていました。
そこで、新しく発行されたのが24金のバッファロー金貨です。表には先住民のインディアンが、裏面にはアメリカバイソン(バッファロー)がデザインされています。

【24金】カンガルー金貨

  • 発行元:オーストラリア
  • 発行年:1986年
  • 金品位:K24(純度99.99%)

カンガルー金貨は、西オーストラリア州政府公営・パース造幣局が発行している地金型金貨です。コインの表にはエリザベス2世の肖像、裏面にはカンガルーが彫られています。カンガルーのデザインが毎年異なるという特徴があるため、コレクターアイテムとしても人気があります。

リリース当初は「ナゲット金貨」という金塊がデザインされた金貨でしたが、その後図柄をカンガルーに変更しそのまま現在に至ります。今でも海外ではカンガルー金貨のことを「ナゲット金貨」と呼ぶ場合があるようです。

【24金】ウィーン金貨

  • 発行元:オーストリア
  • 発行年:1989年
  • 金品位:K24(純度99.99%)

ウィーン金貨はオーストリア造幣局が毎年発行している地金型金貨です。音楽の都として有名なウィーンを象徴するデザインとなっており、コインの表にはパイプオルガン、裏にはビオラ・バイオリン・ハープ・ファゴット・ウィーンホルンといった管楽器が彫られています。
ウィーン金貨は非常に人気のある金貨で、メイプルリーフ金貨・カンガルー金貨とともに世界三大金貨とも呼ばれています。

【24金】パンダ金貨

  • 発行元:中国
  • 発行年:1982年
  • 金品位:K24(純度99.9%以上)

パンダ金貨は、中国で発行されている地金型金貨です。その名前のとおり、表にはジャイアントパンダがデザインされており、裏には北京のシンボルである北京天壇が彫られています。カンガルー金貨同様に、表面のジャイアントパンダのデザインが毎年異なるため、デザイン目的で収集する方もいます。

現在は主に1oz・1/2oz・1/4oz・1/10oz・1/20ozの5種類が流通していますが、1㎏の大きなものや、1/25ozの小さなものも存在します。

【22金】イーグル金貨

  • 発行元:アメリカ
  • 発行年:1986年
  • 金品位:K22(純度91.67%)

イーグル金貨はアメリカで発行されている地金型金貨です。表面にはアメリカを象徴する自由の女神が、裏面にはイーグル(鷲)がデザインされています。
イーグル金貨の金品位はK22となっており、銅が割金として使われています。そのため、耐摩耗性が高く傷付きにくいのが特徴です。傷付かないか不安、耐久性の高い金貨が欲しいという場合にはイーグル金貨が向いているでしょう。

【22金】【24金】ブリタニア金貨

  • 発行元:イギリス
  • 発行年:1987年
  • 金品位:K22(純度91. 67%)、K24(純度99.99%)

ブリタニア金貨はイギリス王立造幣局によって発行されている地金型金貨です。表側にはエリザベス2世の横顔が、裏側にはイギリスを擬人化したといわれているブリタニア女神が彫られています。
ブリタニア金貨は毎年デザインが変わるため、コレクターアイテムとしても人気です。金品位は2013年以前のものはK22相当、2013年以降はK24相当に変更されています。

【22金】クルーガーランド金貨

  • 発行元:南アフリカ共和国
  • 発行年:1967年
  • 金品位:K22(純度91.67%)

クルーガーランド金貨は、南アフリカ共和国によって発行されている地金型金貨です。1967年発行と古い歴史があり、地金型金貨が日本に広まったきっかけとしても知られています。

コインの表にはかつて南アフリカに存在したトランスヴァール共和国の大統領ポール・クルーガーの肖像、裏には「スプリングボック」というアフリカに生息する動物が彫られています。

コレクター要素のある収集型通貨

収集型金貨とは、記念金貨として発行されるコレクション性の高い金貨のことです。地金型金貨との大きな違いとしては、発行部数が挙げられます。
地金型金貨は投資用として発行されるため多くの金貨が発行されますが、記念金貨は国家的なイベントや記念行事などを記念して発行されるため、発行数は多くありません。そのため、プレミアムが付き、額面よりも高い金額で取引されるケースが多いようです。

以下では、代表的な収集型金貨を2つ紹介します。

ウルトラハイレリーフ金貨

  • 発行元:アメリカ
  • 発行年:2009年
  • 金品位:K24(純度99.99%)

ウルトラハイレリーフ金貨は、アメリカによって発行された収集型金貨です。1907年に発行された「ダブルイーグル金貨」の復刻版であり、2009年の1年間しか生産されていないワンイヤータイプの金貨であるため、非常に希少価値の高い金貨として知られています。
原版のデザインをできる限り再現しており、発行枚数も非常に限られていることから、取引の際には高い価格が付くとされています。

中国十二支金貨

  • 発行元:中国
  • 発行年:1981年
  • 金品位:K24(純度99.99%)、K22(純度91.67%)

中国十二支金貨は、中国で発行されている記念金貨です。現在でも発行されており、毎年デザインが変わるという特徴があります。この金貨の大きな特徴は、コインの形です。一般的なコインの形である円形だけではなく、花形や扇形、長方形などさまざまな形があります。
額面も幅が広く、10,000元(日本円で約15万円)のものも用意されています。独特な形や毎年変わるデザイン、発行枚数の少なさなどから希少性が高く、コレクターアイテムとして人気です。

日本でも発行! 通貨型金貨

通貨型金貨とは、地金価格よりも額面が高く設定されている珍しい金貨です。通貨型金貨は記念金貨として発行されるもので、通貨としても使うことができます。世界的にも珍しい金貨で、日本では以下の2種類が有名です。

  • 天皇陛下御在位60年記念10万円金貨(1986年・1987年発行)
  • 天皇陛下御即位記念10万円金貨(1990年発行)

天皇陛下御在位60年記念10万円金貨は、昭和天皇の在位60年を記念して作られたもので、日本で初めて発行された記念金貨です。天皇陛下御即位記念10万円金貨は、現在の上皇陛下が即位された記念として発行されました。

金相場が高騰している近年では、額面以上の価格で取引されるケースも多いようです。特に天皇陛下御即位記念10万円金貨は発行枚数が少ないため、プレミアムが付く場合もあります。

魅力的な金貨の世界

金貨には多くの種類があります。投資用や収集用など、目的によって価値の決まり方も異なるため、金貨を選ぶ際には目的に応じた種類を選ぶといいでしょう。

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