COLUMNコラム
カルティエの人気バッグとは?レディース・メンズ・廃番品に分けて徹底解説!
高級ジュエリーや時計で有名なカルティエですが、卓越した職人技と上質な素材で作られるバッグも人気があります。
この記事では、カルティエのバッグについて、その特徴や人気の理由、そして人気のあるバッグの種類を詳しく解説します。カルティエのバッグに興味のある方は、ぜひチェックしてみてください。(※この記事の内容は2023年2月時点のものです)
目次
カルティエのバッグの特徴と人気の理由は?
カルティエといえば、3連リングのトリニティやLOVEブレスなどのシリーズを思い浮かべる人も多いでしょう。しかし、実はバッグをはじめとした革製品にも名品が数多くあります。卓越したデザインと上品で洗練された印象のバッグは、少し大人でエレガントなレディたちにぴったりです。
また、ミドルエイジの男性の中にもカルティエの有名なメンズバッグシリーズであるマストドゥカルティエを愛用している人が多くいます。
では、カルティエのバッグは具体的にどのような点が愛されているのでしょうか。
一流ブランドならではの高品質さ
カルティエはフランス発祥のブランドですが、日本でも知らない人はいないといっていいほど有名な高級ブランドです。一流ブランドゆえに、バッグなどの革製品においても、ブランドの名に恥じない高品質な素材を用い、素晴らしい技術で商品を作っています。
デザインにおいても、あえてブランドを主張し過ぎない点がさらに上質感を感じさせます。カルティエの頭文字である「C」を2つ重ねた2Cロゴ(ドゥーブルC)も、カルティエならではのクラシカルで端正な雰囲気を感じさせるデザインです。
ステータス性の高いイメージ
創業から170年以上の歴史を持つカルティエは、ハイジュエラーとしてヨーロッパの権力者たちから愛されてきました。その顧客には、皇帝ナポレオン3世も名を連ねていたほどです。
1900年代に入るとその人気はさらに広まり、英国王エドワード7世やスペイン王アルフォンス13世の御用達ブランドとしても発展していきました。エドワード7世に「Jeweller of kings, King of jewellers 王の宝石商であり、宝石商の王」と言わしめるなど、カルティエのステータスは王様のお墨付きなのです。
最近ではイギリスのウィリアム皇太子がキャサリン妃にカルティエの時計を贈ったという逸話もあり、カルティエは「本物を知っている人」が使っている憧れのブランドというイメージがさらに浸透しました。
使いやすい点も評判が良い
カルティエのバッグは、使いやすさや機能面でも優秀です。まず、シンプルで飽きのこないデザインなので、さまざまなシーンで使えます。また上質で汚れや傷にも強い素材が多く使われているため、長く使えることも特徴です。購入したバッグを母娘で使う人もいるほどです。
サイズ展開も豊富なので、自分の目的に合った大きさを選べる点も便利です。バッグによってはシーンに応じて表情を変えることができる点も長く愛用できる理由の一つとなっています。
エレガントなコーディネートにしたいときはハンドル持ちで、カジュアルにしたいときは付属のショルダーストラップを取り付けるなど、アレンジが可能です。
カルティエの人気バッグ(レディース編)
カルティエでは1920年ころからバッグ製作が行われていました。当時、ジュエラーがバッグを作るという試みは珍しいことでしたが、当主であるルイ・カルティエはチャレンジ精神旺盛な人でした。
1973年に誕生した「マスト ドゥ カルティエ」シリーズで人気が爆発。その後もさまざまな人気作を世に送り出し、2018年には、ジュエリーボックスから着想した「ガーランド ドゥ カルティエ」を発売してカルティエファンの心をつかんでいます。
続いては、現在展開されているカルティエのバッグのなかから人気のレディースバッグのラインナップをチェックしていきましょう。
パンテール ドゥ カルティエ
「パンテール」とは、フランス語で豹(ヒョウ)のことです。パンテールは、カルティエのブランドアイコンとして、さまざまな商品に用いられています。動物を採用していながら、カルティエらしくシンプルかつ上品に仕上げられている人気のモチーフです。
このパンテールシリーズのバッグには、ヒョウのしなやかなボディをカルティエの頭文字であるCの形にデザインした金具や、ヒョウの顔を正面からとらえた金具がフラップ部分に付けられています。それはまさに、カルティエの真骨頂であるジュエリーとレザーの融合にほかなりません。
パンテール ドゥ カルティエのバッグは、カルティエのブランドコンセプトを楽しむのにぴったりです。
「パンテール」とは、カルティエを支えたデザイナーの女性の愛称に由来しています。そのデザイナーの名は、ジャンヌ・トゥーサン。彼女の愛称が「パンテール」だったことから、カルティエにはパンテールをモチーフにした作品が数多く生まれたのです。
ドゥーブルC ドゥ カルティエ
「ドゥーブルC」とは、2つのCということ。つまり、カルティエの頭文字であるCを2つ重ねたデザインです。そのロゴマークをフィーチャーしたのがこのドゥーブルCコレクションです。
Cの文字をエッジィにデザインし周囲を縁取ったデザインは、「これぞ、カルティエ」といわんばかりのシンプルさです。ソリッドなスムースレザーとフォルムの美しさで、限りない上質感を醸し出しています。さらに、ショルダーストラップはレザーとチェーンがあり、それぞれ印象が全く異なります。
カルティエの人気バッグ(メンズ編)
カルティエはメンズバッグも人気です。革製品で人気のラインでも、スタート当初からメンズのブリーフケースなども作られていて、歴史もあります。1973年に発表されたマストシリーズでは、他にも数多くのメンズ商品が発売されました。続いては、そのマストシリーズについて詳しくご紹介します。
マスト ドゥ カルティエ
カルティエのバッグのラインナップにおいて、メンズはほぼ「マスト ドゥ カルティエ」に統一されています。「マスト ドゥ カルティエ」の「マスト」は「must」で「~しなければならない」という意味を表す英語の助動詞です。
つまり、カルティエのマストシリーズは、「持たなければならない」「必携の」といった意味が込められた商品なのです。
発売当初からメンズの商品も多く、ビジネスバッグもサイズや種類が数多く展開されていました。ゴルフバッグやセカンドバッグ、ダイアリーカバー、パスポートケースなど、さまざまな商品が販売されていたこともマストラインの特徴です。
現在でもメンズのショルダーストラップ付きブリーフケースや、シンプルを極めたブラックのアタッシュケースなどが展開されています。
カルティエの人気バッグ(生産終了品編)
カルティエには、現在店舗やオンラインショップで販売されているモデルだけではなく、生産を終了したモデルにも根強いファンがいます。ブランド品の中古販売店やアンティークショップなどでも、さまざまな人気バッグが扱われています。
ここからはすでに生産終了している商品の中からカルティエの人気バッグを紹介しますので、チェックしてみてください。
マルチェロ ドゥ カルティエ
2007年に発表された人気コレクションが「マルチェロ ドゥ カルティエ」です。かっちりとした印象のバッグが多いカルティエの商品の中で、どちらかというと柔らかくふっくらとした表情を持つバッグです。素材には、パイソンやクロコダイル、レッドディアスキン、カーフベロアなど貴重なものが使われています。
マルチェロ ドゥ カルティエの縫製には、伝統的な職人技が生かされています。バッグの真ん中には存在感たっぷりの2Cロゴがパンチングされており、角部には特徴的なオープンワーク(穴をあけたデザイン)と繊細なステッチがほどこされています。
ハッピーバースデー
シンプルで上品なイメージの強いカルティエのレザー製品において、「ハッピーバースデー」はかわいさのエッセンスも取り入れたコレクションです。
ハッピーバースデーは、1997年にカルティエ生誕150周年記念として作られました。上質なカーフレザーに大小さまざまなサイズの2Cロゴをあしらっているのが、ハッピーバースデーの基本デザインです。
ハッピーバースデーコレクションのバッグにはスクエア型のトートバッグやショルダーバッグなどがあります。カルティエの象徴的なカラーであるボルドーやブラック、ベージュなど、どのようなシーンでも使いやすいカラーリングで展開されています。
ジャンヌ トゥーサン
2014年に発表されたジャンヌ トゥーサンは、先にもお伝えしたカルティエの革命的なデザイナー、ジャンヌ・トゥーサンの名を冠したバッグです。実はジャンヌはただのデザイナーではなく、3代目ルイ・カルティエと深い縁のある女性でした。
ルイ・カルティエは、あるときパリでバッグを作っていたジャンヌ・トゥーサンと出会いました。ルイは彼女の才能を買い、カルティエのスタッフとして雇い入れます。2人はプライベートでは恋人同士の関係となりました。愛し合っていた2人でしたが、身分の違いが原因で結婚することは叶いませんでした。
しかし、その後もジャンヌはカルティエのために働き続けます。もともとはバッグの製作をしていたジャンヌでしたが、ジュエリーデザインの責任者としてセンスをいかんなく発揮し、カルティエの発展に貢献しました。
その後、カルティエでジャンヌの愛称であった「パンテール」シリーズの製品が多数作られたことからも、ジャンヌがいかにカルティエに影響を与えた人物であったかが分かります。
カルティエのバッグは名品ぞろい
長い歴史があり、王室御用達ブランドとして確固たるステータスを築いているのがカルティエです。ジュエリーだけではなく、バッグも上品かつ洗練されたデザインで人気が高いので、中古市場でも需要が多くあります。
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