COLUMNコラム
ウブロのクラシックフュージョンとは?歴史や種類、特徴などをまとめました
ウブロはさまざまなコレクションを発表していますが、中でもクラシックフュージョンは歴史の古いコレクションとして有名です。クラシックフュージョンにはどのような特徴があるのでしょうか。
この記事では、ウブロのクラシックフュージョンの歴史や種類、詳しい特徴などを解説します。クラシックフュージョンのおすすめモデルも紹介するため、ぜひ参考にしてください。
目次
ウブロのクラシックフュージョンとは?
ウブロは1979年に創設された時計メゾンです。イタリアの時計宝飾グループの創業家一族に生まれたカルロ・クロッコにより創業されました。当時としては業界初の試みとなるゴールドケースとラバーストラップを組み合わせた時計を発表し、時計業界に新しい風を巻き起こしました。
クラシックフュージョンとは、クラシックとフュージョンを組み合わせた言葉です。詳しくは後述しますが、クラシックフュージョンの前身モデルである「クラシック」のデザインと現代風のスポーティーさを融合させたコレクションとなっています。
ウブロのクラシックフュージョンの歴史
前述した通り、1979年にウブロが創設されてその翌年にクラシックフュージョンの前身となる「クラシック」が発表されました。船の小窓である舷窓をイメージしたケースと、ベゼルの12カ所にビス留めされた斬新なデザイン、当時は珍しかったステンレススティールケースやラバーベルトを採用した革新的な時計でした。
ウブロ創業初期に発表された初代クラシックのデザインを継承しつつ、現代によみがえったのがクラシックフュージョンです。2008年にフュージョン(融合)というコンセプトを加えて発表されました。
クラシックフュージョンの誕生には、ジャン-クロード・ビバー氏が大きく関わっています。ジャン-クロード・ヒバー氏の詳細については、後述するためそちらを参考にしてください。
クラシックフュージョンの立役者、ジャン-クロード・ビバーとは
ジャン-クロード・ビバーは、1949年9月にルクセンブルクに生まれました。HEC(高等商業専門学校)修了後に時計製造の聖地とも呼ばれているジュウ渓谷のル・ブランシュに移り住みます。
1975年、ジャン-クロード・ビバーは高級腕時計ブランドであるオーデマ・ピゲで販売・マーケティング業務に携わります。
その後1980年にオメガでゴールド製品のプロダクトマネージャーに就任、1982年に休眠状態にあったブランパンの名義を買い取ってブランドを復活、1992年にはオメガに戻りブランドの再興を図るなど精力的に活動しています。
2003年末にはウブロの指揮を執ることになりCEOに就任、「The Art of Fusion(融合の技術)」を新しいコンセプトとして打ち立てて、就任からわずか1年でウブロの代表的な腕時計であるビッグバンを送り出すなど偉業を成し遂げています。
ウブロのクラシックフュージョンの種類
ウブロのクラシックフュージョンには、さまざまな種類があります。ここからは、2023年5月現在で展開されているクラシックフュージョンの種類について解説していきます。
3針モデル(全107モデル)
3針モデルとは、時針・分針・秒針を持つ時計のことです。もっともスタンダードなモデルで、どの時計ブランドでもラインナップされています。シンプルで飽きのこないデザインのため、長く使えます。
スタンダードなモデルなのでフォーマルはもちろんカジュアルにも合わせやすく、どのようなシーンでも使いやすいモデルだといえるでしょう。クラシックフュージョンは3針モデルがもっとも多く、全107モデルを展開しています。
クロノグラフモデル(全54モデル)
クロノグラフモデルとは、クロノグラフが搭載されたモデルです。クロノグラフとは「クロノス(時計)と「グラフ(記録する)」という単語を組み合わせて作られた言葉で、簡単にいえばストップウォッチが付いた時計のことです。クロノグラフを操作するためのプッシュボタンと、経過時間を計るための積算計が搭載されています。
クロノグラフモデルは人気が高く、クラシックフュージョンでも全54モデルと多くのモデルを展開しています。
ムーンフェイズモデル(全7モデル)
ムーンフェイズモデルは、ムーンフェイズが搭載されたモデルです。ムーンフェイズとは月の満ち欠けが分かる機能のことで、月相を文字盤上に表現します。月相とは地球から見た時の月の形のことです。ディスクには2つの月が描かれており、新月から次の新月までを29.5日で表し、59日で一巡するというシステムが一般的です。
クラシックフュージョンでもムーンフェイズモデルは展開していますが、全7モデルと他のモデルよりモデル数は少なめとなっています。
オーリンスキーモデル(全20モデル)
オーリンスキーモデルとは、オーリンスキーとのコラボモデルです。オーリンスキーとは現代アーティストのリチャード・オーリンスキーのことで、ウブロとオーリンスキーは2017年からコラボしています。
「アートと時計製造のフュージョン(融合)」をコンセプトとしており、ウブロの技術とオーリンスキーの斬新な作風をうまく融合させ、単なる腕時計ではなくアートオブジェとしての価値も生み出しました。
オーリンスキーモデルは全20モデルと、モデル数も豊富です。
パートナーシップモデル(全13モデル)
パートナーシップモデルとは、さまざまな企業や団体とのパートナーシップを結び作成されたモデルです。現行品はUEFAヨーロッパリーグとのパートナーシップモデルが販売されています。
これまでにもウブロは多くの著名人ともパートナーシップを結んでおり、特にスポーツ界とのつながりが強いです。ウサイン・ボルトやペレ、FIFAなどさまざまな競技のアスリートや企業、団体とパートナーシップを結び限定モデルなどを販売してきました。
クラシックフュージョンの特徴とは?
クラシックフュージョンにはどのような特徴があるのでしょうか。クラシックフュージョンの特徴は「シンプルなデザイン」と「バリエーションの豊富さ」です。ここでは、それぞれの特徴について詳しく解説します。
シンプルなデザイン
ウブロのクラシックフュージョンは、シンプルなデザインが特徴です。ウブロらしさを持ちながら、薄型でエレガントな印象があります。そのため、落ち着いた大人の時計としても人気です。
クラシックフュージョンは、ウブロの初期モデルであるクラシックのデザインを踏襲しています。ドレッシーかつシンプルなデザインは飽きがこないため、長い期間愛用しやすいという点も人気の理由でしょう。すっきりとした見た目をしているため、カジュアルだけでなくビジネスシーンでも使いやすくなっています。
バリエーションが豊富
クラッシックフュージョンはバリエーションの豊富さも魅力の1つです。前述したように、現行モデルを見ても3針モデルが107モデル、クロノグラフが54モデル、ムーンフェイズが7モデル、オーリンスキーが20モデル、パートナーシップが13モデルと、合計で201ものモデルが展開されています。
それぞれのモデルによって特徴や搭載されている機能、デザイン性などが異なります。すっきりとしたシンプルさを求めるなら3針モデル、シンプルさの中にも機械的な要素を取り入れたいならクロノグラフモデルというように、自分の好みに応じてモデルを選べます。
アエロフュージョンとは
クラシックフュージョンでは、発売以来さまざまな派生モデルを生み出しています。その中の1つが、「アエロフュージョン」です。アエロとは「空気、空中」といった意味を持つラテン語です。アエロフュージョンはその名の通り、文字盤がスケルトン化されており、空気が通り抜けるかのようなデザインです。
クラシックフュージョンはシンプルでエレガントな正統派の時計ですが、アエロフュージョンはエレガントさや高級感を受け継ぎながらも個性的で、インパクトのあるデザインとなっており、ウブロらしさを体現しています。
クラシックフュージョンのおすすめモデル3選
クラシックフュージョンにはさまざまなモデルがあるため、どのモデルが自分に合っているか分からないという人も多いでしょう。ここでは、クラシックフュージョンのおすすめモデルを3つ紹介します。
クラシックフュージョン(Ref.521.NX.7170.LR)
Ref.521.NX.7170.LRは、クラシックフュージョンのクロノグラフモデルです。ケースにはポリッシュ&サテン仕上げが施されたチタニウムを採用しており、スタイリッシュで洗練された雰囲気があります。文字盤はブルーで、チタニウムのシルバーとのコントラストが美しい時計です。
ストラップにはブルーラバーアリゲーターを採用しており、アリゲーター柄が個性を引き立たせています。落ち着いた佇まいながら、ウブロらしさが光る印象的な時計となっています。こちらは生産終了品です。
クラシックフュージョン(Ref.511.NX.8970.LR)
Ref.511.NX.8970.LRは、クラシックフュージョンの3針モデルです。シンプルなデザインですっきりとしたフェイスが大人の落ち着きを表現しています。
ケースはサテン&ポリッシュ仕上げが施されたチタニウムを採用しています。文字盤はグリーンですが、落ち着きのある深みのあるグリーンのためビジネスシーンにもなじむでしょう。
ストラップはグリーンアリゲーターとブラックラバーを合わせたもので、個性的なアリゲーター柄とラバーの扱いやすさを備えています。こちらの商品は生産終了品です。
クラシックフュージョン アエロフュージョン(Ref. 525.NX.0170.LR.1704)
Ref. 525.NX.0170.LR.1704は、アエロフュージョンのクロノグラフモデルです。文字盤がスケルトン化されており、ムーブメントが前面からでも観賞できる造りになっています。ケースにはチタンを採用しており、ベゼル部分にダイヤモンドをふんだんにあしらったゴージャスなデザインです。
文字盤・ストラップはブラックで、ダイヤモンドの輝きを引き立てます。メカニカルさとゴージャス感を上手く融合させており、フォーマルシーンでも活躍します。こちらの商品は生産終了品です。
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クラシックフュージョンは、ビッグバンとは違った魅力
ウブロのクラシックフュージョンは、シンプルかつ洗練された大人の時計です。スタンダードな3針モデルやクロノグラフもでるなど、さまざまなバリエーションがあるため、自分好みのモデルを探しやすくなっています。
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