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COLUMN

2023.08.22 (最終更新日2024.02.21)

ホワイトゴールドとは?特徴や注意点、プラチナやシルバーとの違いまで解説。

アクセサリーにはプラチナやシルバー、ゴールドなど多くの素材がありますが、その中でもホワイトゴールドは美しいシルバーカラーで人気がある素材です。しかし、そもそもホワイトゴールドはどのようなものか知らない人もいるかもしれません。

この記事では、ホワイトゴールドの特徴や取り扱う上での注意点、プラチナやシルバーとの違いを解説します。

ホワイト ゴールドとは

ホワイトゴールドは、純金とニッケル系またはパラジウム系の金属を合わせた合金です。金の純度によって、24金・22金・18金・14金・10金などに分類されます。
24金は99.99%の純粋な金で、18金は75%、14金は58.5%、10金は42%というように、値が小さくなるほど金の含有量が少なくなります。それぞれK18(18K)やK10(10K)と表記されることもあります。

ホワイトゴールドのうち現在日本で多く流通しているのは、K18とK10です。K10の方がパラジウムなどの金属が多く含まれているため、ゴールドの色味が薄く、白く輝くような色合いになります。

本来のホワイトゴールドはシャンパンゴールドのような白さですが、大抵はロジウムコーティングをすることでシルバーカラーに仕上げています。

ホワイト ゴールドの特徴

ホワイトゴールドにはどのような特徴があるのでしょうか。ホワイトゴールドの特徴は大きく分けて「美しいシルバーカラー」「耐久性が高い」「手が届きやすい価格」の3つです。ここでは、それぞれの特徴について詳しく解説します。

美しいシルバーカラー

ホワイトゴールドの大きな特徴の一つに、美しく光るシルバーカラーが挙げられます。落ち着いた色味のため、イエローゴールドやピンクゴールドなどの華やかな色味に抵抗があるという人でも合わせやすく、カジュアルファッションにも合わせやすいカラーとなっています。

また、シルバーカラーではありますが、銀の配合量が多いと暗めでクールな印象に、パラジウムの配合が多いと明るく輝くような色味になります。特に金の純度が低く、シルバーやパラジウムなどの割金の配合が多い10金では、その違いが分かりやすいでしょう。

耐久性が高い

ホワイトゴールドは耐久性が高く傷つきにくいため、結婚指輪などでずっと身につけておきたいという場合にもよいでしょう。さらに、ホワイトゴールドはプラチナなどよりも軽く、長く身につけていても負担を感じにくいという特徴もあります。

手が届きやすい価格

ホワイトゴールドは金と他の金属を混ぜた合金であるため、供給量が少なく希少性の高いプラチナよりは安価です。同じようなデザインや見た目であっても、ホワイトゴールドのジュエリーは比較的購入しやすい価格なので、プラチナを購入するまでの予算はない、手ごろな価格で美しいジュエリーを手に入れたいという場合にも向いています。

ホワイトゴールドの注意点

ホワイトゴールドには多くの魅力がありますが、注意したいポイントもあります。特に重要なのは、「金属アレルギーリスク」と「変色する可能性」の2点です。ここでは、それぞれの注意点を詳しく解説します。

金属アレルギーリスク

肌が敏感な人や金属アレルギーがある人は、ホワイトゴールドを身につけることでアレルギー反応が起こる可能性があるため、注意しましょう。金属アレルギーとは、金属が汗などに反応して起こるアレルギー反応で、腫れやかゆみ、赤みなどの症状が出るものです。

ホワイトゴールドには金属アレルギーの原因として考えられているニッケルやパラジウムのなどの金属が含まれている可能性があるため、金属アレルギーのリスクがあります。
このうちニッケルに関しては、現在ではジュエリーに使用されることが少なくなってきましたが、ヴィンテージジュエリーや、譲り受けたジュエリーには使用されている可能性があります。

変色する可能性

ホワイトゴールドは使用し続けることで、変色する可能性があります。詳しくは後述しますが、ホワイトゴールドのジュエリーには、ロジウムコーティングがされていることがほとんどです。
このロジウムコーティングは、ジュエリーを長く使用しているうちに剥がれ落ちてしまいます。それにより本来のシャンパンゴールドカラーの色味が現れることで、変色したように感じられるかもしれません。

また、ロジウムコーティングがはがれた後に、本来のホワイトゴールド部分が変色してしまう可能性も考えられます。基本的には金の純度が下がるほど変色リスクが高まるため、K18よりもK10の方が変色リスクは高いといえます。
ホワイトゴールドは割金に銀を使用していることがあるため、着用したまま温泉に入ることで硫黄や硫化ナトリウムと銀が反応し、黒くなったりくすんだりすることもあります。

ホワイト ゴールドのロジウムメッキとは?

ほとんどのホワイトゴールドジュエリーには、ロジウムメッキがなされています。ロジウムメッキとは、ロジウムという金属によるメッキ加工のことで、「ロジウムコーティング」や「プラチナ仕上げ」とも呼ばれます。ロジウムメッキ加工を施すことにより、ホワイトゴールドをより美しく見せられるのです。

ロジウムとは華やかな白い光沢が特徴の、プラチナ族の金属です。耐食性や耐摩耗性に優れており、変色しない性質があります。そのため、宝飾品のメッキ加工によく使われている金属です。

メッキというとネガティブイメージを持つ人もいるかもしれません。しかし、ロジウムメッキには見た目を美しくしてアレルギーリスクを軽減する効果があります。ただし、メッキ加工のため、長く使用していくうちにメッキがはがれてしまいます。
特に、指輪やブレスレットなどの場合は着用時にぶつけたり擦れたりするケースもあり、取り扱いに注意が必要です。ネックレスなど、摩擦のリスクがないものは比較的メッキが長持ちしやすいでしょう。

ロジウムメッキの再メッキが必要なことも

ロジウムメッキがはがれた場合、素材がK18かK10かでも違いますが、下から本来のホワイトゴールドが現れます。本来のホワイトゴールドはゴールドとシルバーの中間色なので、はがれ方によっては黄ばんでいるようにも、ムラになっているように感じられるかもしれません。

この場合は再メッキをすることで、元の色味に戻すことが可能です。再メッキの価格は店によって異なります。手ごろな価格で再メッキしてくれる店舗もあるため、調べてみるとよいでしょう。

ほかのシルバーカラーの金属との違い

シルバーカラーの金属はホワイトゴールドだけではありません。他のシルバーカラーの金属としては、プラチナとシルバーが挙げられます。特に、プラチナは和名だと「白金」と記載されるため紛らわしく、ホワイトゴールドと混同してしまう人もいるかもしれません。
しかし、ホワイトゴールドとプラチナ、シルバーにはそれぞれ異なる特徴があります。

ここでは、ホワイトゴールドとその他のシルバーカラーの金属との違いについて解説します。

プラチナとの違い

プラチナは高級ジュエリーとして高い人気を誇っている素材です。ホワイトゴールド同様に美しい白っぽい銀色をしています。しかし、プラチナの方が落ち着いた色味で、よりエレガントさを感じさせます。控えめな輝きは気品を感じさせるだけでなく、大人っぽさを感じさせるでしょう。

また、プラチナは変色しにくい素材のため、長く使用していても美しい色合いを保ってくれます。

プラチナは希少価値の高い金属であるため、ホワイトゴールドやシルバーと比較するともっとも高価です。また、純度の高いプラチナはアレルギーの原因になる割金の使用量が少ないため、アレルギーリスクが低減します。金属アレルギーがある場合は、プラチナも選択肢の一つとして考えてみましょう。

シルバーとの違い

シルバーは、3つのシルバーカラーの金属の中でもっとも白に近い色をしており、明るい色合いが特徴です。光沢がある美しい白色は、派手過ぎず肌にしっくりと馴染みます。また、金属光沢をもっとも感じられるため、クールな印象もあります。

シルバーはホワイトゴールドやプラチナと比べても強度が弱いため、普段使いしている中で傷ついたり変形したりする可能性があるため注意が必要です。
また、変色も起きやすくなっています。酸化はしにくい金属ですが硫化が起こるため、温泉などにシルバーアクセサリーを着けたまま入ると、硫化して黒く変色してしまうので注意しましょう。

ただし、シルバーはほかのシルバーカラーの金属よりも手ごろな価格です。また、プラチナや金に次いでアレルギーの原因となりにくい金属でもあるため、金属アレルギーがある人でも身につけやすい金属です。

ホワイト ゴールドのメンテナンス方法

ホワイトゴールドはきちんとお手入れすることで、長く美しい輝きを保つことができます。まず、日常のお手入れ方法としては、着用後に専用クロスで汚れを拭き取りましょう。ジュエリーには汗や皮脂が付きやすいため、着用後は専用クロスで汚れを拭き取ることが重要です。
目の粗いクロスや専用クロス以外で拭き取ると傷が付き、メッキがはがれることもあるため、必ず柔らかいクロスや専用クロスを使い、皮脂や汗などの汚れを軽く拭き取る程度で済ませます。

定期的にクリーニングすることも効果的です。クリーニング方法は以下のとおりです。

1.ぬるま湯と中性洗剤を1:1で混ぜたものに5分ほど漬ける
2.しっかりとすすぐ
3.柔らかい布で水気を拭き取る

くすみや汚れが気になる場合には、専門のクリーニング業者や宝石店などに依頼する方法もあります。

ホワイトゴールドは美しい輝き

ホワイトゴールドは美しい輝きがあり、耐久性も高くプラチナよりも購入しやすい価格である点が魅力です。ただし、変色やメッキがはがれる可能性があるため、長く美しさを保つためには日常的にお手入れをしましょう。

ロデオドライブでは、ホワイトゴールドを使った製品を多く取り扱っています。ジュエリーの販売だけでなく買取も行っているので、使わなくなったジュエリーを売却したい、お得にホワイトゴールドのジュエリーを手に入れたいという場合は、ぜひご利用ください。

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