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COLUMN

2021.01.20 (最終更新日2021.09.14)

カルティエの時計はなぜ人気?人気の理由・モデルも解説

カルティエはティファニー、ハリー・ウィンストン、ブルガリ、ヴァンクリーフ&アーペルなどと並んで、世界5大ジュエラーとしての地位を築きあげています。
皆さんは、カルティエこそ、懐中時計から腕時計への移り変わる時代の立役者だったという事実をご存知でしょうか?</p>

この記事では世界的に高い評価を受けている時計ブランドとしてのカルティエの歴史や人気モデルなどについて紹介していきます。

カルティエの人気を歴史から振り返る

カルティエは世界屈指の宝飾ブランドですが、それと同時に腕時計の先駆者としても世界に名をはせるブランドです。そこで、まずは宝飾ブランドとしてのカルティエの歴史を振り返り、続いて腕時計ブランドとしての過去からの流れについて紹介していきます。

カルティエが世界で初めて生み出したといわれる腕時計の『サントス』はどのようにして誕生したのでしょうか。

皇后ウジェニーが愛用し名声はヨーロッパ全土に

カルティエは、1847年に宝石細工師ルイ=フランソワ・カルティエが創業した歴史ある高級宝飾ブランドです。最初に店舗を構えた場所は現在のパリ2区にあたるヌーヴ・デ・プティ・シャン通り5番地で、周囲に上流階級の貴族が多く住んでいたことから、高級な宝飾品を扱うカルティエの経営は当初から順調でした。

しかし、1859年にナポレオン3世が行ったパリ大改革によって貴族以外の人々も着飾るようになったことに目を付けたカルティエは、オペラ座に近いパリ2区イタリアン大通り9番地に店舗を移設します。
店舗の移設によってさらに売り上げは増加し、ついには評判を聞いたナポレオン3世の皇后ウジェニーからの注文を受けるまでになりました。王族からも高い評価を得たカルティエの評判は瞬く間にヨーロッパ全土へ広がり、高級ブランドとしての地位を確立していったのです。

その後、3代目のルイ・カルティエが経営に参画すると、ライターやシガレットケースなどの男性向けのアクセサリー開発や時計製造といった新しいジャンルを開拓していき、さらにブランドとして飛躍を遂げます。

1909年にはニューヨークのマンハッタン区5番街にニューヨーク支店を開設し、アメリカへの進出を成し遂げました。1900年代中盤にかけては、二度の世界大戦により経営が難しい時期もありましたが、大きな問題もなく順調にブランドとしての地位を向上させていきます。
戦後になると日本では1964年に原宿に初めてのブティックが誕生し、その洗練されたデザインで多くの日本人を魅了して人気ブランドの仲間入りを果たしました。

世界で初めて腕時計を制作

カルティエが世界で初めての腕時計を製作したといわれているのは、1904年です。その当時は時計というとポケットなどに入れて持ち運ぶタイプの懐中時計が主流でした。腕時計を開発するきっかけとなったのは、ブラジルの富豪で3代目ルイ・カルティエの友人である飛行家のアルベルト・サントス=デュモンからの依頼です。

デュモンは飛行機を操縦する際に操縦桿を握ったまま時間を確認できる時計が欲しいという注文を出しました。懐中時計だと時間を確認するたびにポケットなどから取り出さねばならず、飛行機の操縦には不便だったからです。

この注文を受けたルイ・カルティエは、苦心の末に腕に巻き付けられるレザーストラップのついた時計を開発してプレゼントします。その腕時計の出来がよかったことからデュモンに承諾を得たのち、同型モデルを1911年に『サントス』として一般販売を開始したのです。このサントスが世界で初めて量産された腕時計であるといわれています。

カルティエが人気の理由

カルティエはジュエリーブランドとして世界的な名声を得る過程で、思わぬところから腕時計の製造に着手しました。しかし、それから100年以上が経過した現代でも変わらず、腕時計界を引っ張る存在であり続けています。カルティエが腕時計ブランドのトップランナーとして輝き続けられる理由には何があるのでしょうか。

時計制作の確かな技術

カルティエはもともとジェリーブランドとして世界中からデザイン性の高さを評価されていました。しかし、腕時計はデザインだけでなく機能性も重要です。その点においてカルティエは時計製作でも高い技術力を有しているのが特徴です。

20世紀のカルティエは、時計の心臓部にあたるムーブメントにヨーロッパで広く使われているETA製のエボーシュを採用していました。ところが、それに満足することなく自社製のムーブメント開発を目指して2001年に『カルティエ マニュファクチュール』を設立し、設計・開発・製造に力を入れるようになります。

8年後の2009年からは時計の本場スイスに時計専門の自社工房を設立するまでになり、翌2010年にはついに自社開発ムーブメントの『Cal.1904 MC』を発表しました。
カルティエの新機構の発表はその後も続き、2011年にはトゥールビヨンに代わる『ロトンド ドゥ カルティエ アストロレギュレーター』、2015年には約1,200ガウスの耐磁性能を誇り、シリコン製の脱進機を採用した『Cal.1847 MC』を発表します。

時計製作において大切なデザイン性と機能性の両方で高い評価を得るカルティエだからこそ、長年にわたって愛好家から親しまれているのです。

アールデコ・スタイルの先駆け

カルティエの腕時計を語るうえで欠かせないのが、ブランドを代表するコレクションの『タンク』です。タンクの爆発的な大ヒットを支えたのが、それまでになかった「アールデコ・スタイル」の採用でした。
ヨーロッパでは、タンクが発売される前の1900年代初頭は動物や花から影響を受けてデザインする「アールヌーヴォー・スタイル」がトレンドになっていました。

しかし、カルティエはアールヌーヴォー・スタイルからの早期脱却を目指し、新しいデザインの確立を画策します。その結果生まれたのが、ガーランドと呼ばれる花網模様を進化させたアールデコ・スタイルです。曲線的で華やかなアールヌーヴォーと違い、直線的でシンプルさを感じさせるタンクは、それまでにないデザインとして注目を集めました。

カルティエは新しいデザインを作っていくトレンドリーダーとしての側面を持ち、いつの時代でも多くの人から注目されています。

セレブからの寵愛

カルティエがどれほどの名門ブランドであるかを理解できる言葉として有名なのが、イギリス国王のエドワード7世が残したとされる「カルティエは宝石商の王であるがゆえに、王の宝石商である」です。
その言葉どおり、カルティエは創業間もない時期から多くの王侯貴族や著名人に愛されてきました。特に腕時計におけるカルティエを代表するコレクションのタンクには「タンキスト」と呼ばれる愛好家がいるほど、熱狂的に支持されています。

タンキストのなかには、映画俳優として世界的な知名度を誇るアラン・ドロンやその名を冠したブランドが有名なファッションデザイナーのイヴ・サンローランが含まれます。そのほかにも、元アメリカ大統領の妻であるジャクリーン・ケネディ・オナシス、アメリカの女性シンガーソングライターのパティ・スミスなど名前を上げればきりがありません。

現代でもハリウッド俳優のアン・ハサウェイやジョニー・デップ、ファッションモデルのミランダ・カーなど世界中のセレブが愛用しており、カルティエのアイテムを身に着けることがステータスの高さに結びついています。

人気の高いカルティエのモデル5選

カルティエには、多くの人気モデルが存在します。この章では、カルティエを代表する腕時計を5つ紹介していきます。

タンク

タンクはカルティエを代表するコレクションであり、カルティエの腕時計についてあまり詳しくなくても知っている人がいるぐらい最もポピュラーなモデルです。モチーフになったのはその名のとおり戦車で、1917年に第一次世界大戦が終結したことがからインスピレーションを得ています。
当時、戦車は第一次世界大戦で初めて実戦投入され、早期の終戦に結びつけた平和の象徴的存在でした。

戦車のイメージをもとに作られたタンクはデザインに戦車の轍をイメージするスクエア型のフォルムを採用しているのが特徴です。1919年に発売が開始されると、それまでになかった重厚感あるデザインが瞬く間に人気となり、大ヒットを記録します。
シンプルでありながらエレガントさもあわせ持つタンクは、発売開始から100年以上が経過した現代でも、変わらず人気コレクションであり続けるロングセラーです。

パシャ

カルティエが発売しているコレクションのなかでもタンクと並ぶ名作といわれているのが『パシャ』です。パシャは20世紀初頭に、3代目のルイ・カルティエがモロッコの太守(パシャ)だったエル・ジャウイ公から「泳ぎながら身に着けられる時計が欲しい」という要望を受けたことがきっかけで製作されました。パシャの特徴といえば防水機能が施されたリューズプロテクターと風防ガラスを覆うグリッドですが、それらは開発当初から備わっていた機能です。

1985年にはこの時計を原型として、「強さに惹かれる男性に向けて」というコンセプトのもとに『パシャドゥカルティエ』を発表します。発売当初はコンセプトどおりメンズラインが中心でしたが、現在では愛らしいラウンド型のデザインを用いたレディースをメインで展開しているコレクションになります。

バロンブルー

バロンブルーはフランス語で「青い風船」を意味する言葉です。2007年にコレクションに追加されたバロンブルーはその言葉どおり、丸みのあるケースデザインやリューズガードが特徴で、モチーフの風船をしっかり意識して作られています。また、リューズに採用されている青いカボションもデザインのアクセントとなっており、オシャレ可愛さを引き立たせているのも魅力です。

カルティエの腕時計はタンクやサントスのように角ばったデザインが多いですが、このバロンブルーはそれらのイメージを一新するようなフェミニンさを感じられるコレクションとなっています。可愛らしさのなかにも大人らしさを感じられるバロンブルーは、多くの女性から支持されているコレクションです。

サントス

サントスは上述したように、3代目のルイ・カルティエがブラジルの飛行家であるアルベルト・サントス=デュモンの要望を受けて製造した腕時計です。世界初の腕時計については諸説ありますが、このサントスが最初なのではないかといわれています。

デザインはタンクと同じようなスクエア型が採用されていますが、特徴的なのはケースやブレスレット部分に配置されたビスです。このビスは飛行機を操縦するデュモンのために、飛行機のパーツをつなぐネジをモチーフにしたといわれています。決して派手さはありませんが、シンプルで誰からも好かれるデザインのサントスはモデルチェンジを続けながら現代でも多くの愛好家から高い評価を得ています。

カリブル

カリブルは2010年に発売が開始された、カルティエとして唯一のメンズ専用コレクションです。カリブルの特徴はなんといっても、オシャレな文字盤でしょう。カルティエらしいオシャレなローマンインデックスを用いた文字盤は、クラシカルでありながらもモダンな印象を与えるデザインです。

カリブルという名前は腕時計の重要な部品のひとつである『キャリバー』を指しています。実はカリブルには本格的なマニュファクチュールブランドを目指しているカルティエが自社製作したキャリバーが搭載されており、それが名前の由来です。力強さとスタイリッシュさの両方を感じられるカリブルは高級スポーツウォッチを探している男性にもおすすめできるモデルになっています。

ジュエリーでも腕時計でも人気のあるブランド

カルティエはいうまでもなく、世界的なジュエリーブランドでたくさんの人々から支持されています。しかし、ジュエリー以外に腕時計も多くのコレクションを発表しており、それが市場でも高く評価されているのも事実です。ご自宅にカルティエの腕時計を所有している人で、売却を検討している方は是非ロデオドライブで査定してみてください。

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